アニメ「聖女の魔力は万能です」観てますか?
今回はいよいよ最終回。
過去最大級の聖女の魔力に注目です。
聖女使いが荒い二人
クラウスナーの森から無事撤退後、聖女の祝福を施した鉢植えも無事に発芽したわけですが……そこからの聖女使いが予想以上に荒かった。
鉢植えの祝福は成功、ということで今度は敷地内の畑へと一段グレードアップしたまではいい……もともとその予定でしたしね。
予定外だったのが師団長。
祝福の実験にまで顔を出し、祝福された土についての考察を始めると、コリンナも強い関心を示してしまう。
似たもの同士のこの二人、セイが見ている前でみるみる内に仲良くなると、今度はより広大な畑へと連れて行かれ、夕方になるまで祝福させられてしまっていた。
この二人、聖女をなんだと思ってるんだ。
聖女使いの荒いを二人を前に無尽蔵なセイの魔力も枯渇寸前……屋敷でのくたびれた姿がとても気の毒でしたね。
とはいえ、こういう弱った時のセイもなかなか悪くなかったりするんですよね。
ほんと申し訳ない。
発動条件は絶対言わん
発動条件が判明し、セイは聖女の術を自在に行使することができるようになった。
それはいい。
それはいいけど……その発動条件は絶対人には明かせない。
けれども、師団長がその発動条件について聞かないわけがないんですよね。
セイはもちろん答えない……絶対に答えない。
幸い、この作品では基本的に悪い人は出てこない。
師団長もその例にもれずとてもいい人……しつこく追求することもなく、セイが拍子抜けしてしまうくらい、すんなりと引いてくれてた。
だからといって師団長の聖女の力への関心が無くなったわけではない。
しばらくはウザ絡みされるのは覚悟したほうがいいかもしれませんね。
灰燼の悪魔
師団長の二つ名がひどかったですね……「灰燼の悪魔」って。
全属性の魔法が使える師団長は、中でも火の魔法を得意としているようで……過去に魔物ごと森を灰に変えた実績があるみたいですね。
撤退戦の時には師団長の火魔法が非常に役に立ったわけですが……地元民のレオンハルトはそんな師団長に畏怖と懸念を抱いているようだった。
クラウスナーの森はレオンハルトにとっては古くから慣れ親しんだもの……けれども師団長の二つ名とその戦いっぷりを見せられたあとでは、森が灰燼になる未来しかないように思われる。
いくら魔物討伐が目的とはいえ、森が灰になるのは避けたいところ。
一応、師団長も自覚しているのか、セイからも懇願もあり、かなり手加減している様子だった。
ただ、今回の討伐は相手がスライムということと、黒い沼から生み出される魔物達の強さと多さが段違いだったんですね。
そこに加えてセイのピンチとあっては、さすがの師団長も手加減できない。
より上位の火魔法「インフェルノ」を繰り出したことにより、レオンハルトの懸念が現実のものとなってしまった。
消失した森で佇む「灰燼の悪魔」こと師団長……その背中はなんともいえない悲哀が漂っていたように思えた。
聖女の魔力は万能です
聖女の術により、黒い沼ごと魔物達をすべて消滅させたセイ。
一応、討伐の任務は達成されたわけですが……セイの気持ちは沈んだまま。
ホークのピンチにセイが取り乱したことにより、セイとホークはさらなるピンチに見舞われ、その結果、師団長は「灰燼の悪魔」とならざるを得なかった。
セイはその事について強い罪悪感を抱くこととなり……それを察したホーク団長の計らいで、セイは再び聖女の力を発動する。
術の発動に興味津々の師団長は相変わらずのウザ絡みをするも……セイに集中できないと言われ素直に遠ざかっていた。
代わりに寄り添う発動条件……もといホークとともに、セイは聖女の術を発動。
ホークと過ごした日々が次々とフラッシュバックされる演出は、聖女の術発動条件としてとてもふさわしく思えましたね。
そして灰燼と化した森はレオンハルトの知る元の姿へと見事に復活……最終回を飾るにふさわしい最大級の奇跡だったんじゃないでしょうか。
セイも言っていたとおり、本当に聖女の魔力は万能です。
ただ少し惜しいと思ったのが、全体的に駆け足すぎたところでしょうか。
冒頭の撤退からの、畑の祝福からの、再討伐、聖女の術からの、別れと帰還。
できればもう1話くらいかけて、じっくり描いて欲しかった。
このあたりは第二期に期待したいところですね。
以上、アニメ「聖女の魔力は万能です」第12話(最終回)「帰還」を視聴した感想でした!
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