アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」観てますか?
今回はいよいよ最終回ということで、学校に立てこもった荒ぶる乙女どもが大暴れするお話です。
文芸部の乙女どもをしっかりと目に焼き付けておきましょう。
立てこもり? どうぞどうぞの教師ども
ミロ先生を人質に勢いのまま立てこもったのはいいものの、明日は土曜日、ということでそうそうに引き上げてしまう教師どもにはただただ呆れるばかりだった。
文芸部の説得のためだけに曾根崎と天城の二人を呼び出すのもどうかと思うし、朝マックで解決しようとする浅はかさも文芸部を舐めすぎでしょう。
結局のところ、文芸部員たちがミロ先生に危害を加えるなんて、誰も心配してないんでしょうね。
文芸部員達を信じてるのか、ミロ先生の人権がゼロに等しいのか…もちろん前者だと思うけど、後者だったらミロ先生かわいそう…ほんとうに富多先生と仲いいんだろうか?
だったら本郷、ワンチャンあるかも(ないか)
なんだかダチョウ倶楽部のコントを見せられてるような気分になった。
告白するなら今でしょ…いやダメでしょ
菅原氏もなかなか太い性格してますよね。
いくら泉が来るからといって、この機会を利用して告白してしまおうだなんて、なかなかの神経の持ち主だと思う。
もーちんが怒るのも無理はない…だけど、残念なことに菅原氏と和紗の間では話が通ってしまってるんですよね。
もーちんが止める気持ちもわかるけど、こればっかりは当人同士の問題ですから…とはいうものの、もーちんも菅原氏を狙っている1人として黙ってるわけにもいかない。
とんだ修羅場になったもんだなぁ…。
存在の薄かったもーちんがここまで激しい自己主張をしてくるとは…全然考えても見なかった。
とりあえずもーちん的にも今告白するのは「NO」ということで…でも残念ながら菅原氏の気持ちは泉へ伝わってしまった…ダメって言ったのに。
上半身と下半身…泉は勇者
泉…よくもまあみんながいる前で堂々とあんなことが言えたもんですよね。
突然の菅原氏の言葉に動揺していたのもあるんだろうけど、上半身と下半身の気持ちを口に出してしまうのはイクナイよ…イクナイ。
曾根崎と本郷の二人は激しく反応…和紗は思考停止…菅原氏はというと「まんざらでもない」。
まんざらでもないのか~。
泉、モテモテやな~。
というかあんな言葉を口にしてしまう泉は、もう間違いなく勇者ですよ。
忖度色鬼でターゲットロックオン
言葉ではなく、戦いたい和紗の気持ちを汲んだ結果、ミロ先生の発案により「色鬼」をすることになるんですけど、これがなかなか絶妙に機能してましたね。
鬼の心情を忖度した上で色を探さなければならない、ということで鬼本人も良くわからないような色を指定した上で、特定の相手にターゲットロックオンするという、とんでもルールなんですよ、これが。
遺恨たっぷりのように思えるルールの色鬼を通じて、これまで心の中で複雑に絡まっていたものが解けていく様子は、ミロ先生の意図を大きく上回る効果を発揮しているように思えました。
なんだかんだで、ミロ先生と本郷、菅原氏ともーちん、そして和紗と泉の関係性は確実に前進してましたからね。
曾根崎と天城については、もうほっといてもどうとでもなるから、正直どうでもいいと思った…もうアッチ側の人たちですから。
いっぽう発案者のミロ先生は、こんな状況の中においても、しっかりと顧問としての役割を果たしつつ、すでにいる主役たちのためにあえて脇役にまわるという見事な立ち回りを見せていましたね。
ある意味、この「色鬼」は文芸部にこそふさわしい遊戯なのかもしれない。
好き放題荒ぶった乙女ども
最後の最後に見事な荒ぶりを見せてましたね。
文芸部らしい力いっぱいの主張を大垂れ幕に表現する演出はかなり良かったと思います。
カラフルに染まった彼女達の寝顔が無邪気だったなぁ。
早朝にのんびりと様子を見に来る校長と教頭の無責任っぷりにはただただ呆れるばかりでしたが、いいように考えると生徒達のことを信じていた、といえなくもないのかも知れない…現実であれば絶対にありえない対応であることは間違いないけど。
その後、大学に進学した曾根崎の姿を見る限りでは、退学処分は撤回されたんでしょうね。
部長が本郷へと受け継がれた文芸部には新たな新入部員の姿も見られ、ミロ先生と富多先生は結婚することが決まったようでしたね。
本郷もその事実を受け入れ、余興を考えていたことから心の中で折り合いはついたのでしょう。
もーちんと菅原氏はすったもんだあったけど、その後もお友達として仲良くしているようだったので一安心。
和紗と泉の交際は順調に継続中…たぶんこのまま結婚するんだろうな。
それにしても、最後の最後…トンネルで「入った」はないでしょ(笑)
思わず吹いたわ…でもある意味この終わり方こそ、この作品にはふさわしいのかも。
最後の最後まで笑わせてくれてどうもありがとう。
まとめ
アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第12話(最終回)「乙女心のいろいろは」を視聴した感想について書きました。
いっときは菅原氏の反乱? によりどうなることかとハラハラしたもんですけど、結果的にはすべての登場人物達が収まるべきところにスッポリと収まる気持ちのいいエンディングとなっていましたね。
電車もトンネルに無事「入った」ことですし(笑)、彼女達にはもう面白おかしい未来しか待っていないような気がしてきた…もちろんそんなことはないんだろうけど。
「えすいばつ」というセンシティブなテーマを扱いつつも、グイグイと引き込む話の展開のうまさと、個々のキャラクターの魅力のおかげで、最後の最後まで楽しめる素晴らしい作品だったと思います。
願わくば後日談的なエピソードも作って欲しいものですね。
以上、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第12話(最終回)の感想でした!
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