アニメ「ダイの大冒険」観てますか?
今回は長かったフレイザード戦決着回。
ダイの完成版アバン・ストラッシュに注目です。
死すら許されぬハドラーの雇用条件
ヒュンケルにより左右の心臓を貫かれたはずのハドラー様……しれっと生き返らされていましたね。
ミストバーンもしくは大魔王バーンの暗黒闘気があるかぎり、ハドラーは何度でも蘇る……しかも復活するたびにより強靭なボディが手に入るという。
ハドラーは一応、六大軍団を束ねる魔軍司令ではあるものの……実際には部下であるはずのミストバーンやバランからはタメ口をきかれ、自分の意思で死ぬことさえも許されない有様……どこかの雇われ店長みたいだな…。
魔王軍の福利厚生がどこまで行き届いているのかはわからないけれど……少なくともハドラーの雇用条件はかなり悪そう。
ただ一点救いなのは、本人がその状況を嫌がっていないところか……。
ある意味、ヒュンケルとクロコダインが魔王軍を抜けたのは正しい判断だったのかもしれない。
完成! アバン・ストラッシュ!
ダイのアバン・ストラッシュがついに完成しましたね。
フレイザードとの戦いで最後の技・空裂斬を修得したことにより、これでアバン・ストラッシュの最後のピースがすべて埋まった。
空裂斬によってコアを破壊されたフレイザードは左右の体をつなぎとめることができなくなり、氷ボディはポップのベギラマによって完全消滅。
残る炎ボディはヒュンケルが……となったところで、出ましたよ、ミストバーン様が。
プライドを捨てたフレイザードは、ミストバーンに与えられた魔王軍最強の鎧により、復活。
鎧の力は凄まじく、クロコダインに力で勝り、ポップの魔法を跳ね返し、ヒュンケルの鎧を打ち砕く……そしていずれはミストバーンを裏切る気満々という、相変わらずのハングリー精神を見せつけていた。
ただ、そんな状況においてもダイは至って冷静なんですよね。
空裂斬をマスターしたことにより、アバン・ストラッシュの真の力を予測したのか、ダイは「負ける気がしない」と大きな自信を見せるんですね。
だからといって心配するマァムを払いのけるのはどうかと思う。
女性に厳しいダイくん、その自信を裏付けるかのように、目をつぶった状態でフレイザードの攻撃を全てかわし、最終的には完成版アバン・ストラッシュで見事にフレイザードを斬っていた。
その威力にはミストバーンも「素晴らしい」と手放しで褒めていましたね。
というか、フレイザードに鎧を与えたのも、おそらくダイの力を測るためだったのでしょう。
命乞いをするフレイザードを、捨てたタバコを消すようにトドメをさすと、颯爽とどこかへと姿を消していた。
皮肉にもフレイザードはダイの未完成アバン・ストラッシュを完成へと導く役割を担ってしまったわけですね。
フレイザードには暴魔のメダルという墓標で安らかに眠って欲しいところです。
ありがとう魔弾銃
マァムの魔弾銃が壊れてしまいましたね。
フレイザード討伐に成功するも、レオナの氷は溶けきらず……刻限の日没までももう時間がない状態だった。
ポップがベギラマで尽力するも……残念ながら全然溶けない。
そこでマァムは魔弾銃に呪文を2つ同時に込める提案をするのですが……この場合、魔弾銃が壊れる可能性が非常に高い。
魔弾銃はアバンの形見……このことからポップは反対意見を述べるも、マァムは魔弾銃の本当の役割のルーツを知っている。
魔弾銃は攻撃のためでなく、守るために作られた……だからマァムにとって魔弾銃は今こそ使うべきだと考える。
そんなマァムに力を貸すべく、ポップはベギラマを込めようとするも……残念ながら魔力が尽きてしまうんですね。
そこで今度はダイの出番。
ヒュンケルとの戦いでも、フレイザードとの戦いでも見せなかった竜の紋章が久しぶりに発動ですよ。
しかも今回は戦いではなく、レオナを助けるために、自分の意思での発動ですからね……ある意味ダイの成長の成果が表れたとも言えるでしょうね。
そしてベギラマ×2が込められた魔弾銃はレオナの氷をキレイに溶かしてた。
その代わり、魔弾銃は見るも無残に壊れてた。
ちょっと寂しくはあるものの……魔弾銃は本来の役割を果たしたわけですから、ある意味本懐を遂げたといえるんじゃないでしょうか。
さよなら魔弾銃。
ありがとう魔弾銃。
楽しい宴会
レオナが救出されたことにより、ささやかながらも楽しい宴が開かれていましたね。
レオナが凛とした登場をする中、ダイは子供みたいに素直にレオナとの再会を喜んだものの……レオナ的には勇者と姫という立場上、もう少しかっこいい再会を望んでいた模様。
結果、ダイはレオナに変な怒られ方をする羽目になっていた……でもこれはこれで面白かったのか、周りの反応は別の意味で上々だった。
勝利の宴はこの雰囲気を受け継いだように大いなる盛り上がりを見せ、マァムとレオナが友好を深めたり、酔ったマトリフが羽目を外したりと、楽しそうな様子が描かれていましたね。
個人的に一番印象的だったのが、クロコダインとバダックとの種族を越えた交流でしょうか。
ひとりちびちびと飲むクロコダインのもとへ、大きな樽酒を差し入れるバダック……こういうおっさん同士の友情は心温まるものがありますね。
執行猶予一生のヒュンケル
パプニカ王国を滅ぼしたヒュンケルに対し、レオナ姫が寛大なる判決を下していましたね。
バカ正直に自分の立場と事情を説明したヒュンケル……その実直さは大いに好感が持てるものではあるけれど、やっぱり一国を滅亡にまで追い込んだ所業は許されるものじゃないと思う。
ましてやレオナにとってヒュンケルは親の仇でもあるわけですから、皆の前で軽はずみな判断をするわけにもいかない。
だけどレオナはヒュンケルの過去の所業を許す代わりに、これから一生をかけてアバンの使徒として生きる使命を課したんですね。
レオナの判断は魔王軍によって大切な人を殺された人たちにとっては、決して気持ちのいいものじゃない……けれどもレオナは今のヒュンケルを見て、ダイ達を見て、総合的に決断した。
何より魔王軍との戦いはまだまだこれからも続くわけですから、ヒュンケルのような強者は断罪するよりも、味方につけたほうがいい……そういう判断もきっとあったんじゃないでしょうか。
マトリフがレオナを密かに評価したのも、きっと彼女に帝王の資質を見出したからでしょうね。
パプニカ王国の今後が楽しみですね。
ブチギレバランでハドラーやばし
バランがめっちゃキレてましたね……もちろん相手はハドラーですよ。
他の軍団長達がダイ達に総攻撃をかける中、バランだけは作戦から外されカール王国へひとり出張。
超竜軍団による猛攻撃により、カール王国はすでに火の海と化しており……バランの横ではなぜかザボエラが近況報告してるという……何しとんザボエラ。
そこでザボエラがダイの紋章について話したところ……バランが紋章の件でグイグイ食いつく。
バランは紋章の形が竜に似ていると聞くや否や、ハドラーに対し大激怒……バランが睨んでいたとおり、ハドラーはダイとバランをあえて接触させないようにしていたんですね。
これはハドラー、大変やで……バランにブっ○されるかもしれへんで。
そしたらまたミストバーンの暗黒闘気で生き返らせてもらうのかな。
ハドラーの身が心配です……いや全然心配じゃないや。
次回がとても楽しみです。
以上、アニメ「ダイの大冒険」第20話「今すべてを斬る」を視聴した感想でした!
- 第1話『小さな勇者、ダイ』
- 第2話『ダイとレオナ姫』
- 第3話『勇者の家庭教師』
- 第4話『魔王ハドラーの復活』
- 第5話『アバンのしるし』
- 第6話『獣王クロコダイン』
- 第7話『マァムの想い』
- 第8話『百獣総進撃』
- 第9話『ひとかけらの勇気』
- 第10話『いざパプニカ王国へ』
- 第11話『魔剣戦士ヒュンケル』
- 第12話『ふたりのライデイン』
- 第13話『決着の瞬間』
- 第14話『氷炎将軍フレイザード』
- 第15話『恐怖の結界呪法』
- 第16話『大魔道士マトリフ』
- 第17話『不死身の救世主』
- 第18話『ヒュンケル対ハドラー』
- 第19話『アバン流最後の奥義』
- 第20話『今すべてを斬る』
- 第21話『マァムの決意』
- 第22話『デパートへ行こう』
- 第23話『竜の騎士』
- 第24話『竜騎将バラン』
- 第25話『戦慄の竜闘気(ドラゴニックオーラ)』
- 第26話『竜騎衆大接近』
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