アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」観てますか?
文芸部存続を賭けての顧問探しや、幼馴染泉少年の新たな受難など、今回の乙女どももいたるところで荒ぶってます。
文芸少女は本屋で荒ぶる
今回一番最初に荒ぶっていたのは、曾根崎り香と本郷ふた葉の文芸部の先輩ふたり。
さすが文芸部の先輩なだけあって、2人の会話は文学的な言いまわしが多く、その独特な空気感が妙にツボるものがあった。
大人たちとの来るべき戦いに備え、荒ぶる2人が「パーッと散財」するべく選んだ場所が書店というのもいかにも彼女達らしい。
ファッション雑誌を立ち読みして「えり香」のファッションチェックするり香のツッコミポイントがちょっと変…いやかなり変。
り香
い、いたずらフェアリー…!
それは夏の夜の夢なの!?
妖精王の月なの!?
はっきりなさい…!
いっぽう、ひと葉は、女子高生作家を謳い文句にした不本意なテロップの帯を見て、怒りゲージMAXになった結果、り香『グッド・バイ』、ひと葉『バッド・バイ』。
なんかいいな、このやりとり。
ひと葉が一足先に帰ったことで意を決したり香は、立ち読みしていたファッション雑誌持ってレジへ突撃。
雑誌カバーを却下されたあとのり香が最高に荒ぶってた。
り香
じゃあ! 袋! 二重にして!
おねがい!!!
エロ本買うでもあるまいし…。
でも、そんな必死なり香先輩、嫌いじゃないですよ。
作家魂
ひと葉は、不本意な帯の件で抗議の電話を入れるものの、担当編集からは「地に足がついてない」と評され、小説の一文を引用したからかいまで受けてしまう。
こればかりは「えすいばつ」の経験がないひと葉にとっては、どうしても想像力が及ばない領域。
痛いところを突かれぐうのねも出ないひと葉は、エロチャット相手のミロと「オフライン」で会うことを提案するんですね。
つまり「えすいばつ」してやろうやんけ。
自らの性的欲求からではなく、あくまでも作品のリアリティ追求のための「えすいばつ」。
ひと葉が悔し涙を流しながらキーボードを打つシーンがとても印象的でしたね。
ストイックさがヒシヒシと伝わってくるものがあります。
ひと葉の作家魂に完全に火がつきましたね。
菅原氏と泉くん
告白現場を盗撮された泉くんは、菅原氏に動画削除を要請。
しかし掴みどころがない菅原氏は、そんな泉をセンシティブな話題で翻弄した挙げ句、和紗のときと同じ質問を泉に投げかける。
意外と古風な男・泉は、女子がそんなことを考えるなんて、と驚きを隠せず、和紗のように質問に答えることはできなかった。
しかし、泉が中学時代の和紗の話を持ち出して心配する姿は素直に好感が持てた。
それにしてもたくみに話題をそらし、最終的には動画削除の件をウヤムヤにしてしまう菅原氏の話術には少し驚いた……これもまた文芸部の成果なのかな。
さりげなく和紗のことをアピールすることも忘れないあたり、菅原氏は本当に抜け目がない。
文芸部の顧問が決まらん
文芸部員たちは総力を上げて文芸部の顧問を引き受けてくれる教師を当たるも、誰も引き受けてくれる者はなし。
『こいつはないか…』(ひと葉)
と、静かに見限られる国語教師・山岸が少し気の毒だった。
教師にも部活選択の自由はある…らしいけど、そもそも顧問探しって生徒自身がしなきゃいけないものなのかな…。
校長サイドで調整できないのかね?(知らんけど)
教師からも生徒からも忌避される文芸部のみんなは悲嘆にくれるばかり。
来世は「ペンペン草」や「ヒメジョオン(便所草)」に生まれ変わりたいそうです。
たぶん、そういうとこだと思う。
この幼馴染、危険につき
和紗は、泉ママのミートローフの一件でふたたび泉の部屋に入ることになるんですね。
トラウマ寸前の和紗ちゃん、今度はアニメDVD(ほんとはブルーレイ)「となりのポポロ」を発見、しかし中身は…(察する)
このタイミングで帰宅する泉がほんとうに気の毒、というかこの和紗とかいう幼馴染、危険すぎる…!
しかも持って帰ってるし。
完全に自分を見失った和紗の行動は、また新たな悲劇を生み出そうとしている。
下着の色は上下揃える葉
いざ「えすいばつ」ということで、エロチャット相手「ミロ」さんとオフラインミーティングするため家を出ようとしたところ、ひと葉の姉が見ていたテレビで聞き捨てならぬ情報を入手した。
「上下違う下着だと萎える」だと…!?
ひと葉の今の下着は
- 上:青色
- 下:黄色
いっぽう、リビングでだらしなく横になっている姉のズボンからはみ出ているものは「青」。
『姉、パンツ脱いで』(ひと葉)
問答無用でパンツを強奪されるひと葉の姉が不憫でならなかった。(建前)
ひと葉、荒ぶりすぎやろ。
事案です。相手は国語のヤツです。
姉の青いパンツをはいて待ち合わせ現場へと向かうひと葉。
目印は花柄の服の男…一週間風呂に入っていないくらいならひと葉的にOKみたいです。
待ち合わせた先で見つけた花柄の男は、どこかで見たことがあるような…アイツか!(国語の!)
ひと葉アイはごまかせない。
花柄の福山潤山岸は逃げ出した。
逃げたところで顔割れてんのにな。
というか、これはもう完全に事案です。
国語教師・山岸、突然人生の岐路に立たされてしまいましたね。(合掌)
ひと葉が悪い顔してたな。
質問のしかた
あの泉をも変貌させる「えすいばつ」について、先人の知恵を借りるべく、和紗は両親に質問をします。
『わたしが産まれたときのこと、知りたいの』(和紗)
質問のしかた!
和紗が知りたいのは「産まれた時」のことではなく、「産まれるきっかけ」のほう。
もちろん、こんな質問で和紗の本当の意図が伝わるわけもなく。
両親は嬉しそうに「和紗誕生秘話」を語り、その夜には親子三人「川」の字で寝るという謎の着地…なんだコレ。
和紗はもっと文芸部員らしい質問のしかたを学ぶ必要がある。
ないないない♪アレがない♪
川の字・和紗が「アレ、返さないと」と苦悩するころ、泉は必死に「アレ」を探していた。
『気付いてませんように…』(和紗)
気づかないわけがない。
そして見つかるわけがない。
いくら探しても見つからないお宝ブルーレイ…心当たりを検索した結果、いそいそと帰る例の幼馴染の姿が1件ヒット。
声にならない声を上げ、ジタバタもがく泉が気の毒すぎて涙が出そう…笑うほうの。
新顧問をミロ
結局、新顧問は見つからずこのままでは廃部決定…というところで、ひと葉が連れてきたのは国語教師のミロ…じゃなくて山岸だった。
ひと葉の作家魂のたまものですね…一歩間違えれば事案の。
山岸が自分でまいた種でもあるけど。
しかし契約は成立した。
新顧問・ミロ就任のおかげで、文芸部は廃部を免れた。
新生・文芸部の新たなスタートですね。
ミロ先生はプロなんです
新顧問・ミロの前でも、いつもどおりセンシティブな文芸作品を朗読する文芸部員たち…これは新しい羞恥プレイなのか。
少し恥ずかしそうにする和紗、百々子は仕方ないとして、まったく動じることなく朗読するひと葉と、菅原氏は完全に平常運転だった。
り香は心ここにあらずといった印象。
新顧問ミロは意外にも動じる様子はなく、ひと葉に感想を求められたときには国語教師らしいプロフェッショナルな一面を見せるなど、文芸部との意外な親和性の高さをみせていた。
けれども「ミロ先生」命名時には激しく動揺してましたね。
社会的に死ぬ可能性があるから?
ミロ先生の今後が少し心配です。(ウソです)
り香反省…り香はえり香に変身を決意?
り香は、文芸部廃部はなんとか免れたものの、学校で文芸部が浮いてる原因は部長である自分の責任が大きいと反省。
そんな中、ほかの生徒から噂され、悔しがるり香が見たのは、ポスターのガラスに写った自分の姿だった。
『ちょっとえり香に似てるんじゃね?』(天城)
天城の言葉が忘れられないり香は、袋を二重にして買ったファッション雑誌を取り出すと、えり香のページを鋭く凝視。
文芸部のため、自分のため、り香はえり香に変身するのか?
強い子のミロだ
強請りで新顧問を強要したことを反省しているのか、ひと葉が素直に感謝すると、ミロ先生こと山岸は意外なことを口にする。
ミロ先生
君は知らないだろうけど
僕のハンドルネームは「ミロのヴィーナス」ではなく「強い子のミロ」からです
強い子のミロといえば、もちろんコレ↓↓ですよね。
「ミロ」は、誰しも一度は飲むであろう、世界中で愛されるベストセラー商品です。
山岸先生は、わざわざ名前の意味を訂正するほどに、この「ミロ」というハンドルネームに強いこだわりを持っているようです。
強い子のミロ…花柄シャツで事案寸前だった男のこだわり、少し気になります。(少し)
不法侵入する幼馴染のプロファイリングがあほ
幼馴染の家の留守を狙って不法侵入する幼馴染、和紗(高1)。
目的はエロDVD(ほんとはブルーレイ)の返却。
「痴漢モノ」というキーワードに少しひっかかりを感じた和紗は、幼馴染・泉のプロファイリング、スターティン。
この痴漢モノのタイトルは「通勤バスで終点までイカされて」。
泉は電車が好き。
その結果。
『泉…ほんと乗り物好きなんだなぁ』(和紗)
あほかっ!
一番好きな電車はえっちぃことで汚したくない…だったらバスで?
そんなわけあるか。
誤解してた…と誤解する和紗のひとり謝罪がマジで草。
『泉…素敵なDVDを選んだね』(和紗)
素敵なDVD!(爆笑)
『それ、ブルーレイ』(泉)
素敵なDVDじゃなくて、エロいブルーレイな。
不法侵入した挙げ句、的外れなプロファイリングをして、本人に見つかる幼馴染。
今回の第3話は事案が多すぎる。
バスガス爆発を10回
現行犯の和紗に対し、泉はいろいろハッキリさせようと、ハッキリと弁明する。
その弁明でハッキリしたことは、和紗はアレの対象ではありません、ということ。
これっぽっちも、ない…そんな衝撃的ハッキリに和紗、思わず涙、そして逃走。
階段で転げ落ちた2人の体は重なり合い、キスしたかに見えたけど、してなかった。
顔は超近かったけど。
慌てて飛び退いた泉に対し、和紗から謎の指令が飛び出す。
和紗
バス…
バスガス爆発って言って
10回言って…お願い
動揺しまくりの泉はバスをガス爆発させることができず、和紗はそのまま外へ出る。
和紗の言動は本当に意味がよくわからなくて不思議だわ…好きだけど。
そんな意味不明な終わり方で第3話は幕を下ろします。
まとめ
アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第3話「バスガス爆発」を視聴した感想について書きました。
今回もみなさん随分と荒ぶってましたけど、気がつくとひとりだけ荒ぶってない子がいましたね。
百々子ですね。
無害な小動物・もーちんは、今後荒ぶることがあるのか? 気になるところです。
個人的には文芸部部長の曾根崎り香の変身や、ひと葉とミロ先生の関係、そして和紗と泉の2人の距離感がどのように変化していくのか? 大変楽しみです。
もちろん、ミステリアスな菅原氏の存在も忘れてはいませんよ。
とにかく次週も楽しみです。
以上、アニメ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」第3話の感想でした!
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