アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」観てますか?
今回は神回。
ハイクオリティ作画で描かれる龍神との戦いに圧倒され、物語の核心の一旦についても語られテンション爆上がりですよ。
戦士エリス
エリスがついにルイジェルドから一人前の戦士として認めてもらっていましたね。
エリスとルイジェルドの訓練風景はこれまでもちょくちょくと描かれてきましたが、とりわけ今回の訓練描写は過去最高レベルだったんじゃないでしょうか。
エリスの技量の向上に伴い、訓練とはいえかなりの熱量がこもった剣戟内容となっており、個人的にはもうずっと見続けられるくらい中毒性が高かった。
また、その様子を眺めているルディの反応も上々で、それに釣られて見てるこちらも思わずテンションが上がってしまう。
毎度のことながらアニメ「無職転生」のアクションレベルは非常に高い、とつくづく感心させられる。
戦闘描写については今後も強者が続々と登場することから間違いなく今回の訓練を遥かに超える描写も出てくることでしょう。
とはいえ、今回の訓練描写にてエリスがルイジェルドから「一人の戦士」として認められたのはまた別の話とも思えるんですよね。
ルイジェルドは言葉を飾らない男……そんな人物から「戦士」として認められたエリスの様子は見てるこちらも嬉しくなってしまう。
そんな喜びに乗じていつもどおりセクハラしようとするルディは、ある意味このメンツの中では一番大物なのかもしれない。
デッドエンド vs 龍神オルステッド!
ターニングポイントは突然に……今回のターニングポイントは龍神オルステッドでしたね。
赤竜の下顎と呼ばれる山岳地帯にて、ルイジェルドとエリスはいち早くオルステッドの存在を感知……今まで見せたことがないような警戒っぷりを見せていた。
ルイジェルドが「動くな!」って一喝するとか、いかに相手が只者じゃないのか、非常に実感させられる描写だったように思います。
今回オルステッドは仮面の少女ナナホシと行動を伴にしており、特段ルイジェルドたちを警戒している様子もなかった。
すれ違い後もルイジェルドとエリスは緊張感を解かない一方、好奇心旺盛なルディはあろうことかオルステッドに話しかけてた。
オルステッドはルディ本人以外に関しての情報はすべて網羅しており、この場にいないルディの二人の妹たちにも言及するなど、ますますその存在感が気になっていく。
逆にオルステッドのほうはというと、ルディ本人に興味を持ったのか、「ヒトガミ」のことについて質問……これがルディの命運を分けた。
思えばルディが「ヒトガミ」の事について口に出すのはこれが初めて。
嬉々としてルディが答えた瞬間、オルステッドの動きは早かった。
かろうじてルイジェルドがその攻撃を防ぎ、その後はルイジェルドとオルステッドの1対1の戦いとなるわけですが……。
マジモードで戦うルイジェルドに対し、オルステッドは素手でいとも簡単にいなすのみ。
はっきりいってエリスとルイジェルドよりも実力差があるように見えた。
そしてルイジェルドは頭への一撃をもらい気を失ってしまう。
ルディのピンチに今度はエリスが襲いかかる……こういう時のエリスって本当に獣がかって見えますよね。
オルステッドはエリスの技量について評価するも、エリスは一撃で壁に叩きつけられ戦闘不能状態に。
いよいよルディが本気でやばい。
ルディは肺を殺られながらも、無詠唱の高密度土砲弾で反撃……デッドエンドの中で唯一オルステッドに傷を負わせた。
その後も瀕死の重症ながらも数々の魔術で応戦……中でも見どころだったのがルディの最大攻撃とオルステッドの「前龍門」の激突でしょうか。
今までの戦いに比べてより高次の白熱っぷりに時間が経つのを忘れましたね。
結局ルディは切り札も通じず、為すすべもないまま、オルステッドに胸を貫かれてた。
恐るべしオルステッド……今回のターニングポイントは想像以上にハードすぎる。
デッドエンド完全敗北。
ヒトガミと龍神の関係
ヒトガミと龍神オルステッドの関係性が伺える描写がありましたね。
龍神オルステッドは「ヒトガミ」を殺すことを目的としている。
一方でヒトガミは龍神のことについては予測不能のよくわからない存在として語ってはいたものの、「悪い龍神」と断言し、オルステッドが呪子であることや、その呪いの内容についても熟知している様子だった。
オルステッドは七大列強においては序列二位ではあるものの、本気を出せば序列一位の「技神」よりも強いという。
要するに世界最強。
ヒトガミ曰く、世界を滅ぼす力もあるという。
龍神オルステッドは呪いというハンデがあるにも関わらず、世界の誰よりも強いというのですから、その実力は想像をはるかに超えたところにあると思われる。
呪いの中の一つにすべての生き物に恐怖を与え嫌われる、というものがある。
ルイジェルドやエリスがガクブル状態だったのはこの呪いの影響か。
ルディはその呪いが効かなかったからこそ、なんの恐怖も警戒も抱かずにオルステッドに話しかけた。
逆にそのことがオルステッドに警戒を抱かせた、ということですね。
オルステッドの行動はヒトガミでさえ見通せない。
ヒトガミはこれまで夢を通じてルディに様々な助言を与えてきたわけですが……今回のオルステッドとの遭遇はヒトガミ自身も想定していなかったのか、ルディとの会話でもどこか「仕方がない」といった印象だった。
少し意外に感じたのがルディのヒトガミに対する印象でしょうか。
最近は、ノルンやアイシャ、そして魔眼ゲットの経緯もあってか、ルディのヒトガミに対する印象はそれなりに良く、ある程度の信頼も寄せているようだった。
だからといってヒトガミの言うことをすべて真に受けるようなことはなく、オルステッドやルイジェルドの槍の説明については適宜鋭い指摘をするなど、押さえるべき点は押さえてた。
また、ルイジェルドの呪いについては前世の自分と重なったのか、少なからず共感を覚えたようで、実感のこもった言葉をこぼしてた。
ヒトガミとオルステッドは敵対関係にある。
今後ルディがどちらサイドにつくことになるのか……そこに至るまでの経緯が今からめちゃくちゃ楽しみだったりするんですよね。
優しいゲンコツ。そして涙
かろうじて命を落とすことを免れたルディに対し、エリスが放った優しいゲンコツ、そして涙に少しキュンとしてしまった。
エリスの愛情表現は決して器用ではない……たいていはルディがぶっ飛ばされる。
けれども今回のエリスはよほど堪えたものがあったのか……ルディのセクハラまがいなハグに対していつものような気勢はなく、振り落とされたゲンコツはとても優しいものだった。
でもそれ以上に刺さったのが、エリスがポロポロとこぼす涙ですよ。
ここまで明け透けに感情を顕にするエリスなんてそうそう見ることはできませんよ。
ましてや今回の対象は異性であるルディですからね……男としてはたまらない状況だったのではないでしょうか。
もうこのまま結ばれちまえ……そう思わずにはいられない切なくも甘いワンシーンだった。
次回もとても楽しみです!
以上、アニメ「無職転生」第21話「ターニングポイント2」を視聴した感想でした!
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