アニメ「ダイの大冒険」2話感想！素直でズバズバ、気さくなレオナ

アニメ「ダイの大冒険」観てますか？

往年の名作が2020年10月から再アニメ化されたということで、界隈ではかなりの盛り上がりを見せるアニメ「ダイの大冒険」。

1話目は原作に忠実でありつつも、今風アレンジも加えられ、2020年という時代でも色褪せることにない面白さを丁寧に再現していたように思います。

そして記念すべき今回の第2話では、作中ではおなじみのキャラ・レオナと一緒に大冒険。

素直にズバズバいう気さくなレオナ姫と、そんなレオナのために力を覚醒させる小さな勇者ダイに注目です。

また騙されてしまうダイたち

第1話のニセ勇者たちに引き続き、今度は王家の側近たちに裏切られていましたね。

レオナ姫を亡き者にし、王家の実験を握ろうとするテムジン、そして手を組んだ賢者バロン……パプニカ王国大丈夫か？と疑いたくなるような裏切りの連続に、デルムリン島のモンスターたちはさぞかし人間不審になったんじゃないでしょうか。

今のところ、外部から来た人間たちよりも、デルムリン島のモンスターたちのほうがよほど信頼できるし愛嬌がある。

特にレオナたち一行案内途中で昼寝するキャタピラーとか……ゲーム中では手を焼かされるモンスターなのですが、劇中ではなんとも愛らしい。

そんな愛すべきデルムリン島に、王家のゴタゴタを持ち込まないでもらいたい……今回の話はついついそんな思いにかられてしまう、なんとも微妙なエピソードだったように思います。

ダイは小さな勇者と称されるだけあって、年齢のわりにはかなり高い戦闘能力を持ってますよね。

1話目のニセ勇者たちとの戦いでは、少々実力を図りにくい部分はあったものの……不安定な船の上でも機敏な動きを見せていた。

今回の2話目では魔のサソリとの戦いにおいて、護衛の兵士たちが次々と倒される中、レオナからもらったナイフ一本で対等に渡り合い、即座に弱点を見出して単独で仕留めきっていた。

バロンの不意打ちで一時洞窟に閉じ込められるも……謎の力に覚醒し……キラーマシーンに乗り込んだバロン相手にバギクロス、ベギラマといった呪文を放ち、倒していた。

ただし、呪文に関しては今のところ覚醒時にしか使用できず……ブラスには目の錯覚だったと揶揄されていましたが。

個人的には呪文を使わずにキラーマシーンと渡り合うシーンの印象が強かったですね。

3Dモデリングと手描き2Dをシーンごとに巧みに切り替え、臨場感のあるカメラワークと組み合わせて、とてもドラゴンクエストらしい戦闘シーンに仕上がっていたように思います。

特に腕の上を駆け上るシーンなんて、いかにもダイらしかったんじゃないでしょうか。

小さな勇者、ダイの戦闘能力は決して侮れないものがありますね。

今回はレオナ姫の人柄の良さが心地いいお話でもありましたね。

ダイとレオナ、初対面こそ最悪だったものの……儀式のための道案内では、ダイの特技を垣間見て素直に感想を口にしていた。

魔のサソリの毒に犯され命の危機にさらされた際には、自分よりもダイを気遣う言葉をかけたり、王家の人間らしからぬ気さくな優しさがとても好印象でしたね。

レオナは良くも悪くもズバズバ言う……逆に言えば一切の「裏」がないので、すべてが彼女の本心でもある。

ダイには呪文が使えない、というコンプレックスがあったものの……だったら剣技を磨けばいい、と王家のナイフをプレゼント……ポジティブに長所を伸ばす方向へと転換を促し、少なからずダイの苦手意識を改善したようにも思いました。

また、成長して勇者になった暁にはボディガードで雇うことを確約したり……別れの際には「姫」づけ禁止して、呼び捨てを命ずるなど、ぜんぜん王家の人間らしからぬ振る舞いばかりを見せて去っていった。

素直でズバズバ、気さくなレオナ……純粋に好感度高いキャラですよね。

最後の最後、勇者アバンと弟子のポップがちらっと登場していましたね。

魔王復活の影響で街がモンスターに襲われる中、アバンとポップは新たな勇者を探し求めて船の旅を続行する……アバンのCV：櫻井孝宏が恐ろしく似合いますね。

一方でポップのほうは、登場当初のキョドキョドとした印象そのままながらも、今後の大成長を考えると期待値がグンと跳ね上がる。

この二人の登場は、物語がいよいよ本格的に進み出すことを意味するものでもあるわけで……ダイが大冒険する日が刻々と近づいているのを改めて実感させられますね。

アニメ「ダイの大冒険」第2話「ダイとレオナ姫」を視聴した感想について書きました。

今回は、デルムリン島で出会ったダイとレオナが、はじめての冒険をするお話だったわけですが……またしても裏切り行為に遭ってしまうなど、デルムリン島にとってはまさに火の粉が降りかかるだけのさんざんな出来事だったんじゃないでしょうか。

ただ、今回の一件でダイははじめて人間の友達を得ることとなった。

また、それだけでなく、王家のナイフをもらったり、紋章の力にも覚醒……呪文を駆使してバロンが乗るキラーマシーンを倒すなど、高いポテンシャルを見せつけていた。

そんな小さな勇者ダイこそ、まさしくアバンが探し求める新たな勇者……ポップともども両者が出会う瞬間が今からとても楽しみです。

以上、アニメ「ダイの大冒険」第2話の感想でした！