アニメ「不滅のあなたへ」観てますか?
前回は悲しすぎる別れにただただ胸が痛くなる……そんなお話でしたね。
今回はフシが老齢の旅の道連れと一緒に新天地を目指したり、道中で謎の敵と戦ったり、ババアに恋人がいることがわかったりするお話です。
フシとピオラン
思いもよらぬ旅の組み合わせが実現していましたね……まさかフシとピオランが旅の道連れになろうとは……。
ニナンナを去ったフシはマーチの残り香をたどり、森の中をさまようわけですが……その先にいたのはニセ祈祷師のクソババアことピオランだったんですね。
マーチ姿のフシを見て、苦労アピールするピオラン、正直うざい。
一方、フシはマーチが息を引き取った場所に残った血痕をじっと眺める。
このときのフシが何を思ったのかはわからない……けれどもフシにとってマーチの死は大きな刺激だったことだけは間違いない。
一人歩きだすフシをピオランは必死に追いかけるのですが……このババア、いい年してるクセして空腹で肉食いたいあまりにフシの太ももにかぶりつくんですよね。
フシがいくら不死身だからって、ババアに太もも齧られたいとは思わない。
ピオランの食い意地の悪さにさすがのフシも怒ったのか。
マーチに変身してのピオランへの仕打ちは、以前のマーチとフシのコントを見てるようだった。
まさか立場が逆転する日が来ようとは……フシの「ありがとう」には思わず吹いてしまいました。
でも、フシとピオランのコンビはなかなか相性いいようで。
人生経験豊富なピオランの知識は、フシにとって大きな刺激を与えることになるんですね。
今までのフシは物理的あるいは精神的な刺激を求める傾向があった。
けれどもマーチとの出会いと別れはフシに「大人になる」ために「知る」という新たなタイプの刺激をもたらすことになったんですね。
今まで少年の姿では言葉を発する機会がなかったのですが……ピオランとの旅を続ける過程におけるフシの人としての成長っぷりはまさに目をみはるものがあった。
まだまだ拙いながらも言葉を発するフシの姿……できればマーチにも見せてあげたかったなぁ……。
フシの敵と観察者
唐突にフシの敵なる存在が登場していましたね。
それだけでなく、いつものナレーションでおなじみの津田健次郎こと観察者なる存在もあわせて登場。
フシは観察者により創造されたとのことで、その目的はフシを通じて、いずれ滅びゆくこの世界のすべてを保存することにあるんですね。
フシはいわば「方舟」的な存在なのか。
一方で、今回唐突に現れたフシの敵は、フシとは真逆の理由で存在している。
観察者には敵対している勢力がいる、ということなのかな?
フシの力がとんでもないことは、これまでの話を見て重々承知してはいるものの……今回現れた敵はそんなフシの力を奪う能力に長けているんですね。
少年を奪われ、ジョアンを奪われ、オニグマまでも奪われる……この敵の略奪行為、全然しゃれになってない。
まさに対フシに特化したような存在。
そしてマーチのみ残された状態へとなるのですが……このマーチ、ご丁寧に矢が刺さった状態なんですよね。
おそらくフシが最後にみたマーチの姿なのでしょうが……これは見ていて正直つらい。
けれども、今回はこのマーチがとても活躍するんですよね。
フシと謎の敵との戦いは、ギリギリ紙一重のところで、敵の核を摘出することにより決着。
緩やかに少年を、ジョアンを、オニグマを取り戻していく描写が独特で印象的でしたね。
失ってみて、はじめてその大切さを実感する……今回のフシはまさにそんな様子だったように思う。
次の新天地はタクナハ
ニナンナの次はタクナハという地へ到着。
そこにはピオランの恋人であるクソジジイがいるとのことなのですが……到着時のババアの言葉がやっぱりひどい。
ある意味フシはピオランにとっては恩人とも言えるはずなのに……ピオランにとってのフシはただの「不死の化け物」という珍しい「土産物」に過ぎないようだった。
おそらくこの恋人もろくでもないヤツに違いない。
それよりも到着時にいた仮面の子供のほうが気になる。
次回予告を見る限りでは、タクナハ編はこの仮面の子供が不死と深い関わりを持つことになる感じでしたが……。
それは裏を返すと、その少年もまた「死ぬ」ことになるのかな……?
そう考えるとちょっと鬱になりそうではあるものの……でも、フシとマーチとの出会いは短いながらも心に刺さるものがありましたからね。
そして今のフシはマーチの時と違って、人の言葉でちゃんとコミュニケーションもできる。
バージョンアップしたフシと、仮面の少年との触れ合いに大いに期待したいところです。
次回もとても楽しみですね。
以上、アニメ「不滅のあなたへ」第6話「私たちの目的」を視聴した感想でした!
コメント