「ランウェイで笑って」12話(最終回)感想!がんばれ長男、負けるな長男!

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アニメ「ランウェイで笑って」観てますか?

 

 

今回はいよいよ芸華祭ファッションショーの結果発表……気になる長谷川心の将来が決まります。

 

また第1期最終回ということもあって、登場人物たちを取り巻く環境の変化も大きく、第2期への期待が高まるお話となっています。

 

 

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グランプリは長谷川心

 

 

芸華祭のファッションショー……長谷川心がグランプリを獲得していましたね。

 

といっても、これは綾野遠がノミネートを辞退したから。

 

実際、綾野遠のショーは他のデザイナー達の追随を許さない完成度で、審査員達もほぼすべて綾野遠を1位に推薦していたんですね。

 

けれども、遠の中では絶対に揺るがない基準があったわけで……結局彼は祖母の記録に追いつくことこそできたものの、追い越すことはできなかった。

 

ゆえに、遠は辞退したわけですね。

 

ということで、長谷川心が繰り上がる形でグランプリに輝いたわけですが……それでも十分にすごい結果だったんじゃないでしょうか。

 

これは千雪の力によるところも大きいかもしれないけれど、長谷川心にはモデルとして以上にデザイナーとしての才能があることが改めて証明されたわけですから。

 

さすがの鬼マネージャーも認めざるを得なかったようで……いい人風にメールでさらっと締めくくっていましたね。

 

ただ、千雪としてはまったく釈然としない様子でしたが……これについてはまったくの同感ですね。

 

全方位に対して数々の無礼な言動を放ち続けた挙げ句、一切謝罪することなく、メール一本ですべてを済ませてしまおうとするその姿勢……はっきり言って社会人としては超失格……というか人間失格ですよこの女。

 

とはいえ、これで心は心置きなくデザイナーとしての道を歩むことができる……と同時にもう今までのような言い訳は通用しなくなる。

 

彼女の本当の戦いはこれから始まるんですね。

 

個人的には、どちらかというと千雪がモデルとして結果を出すことができたことのほうが嬉しかったりする。

 

 

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悔し涙

 

 

育人くん……結局10人の入賞者の中にすら入ることができませんでしたね。

 

自分のショーが終わったあとは、家族みんなで楽しくショーを鑑賞したり、バイヤーからの買付オファーがあったり、木崎香留と和解したりと、かなりいい流れではあったものの…。

 

ショーの結果については今の育人の力不足っぷりを嫌というほど思い知らされる結果となってしまった。

 

特に長谷川心のグランプリが発表されたときの育人ときたら……あれだけ応援していたというのにショック受けすぎて茫然自失状態になってましたからね。

 

次々と2位以下の順位が発表される最中でもフラッフラしていたし……どんだけショック受けとんねん……というくらい珍しいリアクションしていたなぁ…。

 

結果的に育人は11番目としての評価を受けることになったのですが……聞かされた評価の内容はまさに核心を突かれていたようで……これまで見せたことがないような悔し涙を流していましたね。

 

育人がここまで悔しがる様子は初めてかも知れない。

 

けれどもこの経験こそが今の育人にとっては何よりの財産となる。

 

ある意味、今回の「悔し涙」は今後の育人にとっては大きな転換点となるんじゃないでしょうか。

 

 

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綾野遠に足りなかったもの

 

 

祖母の記録を抜くことができなかった綾野遠は、ショーのグランプリを辞退……グランプリは長谷川心、そして自身は最下位という結果に落ち着いた。

 

独立して自分のブランドを立ち上げる夢もいったんお預け……当面は祖母のブランド「Aphro I dite(アプロ・アイ・ディーテ)」で働くことにするんですね。

 

祖母を超えるために遠に足りなかったもの……それはパタンナー・都村育人の存在だったんですね。

 

育人の抜けた穴を埋めるべく、他のスタッフ達も努力したものの、遠の才能を形にする事かなわず……結果、遠自身がすべての服の手直しをすることになったわけですが、ただ一点だけ手直しが間に合わない服があったんですね。

 

皮肉にもその服は、育人に声をかけたバイヤーが遠への関心を失った原因になった服という…。

 

遠の女性スタッフが無理やり育人を「確保」して、問題の服を見せたところ……ほんのわずか5ミリの問題点を即座に言い当ててしまった。

 

もしも育人がパタンナーとして遠の元で手伝い続けていたら……育人のバイヤーもきっと遠の服を買い付けていたことでしょうね。

 

もちろん、そんなタラレバは今更なんですけど。

 

遠のあまりにも突出した才能には、まわりの誰もついてくることができず……遠は大勢のスタッフに囲まれながらも、ずっと孤独だったんですね。

 

そんな遠の孤独を埋めることができるのは、都村育人しかいない。

 

そして、育人にもまだまだ足りない部分がたくさんある。

 

綾野遠と都村育人……二人はお互いに足りない部分を補えあえる存在なのかもしれませんね。

 

 

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がんばれ長男、負けるな長男

 

 

「がんばれ長男、負けるな長男」……花江夏樹の声でこのセリフを言わせるか。

 

個人的には「長男」と聞くと無条件で思い出してしまうのが某竈門家のあの「長男」……目から汗が出そうになるわ。

 

そんな長男に対して、容赦なく追い打ちをかけてくるのが、一人っ子の千雪さん。

 

テンプレな反応をする育人だけでなく、心や鬼マネへの不満をぶちまける姿の作画が変。

 

そんなプリプリとお怒りの様子の千雪さん……ライバルである育人を悔しがらせようと、思わぬ形で受けた新オファーで煽る煽る煽りまくる。

 

育人は最初は悔しくない、と強がるものの、千雪のオファー話を聞いて悔しさをはっきりと口にするんですね。

 

千雪は本当に育人の本音を引き出すのが上手ですよね……さすがはライバル。

 

これで都村家の長男も元気出たわ。

 

 

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「Aphro I dite」へ!

 

 

芸華祭が終わった途端に、育人とその関係者をはじめとする環境が大きく変化していましたね。

 

長谷川心は、ネガティブな思考を一つ一つ打ち消して、パリ行きを決意。

 

柳田一は自分のブランドを一旦たたみ、「Aphro I dite」からのデザイナーのオファーを受けることに……最終的に柳田が目指すのはパリのファッションショーへの出展。

 

バイト先を失うことになる育人は、考えた結果、遠に電話……自身も「Aphro I dite」で働くことを決意する……なるほど、これがコネ入社というやつか。

 

千雪も新たなファッション雑誌の専属モデルとして活躍するなど……なんだか一気にみんな前に進んだ感じでしたね。

 

それにしても育人が「Aphro I dite」にいくことになろうとは……これは第2期への期待が高まりますね。

 

 

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まとめ

 

アニメ「ランウェイで笑って」第12話(最終回)「これは僕の物語」の感想について書きました。

 

芸華祭のファッションショーは長谷川心がグランプリを獲得する一方で、育人は入賞に一歩届かぬ11位という結果に甘んじることになったわけですが……すべては実力がものを言う世界。

 

個人的には育人が己の実力不足に悔し涙を流す姿に、無限の伸びしろがあるように感じられました。

 

心はグランプリを獲得したことにより、鬼マネージャーのお許しを得て、パリ留学の権利も獲得したわけですが……鬼マネージャーがいい人風にメール一つで終わらせた点については、千雪と同様、私も納得行かないものがあった。

 

ここは一つ雫さんあたりに引きずり出していただきたいところですが……それは第2期に期待するしかないか。

 

それにしても、都村育人、綾野遠、柳田一……三人のデザイナーが「Aphro I dite」に集結することになったのは、とても興味深いものがありましたね。

 

特に柳田一……まさか自分のブランドを畳んでまで雇われデザイナーになろうとは。

 

業界の厳しさがよくわかるワンシーンだったように思います。

 

また、モデルとしては千雪が専属の仕事を獲得して、都村家の長男を悔しがらせるなど、相変わらずの唯我独尊状態だった……そこがいいんだけどね。

 

早くも第2期の制作が待ち遠しいです。

 

以上、アニメ「ランウェイで笑って」第12話(最終回)の感想でした!

 

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