アニメ「ダイの大冒険」観てますか?
超高齢の世捨て人かと思いきや、マァムにパフパフの可能性を見出したり、ダイに勇者の目を見たり、弱すぎるポップにスパルタンな修行を施したり……。
今回はそんな大魔道士マトリフに注目です。
マトリフおじさんが隠遁する理由
マトリフが人気のない場所で隠遁する理由が語られていましたね。
マトリフはかつて勇者アバンやマァムの両親とともに魔王討伐の旅に出た強者の一人で、魔道士の中では世界最強と呼ばれるいわば「大魔道士」なんですね。
魔王討伐後はパプニカ王国で王の相談役として国のために働いていたわけですが……いざ平和になった途端、今度はマトリフの才を恐れた周りの臣下たちがマトリフを疎んじるようになった模様。
マトリフはそんな恩知らずな周囲の人間達に失望……王家だろうが何だろうが、マトリフにしてみればそんな人間はすべてくだらない。
なまじアバンのような人格者と一緒に旅をしていただけに、その落差に酷さに失望したんでしょうね、きっと。
そしてマトリフにはこのような世界で出世しようという欲もなく……他の人間からしてみれば少し浮世離れしているように映ったのかもしれない。
今のマトリフはとてもやさぐれた風には見えるものの……マァム達のピンチの際には見るに見かねて影からそっと手助けするなど、根っこの部分では強い正義感をもっていると思うんですよね。
勇者アバンのような見るからに優しい人格者もいいけれど、個人的にはマトリフのような一見とっつきにくそうな頑固ジジイのほうがより人間味が感じられて好きですね。
狙われたマァム親子
マトリフおじさん、人間嫌いの割にはボンキュッボンのマァムボディにえらく欲情していましたね。
大きくなったなぁ……としみじみつぶやく視線の先にはマァムの立派なお胸がドン。
確かにマァムなら伝説の「パフパフ」も難なくこなすと思われる。
実はマトリフ、マァムの母レイラにもしっかり目をつけており……独身なら貰い受ける気満々の様子でもありましたね……。
ひょっとしてマァムはもっとも再会してはならない人と再会してしまったのかもしれない……。
マァム親子の貞操があぶない……かもしれない。
マトリフから見たアバンの弟子たち
マトリフから見たアバンの弟子たち……ダイ、ポップ、マァムに対する反応が興味深かったですね。
マァムに対しては言わずもがな、エロジジイ丸出しでした以上。
ダイに関しては、かつてのアバンと同じ勇者の目の光を見出し、マァムでさえ助力の説得ができなかったのに、すっかり助力する方向に傾いていましたね。
そして問題なのがポップくん。
心優しいアバンではポップに厳しい修行をつけられず……残念ながらポップの甘えん坊気質を改善するには至っていなかった。
大魔道士相手に虚勢を張るポップの姿に、さすがのマトリフもアバンの弟子とは信じられない様子だった。
今のポップはあまりにも弱々しくって、ほっておくと絶対に死ぬ。
こんなんでも一応はアバンの忘れ形見であるだけでなく、同じ魔道士でもあるわけで……マトリフはポップに厳し~い修行をつけることを決意するんですね。
こんな風にマトリフから見たアバンの弟子たちはまさに三者三様の評価に分かれたわけですが……でも伸びしろという点に関しては、間違いなくポップが一番あると思われる。
ダイも男なんだなぁ
ダイが男としての気迫を見せていましたね。
レオナと久しぶりの再会を果たしたものの……結果的にレオナはフレイザードに禁呪の氷漬けにされた挙げ句人質になってしまった。
戦上手なフレイザードの魔の手にまんまとハマったわけですが……もちろんダイがこの状況をよしとするはずもなく。
マトリフとの会話では比較的おとなしくしていたものの……マァムとの目隠し特訓の中でダイはとてつもない怒りを見せるんですね。
ダイは今までも仲間のために怒りを力に懸命に戦ってきたわけですが……とりわけレオナに関しては初めての人間の「友達」ということもあってか、その怒りは今までのものとは質が違うように思われる。
おそらく今のダイにはレオナに対する恋心はまだ芽生えていないと思われるものの……今回の怒りの深さには間違いなくその感情も含まれているんじゃないでしょうか。
その怒り、ぜひともフレイザードにぶつけて欲しいものですね。
あせるハドラーと訝しむバラン
今回ハドラーはフレイザードの作戦に乗じて、他の軍団長達を巻き込んで全軍出撃を命じたわけですが……。
最も高い戦力を誇るであろう超竜軍団のバランにだけは別行動を命じるんですね。
バランはこの命令に不服を申し立てるも……ハドラーは顔に汗しながらも問答無用で命令をゴリ押し。
幸いバランがすんなりと折れたから良かったものの……ダイと会わせたくない理由でもあるのかと、チクリと嫌味を返してましたね。
もちろん図星だったりする。
ハドラーはダイが竜の騎士であることを知っており……バランとの関係性についても心あたりがある模様。
またハドラーに対するバランの口調も、上司に従うというよりは、対等かそれ以上の態度をのぞかせていた。
これは暗に両者の力関係を表しているとも言える……それだけバランが別格の強さを持っている、ということですね。
魔軍司令という地位も決して盤石というわけではなさそうですね。
ポップの師匠はスパルタン
マトリフによるポップの修行は、アバンと違って実に容赦のないものでしたね。
音が優しすぎるアバンでは、ポップを本当の意味で追い詰めるに至らず……結果的にポップの甘ったれ気質を改善することはできなかった。
ポップの力は本当に追い詰められた時にだけ発揮される。
そんなポップの本質を見抜いたマトリフは、見ていてい微笑ましくなるくらい、ポップを修行でイジメ抜いてた。
特に水中での修行は本当に危険極まりないシチュエーションだったものの……ポップって本当に追い詰められるとしっかり力を発動する子だったりするんですよね。
修行を受ける側からすればまさに地獄としかいいようがないんだろうけど……残念ながらポップにはこの方法がとてもよく合っている。
幸いポップ自身もマトリフの修行と言葉には学ぶ部分を多々あるようで……最終的には「師匠」と呼ぶに至ってた。
きっとマトリフの魔道士としてのスタンスに共感したんでしょうね。
ポップにとっての魔道士とは、相手を攻撃することに特化した職業の印象が強かったのですが…。
マトリフにとっても魔導士は「守る」ことこそ重要なんですね。
実際、マトリフは勇者アバンとの旅で「守る」ことを実践してきたわけですから、その説得力はさすがのポップでもよく理解できたんじゃないでしょうか。
スパルタンな師匠マトリフは、アバン先生とはまた違った魅力あふれる人物だったりするんですよね。
まとめ
アニメ「ダイの大冒険」第16話「大魔道士マトリフ」を視聴した感想について書きました。
今回はまさにマトリフさまさま、といった展開が続いたわけですが……まさか100歳近い高齢者だったのは予想のかなり上を行っていましたね。
高齢にもかかわらず、マァムのパフパフな成長に欲情し、ポップとの修行では年齢を感じさせない体力と貫禄を見せ、フレイザードへのリベンジのために魔力でボートを超高速で飛ばすなど、規格外な存在感がとても印象的でした。
次回のフレイザードとのリベンジマッチがとても楽しみですね。
以上、アニメ「ダイの大冒険」第16話の感想でした!
- 第1話『小さな勇者、ダイ』
- 第2話『ダイとレオナ姫』
- 第3話『勇者の家庭教師』
- 第4話『魔王ハドラーの復活』
- 第5話『アバンのしるし』
- 第6話『獣王クロコダイン』
- 第7話『マァムの想い』
- 第8話『百獣総進撃』
- 第9話『ひとかけらの勇気』
- 第10話『いざパプニカ王国へ』
- 第11話『魔剣戦士ヒュンケル』
- 第12話『ふたりのライデイン』
- 第13話『決着の瞬間』
- 第14話『氷炎将軍フレイザード』
- 第15話『恐怖の結界呪法』
- 第16話『大魔道士マトリフ』
- 第17話『不死身の救世主』
- 第18話『ヒュンケル対ハドラー』
- 第19話『アバン流最後の奥義』
- 第20話『今すべてを斬る』
- 第21話『マァムの決意』
- 第22話『デパートへ行こう』
- 第23話『竜の騎士』
- 第24話『竜騎将バラン』
- 第25話『戦慄の竜闘気(ドラゴニックオーラ)』
- 第26話『竜騎衆大接近』
コメント