アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」観てますか?
アニメ「無職転生」は「小説家になろう」で2012年9月~2015年4月まで連載されていた人気小説をアニメ化した作品です。
異世界転生モノの草分け的作品で、今なお高い人気を誇る「無職転生」は、そのふざけたタイトルとは裏腹に、ガッチガチのハイファンタジーな内容となっており、質・量ともに他の追随を許さない不動の金字塔的存在でもあるんですよね。
個人的にもかなり好きな作品だったりします。
というわけで今回はアニメ「無職転生~異世界行ったら本気出す~」第1話「無職転生」の感想について書きますね~。
めっちゃ丁寧なキャラと世界に興奮!
アニメ「無職転生」めっちゃ丁寧に作られていますね。
「無職転生」は異世界転生ものの草分け的存在で、私は連載が終了してからその存在を知ることとなったのですが、とにかく質・量ともに非常に高い作品なんですよね。
ただ、内容にセンシティブな部分が多々あることから、映像化についてはあきらめていた部分もあったわけですが……今回晴れてアニメ化が実現。
とはいえ、異世界もののアニメ化作品は玉石混交なところもあって、必ずしもアニメ化がいい結果をもたらすとは限らない……。
「無職転生」は私がはじめて「なろう小説」を読むきっかけをくれた作品でもあるので、それなりに思い入れもあることから、今回のアニメ化はそれなりに期待していた部分もあるんですよね。
で、実際に1話目を見たところ……その丁寧な作りっぷりで冒頭からグイグイ引き込んでくれましたね。
小説ならばある程度自分のペースで読み進めていくことができるのですが、映像だとそうはいかない……特に序盤の展開は原作を忠実に再現しすぎるとテンポが悪くなりがち。
でもアニメ「無職転生」ではそのあたりを上手にピックアップして、たんたんとテンポよく見せてくれた。
主人公ルディを通じて、父と母、リーリャの様子も描かれているのですが、原作で「クスッ」と笑えたポイントについてはしっかりと押さえているので、見ていて安心感もある。
キャラクターも一人ひとり丁寧に描かれているし、個人的にはほどほどにリアル感を残したデフォルメがとにかく秀逸だと思う。
そして全体的に中世ヨーロッパを踏襲した世界観を丁寧に描いているのも好感が持てる……最近はハイブリッドな世界観を持った作品のほうが多いですからね。
「無職転生」の序盤は決して派手な展開があるわけではないんですけど、今回の1話目はそれでもグイグイと惹きつける魅力があったと思う。
ただ個人的には「盾の勇者の成り上がり」と同じように、初回から2話分くらいぶっこんで欲しかった……。
とはいえ、今回のアニメ「無職転生」は今季アニメの中で本命になりそうな予感がしますね。
この丁寧なクオリティ、頑張って維持してほしいですね。
センシティブはほどほどに
「無職転生」はまさに剣と魔法のファンタジー作品ではあるものの……主人公の特殊な性癖が全編に散りばめられており、なかなかにセンシティブな要素も強い作品でもあるんですよね。
なにせ主人公は元引きこもりの30代のおっさんですから。
ある意味ヒキニートのテンプレともいえる……。
そんなおっさんが前世の記憶そのままに異世界にて人生をやり直すわけですから、当然センシティブな思考が多々出てくる。
生まれた瞬間に母親のおっぱいに手を伸ばそうとし、ハイハイしだしてからはパンティーを頭にかぶり、その変態っぷりにメイドに警戒感を抱かせる。
とはいえ、主人公のルディはまだまだ幼い少年ということもあり、1話目ではまだまだおとなしめ。
代わりに父パウロが好色っぷりを発揮して、ルディが寝てる横でおっぱじめる。
また、母ゼニスも家中に響き渡るくらいの嬌声を上げまくるという……なかなかの家庭環境ですよね。
個人的にはこういう要素も含めて「無職転生」の魅力だと思っているので、できるだけアニメでも頑張ってほしいと思うところです。
でもセンシティブはほどほどになるでしょうね。
ルディの無詠唱な日々
ルディの魔法の修行シーン、好きなんですよね。
元冒険者の父と母を持つことから、ルディ自体ある程度スペック高めではあるんですけど……ルディをもっともチートたらしめるのは元30代ヒキニートの記憶なんですよね。
2度めの人生ということで、今度こそ「本気」で生きることを決意し、前世のゲームで得た「知識」を魔法修行にフル活用。
その結果、異世界の常識に囚われることなく、独自にトライ&エラーを重ねていく修行風景が、なんとも好ましく写るんですよね。
幼いうちからガンガンステータスを上げていく……まさにゲーマーならではの発想。
それを自分自身で実践できるんですから、魔力切れのしんどさも苦にならない。
その最たる成果が「魔法陣」にも「詠唱」にも頼らない「無詠唱」。
無詠唱でガンガン水を量産していく描写がテンポよく描かれていて楽しかった…。
そしてこの描写がこのあと出てくるロキシーでしっかり活かされるという。
ロキシー登場
なんとか1話目に登場させてくれましたね。
小柄、まな板、ロリフェイス……ルディの好みを直球ど真ん中でいく、ロキシー師匠。
若干のツンデレ要素を持つロキシーは、自身のボディに自信がなく、ルディの「小さい」発言に即反応。
また、ルディの両親の親バカっぷりを本人目の前にして聞こえるように毒を吐くなど、それなりにトゲも持っている。
ある意味、異世界に来てからもっとも異世界を感じさせるキャラクターでもある。
とはいえ、ロキシーは見た目とは裏腹に魔術師としての実力はしっかりと持っており、特にルディがまだ未習得の回復魔法も多少ながら扱える。
うっかりと母ゼニスの大切な木を追った際には、その回復魔法でいそいそと隠蔽作業を行っていた。
でも、そのあとルディに再破壊され、しっかりと怒られる羽目になっていましたが。
褒められると簡単にデレ、失敗するとすぐに落ち込む……そういった点もきっとルディ的にはポイント高かったんじゃないでしょうか。
ロキシーは個人的にも思い入れの強いキャラクターの一人で、「無職転生」の数ある登場人物の中でもかなり重要な役割を果たすキャラクターでもあるんですよね。
それがアニメで見られるというのですから……1話目はとにかくテンション上がりっぱなしでした。
まとめ
アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第1話「無職転生」を視聴した感想について書きました。
「無職転生」は異世界転生モノの作品としては、もっとも好きな作品の一つではあるものの……アニメ化に関しては他の後発の作品に先を越されていたこともあることから、正直なところ「どうなんだろう?」という疑問符のほうが強かったんですよね。
でもいざ蓋を開けてみれば……実に丁寧に作られていて、制作側の本気度が伝わってくるクオリティだったように思います。
また、今回はOP映像こそなかったものの、特殊エンディングで流れたOPテーマ「旅人の唄」が良かったですね~。
「無職転生」は登場人物盛りだくさんのハーレム的要素も強い作品だから、もっとにぎやかなテンポの曲を持ってくるのかと思いきや……郷愁ただよう民族的なメロディーにすっかり魅了されてしまいましたよ。
アニメ「無職転生」、期待以上の良さですね。
次回もとても楽しみです!
以上、アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第1話の感想でした!
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