2018年7月20日(金)公開の劇場版実写映画「BLEACH」を1日遅れですが観てきました!
つい先日には「BLEACH」作者の特別読切「BURN THE WITCH」が週刊少年ジャンプに掲載されましたよね!
別の映画を観に行ったとき(「空飛ぶタイヤ」「パンク侍、斬られて候」)に流れていた予告編を観て、「これは面白そう」と思ったのでさっそくムビチケを購入。
そして公開翌日である本日7月21日(土)に劇場版「BLEACH」を観てきた次第です!
そんな劇場版「BLEACH」の登場人物ごとの感想について書きましたので、気になる方は記事本文をチェックしてくださいね!
実写版「BLEACH」はどんな映画?
亡き母・真咲の思い出を胸に、高校生・黒崎一護は父親・一心と幼い妹ふたりと暮らしていた。幽霊が見えること以外は普通の生活だったが、自らを“死神”と名乗る少女・朽木ルキアが目の前に現れたことで、平和だった世界は突然壊れてしまう。
「虚〈ホロウ〉」と呼ばれる悪霊が一護の家族を襲い、助けに入ったルキアは瀕死の状態に。絶望的な状況下、彼女は最後の手段として、本来は人間に譲ってはいけない死神の力を一護に分け与える。起死回生、死神となって悪霊・虚〈ホロウ〉を退治した一護だが、ルキアは死神の力をほとんど失ってしまう。彼女は自身の力が回復するまで、一護のクラスメイトになりすまし、死神代行としての務めを迫るが、一護は頑なに拒み続けていた…。
ある日、同級生であり、死神に怨みを持つ滅却師〈クインシー〉一族の生き残りの石田雨竜が一護に勝負を仕掛け、大量の虚が空座町に現れる非常事態が発生!嫌々ながらも、虚退治を行う中、“力の譲渡”という掟を破ったルキアを罰するため、死神・阿散井恋次と朽木白哉も目の前に現れる…。ルキアを助ける条件は、最悪の虚グランドフィッシャーの討伐。
謎の商店主・浦原の予感が的中したのか、クラスメイトの織姫やチャドにも危険が迫る中、一護はルキアとともに虚退治の覚悟を決めるのだった。母を虚に殺された過去を背負って。ついにグランドフィッシャーと対峙することになった一護だったが、ルキアを追ってきた恋次と白哉も目の前に立ちはだかり、絶体絶命の窮地に立たされてしまうーー。
今となっては懐かしい死神代行編を、オリジナルのアレンジをほどこしているのがわかりますよね!
では、登場キャラクターをとおして、劇場版「BLEACH」の感想について書いていきましょう。
黒崎一護(福士蒼汰)
主人公の黒崎一護(くろさきいちご)を演じているのは若手俳優の福士蒼汰(ふくしそうた)。
配役の発表があったときには、何の違和感もなく思わず「納得」してしまいました。
そして実際に劇場でも拝見したわけなんですが、とにかくよく合ってました!
過去に出演した作品(「イン・ザ・ヒーロー」「無限の住人」)においても高い身体能力を活かした見事な殺陣を演じきっていましたが、今作は過去最高の殺陣となっていると思います。
また、グランドフィッシャーなどの虚(ホロウ)についてもCGの出来がほんとうにいいので、戦闘シーン全般においての見応えは海外映画にも引けをとらないといっても過言ではありません。
とにかく見事な「黒崎一護」っぷりでした!
朽木ルキア(杉咲花)
黒崎一護を助けようとして死神の力を一部分け与えるだけのつもりが、死神のすべての力を吸い取られてしまった死神・朽木ルキア。
今回の劇場版で朽木ルキアを演じたのは女優・杉咲花。
ドラマ「MOZU」や映画「無限の住人」、アニメ「メアリと魔女の花」では声優をつとめるなど、女優として確かな実力を持つ杉咲花さんですが、今作ではアクションも披露。
自身でも「ほぼ初心者」というほど剣を握ることからは程遠い状態だったそうですが、予告編でもそうでしたが、実際に劇場で鑑賞したところ、実際には素晴らしい殺陣を披露してくれました!
朽木ルキアになりきるため、原作コミックを何度も読み返し、木村拓哉には殺陣のアドバイスを受けるなどして、役に打ち込んだという杉咲花さん。
個人的には福士蒼汰にも勝るとも劣らない、とても素晴らしい演技だったと思います!
石田雨竜(吉沢亮)
死神とは対立関係にある滅却師(クインシー)一族の生き残りで、黒崎一護のクラスメートである石田雨竜。
一見クールに見えるが、死神に対するライバル心がとても強い、という友達にするには少し面倒くさいかもしれない石田雨竜を演じたのは俳優の吉沢亮さん。
石田雨竜が使う武器は大気中に偏在する霊子を押し固めて形成される弓矢なのですが、劇中で狙いをすませる様がとてもかっこよかったですね!
弓矢を得意とする石田雨竜ですが、演じている吉沢亮さんは実は剣道二段の実力者だったりもするんですよね!
他にもダンスやバスケを経験していることから、アクションシーンに関しても動きにキレがあって見ごたえがありました!
これは続編でも期待できそうです!
阿散井恋次(早乙女太一)
尸魂界(ソウルソサエティ)にある流魂街(ルコンガイ)でルキアとともに子供時代を過ごしてきた阿散井恋次(あばらいれんじ)を演じたのは俳優の早乙女太一さん。
正直なところ今作品を観るまでは早乙女太一さんのことは全く知らなかったのですが、一護と繰り広げるアクションシーンは文句なしの内容でした!
とにかく動きのキレがよく、ワイヤーアクションなどを使ったシーンなどでも見事な体捌きを披露していて、日本映画の中でも屈指の殺陣だったと思います。
登場したてのころは本当にただの悪役にしか見えないのですが、後半ではルキアの心配をしたり、一護のことを認める様子を見せるなど、実は阿散井恋次はなかなかのいいヤツだったりするので、もし続編が製作されたときには、早乙女太一さんの違った演技がみられるかもしれませんね。
朽木白哉(MIYAVI)
朽木ルキアの義理の兄、阿散井恋次の上司である最強の死神・朽木白哉(くちきびゃくや)。
掟を破った義理の妹である朽木ルキアを阿散井恋次に「殺せ」と命じるほどの厳格さを持ち、本心では何を思っているのかよくわからない、という難しい役どころを世界的なロックミュージシャンであるMIYAVIさんが演じています。
ビジュアルも極力原作に寄せ、朽木白哉ならではの佇まいと、一瞬垣間見せるキレの良い抜刀。
原作の雰囲気を大切に作り上げられた劇場版「朽木白哉」を見事に演じきっていましたよ!
もしも続編が製作されたら、黒崎一護 VS 朽木白哉 の完全決着が見られるかもしれませんね!
茶渡泰虎(小柳友)
中学時代からの親友で同じクラスメートでもある茶渡泰虎(さどやすとら)こと通称「チャド」。
鉄骨を背中で受け止めるほどの強靭な肉体を持つ大柄な優しい男・チャドを演じたのは俳優の小柳友(こやなぎゆう)さん。
俳優の道に進むために、かつて在籍していた「ONE OK ROCK」を離脱したという小柳友さんは、大柄なチャドを演じるのにふさわしい体格の持ち主でもあるんですよね。(身長187cm!)
できるだけ原作に寄せて仕上げたチャドの姿は、観ている人を納得させる確かな存在感を放っていましたよ!
今作では力を開花させることはありませんでしたが、その素質を少しだけ感じさせるシーンはあったので、続編に期待することにしましょう!
井上織姫(真野恵里菜)
黒崎一護のクラスメートで6枚の花弁を持つ花の形のヘアピンが特徴の美少女・井上織姫を演じるのは女優・真野恵里菜さん。
一護に好意を抱いている織姫は通称「織姫ビジョン」によって、一護のことがさらにかっこよく見えるという、少し変わった女の子なんです。
今作においては、突然現れた転校生・朽木ルキアと一護との関係がとても気になってしまい、ついつい様子を伺いに現れるなど、年相応の女子高生らしい行動が微笑ましくもありました。
一方、死神状態(人間には姿が見えない)の一護の気配を感じ取るなど、力の片鱗の一端を見せるシーンもあったことから、続編での活躍に期待できそうですね!
ただひとつ残念なのは「巨乳じゃないこと」(下品でスマン)。
黒崎一心(江口洋介)
黒崎一護の父・黒崎一心(くろさきいっしん)を演じたのはベテラン俳優の江口洋介。
原作ほどのおちゃらけキャラではなくなったものの、ちょっとした頼りなさと父親としての懐の深さを感じさせる存在感は劇場版でも健在です。
劇場版「BLEACH」は年齢層が全体的にかなり若めということもあるせいか、江口洋介のようなベテラン俳優が加わると、安心感が増しますね!
原作をすべて読破したという人は、劇場版で黒崎一心がどこまでの役割を果たすのかがとてっも気になるところだと思いますが、今作では残念ながらそこまでの出番はありませんでした。
個人的にただひとつ残念だったのは、原作においては娘の夏梨に「アホみたいな遺影」と言われる亡き妻・真咲の遺影が引き伸ばされただけのまともな写真だったことでしょうか。
浦原喜助(田辺誠一)
浦原商店店長である浦原喜助(うらはらきすけ)を演じたのは実力派俳優・田辺誠一(たなべせいいち)さん。
飄々とした掴みどころのないキャラクター性を持つ浦原喜助にぴったりの配役だといえますよね。
死神代行編では顔見せ程度にしか登場しませんが、BLEACHという作品においてはキーマンの一人でもあります。
ただひとつ残念なのは、浦原商店の愉快な店員たちが誰一人出てこなかったことでしょうか。
もし続編が作られたら、ぜひ登場させて欲しいな~。
まとめ
福士蒼汰主演の実写映画「BLEACH」について、登場人物ごとの感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
人によって評価は分かれるところでしょうが、原作においての大切なポイントは押さえていると思うので、私はとても楽しんで鑑賞することができました!
映像としての美しさや、アクションシーンのレベルの高さ、何よりも配役の良さが作品全体の完成度をより高めていたように感じました。
今作はタイトルにも「死神代行編」と謳っていることから、続編製作にも期待が持てそうですが、興行収入が悪ければどうなるかはわかりません。
ちょっとでも劇場版「BLEACH」が気になる、という方は思い切って劇場まで足を運んでみてはいかがでしょうか?
グランドフィッシャーの迫力は劇場の大スクリーンで観る価値が十分にありますからね!
というわけで実写版映画「BLEACH」おすすめですよ!
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