アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」観てますか?
今回は「推しは友達じゃないから」ということで、ファンと推しとの距離感について描かれています。
えりぴよと舞菜、くまさとれお、基と空音……三者三様の距離感と共通点に注目です。
生誕祭 in メイドカフェ
えりぴよが舞菜の生誕祭してましたね……くまさを巻き添えに、しかもメイドカフェで。
ChamJamが活動休止中のため、行われなかった舞菜の生誕祭。
それでもあきらめきれなかったえりぴよは、その鬱屈した悔しさを晴らすべく、くまさを誘って生誕祭を実施したわけですね。
でも、いざ二人でやってみたはいいものの……寂しさと侘しさと心苦しさで闇落ち寸前……ほんま難儀な女やで。
毎度のことながら、くまさもよく付き合ってくれるよね……。
せめてもう少し人数が多ければそれなりに盛り上がったんだろうけど……玲奈ちゃんは受験勉強で忙しく、基さんは初詣の時に財布をすられて一文無し……なにげに舞菜推しじゃない人々に不幸を撒き散らしてる気がしないでもない。
えりぴよは、ただただ舞菜という存在に感謝したかっただけなんですけどね。
そんな中、メイド姿の舞菜が突然注文を取りに来るという……驚きのシチュエーション……メイド姿よく似合ってる。
ただ、意外なことにえりぴよ的には積んでもいないのに、舞菜とコミュニケーションを取ることに否定的なんですよね。
えりぴよが推しているのはあくまでもアイドルとしての舞菜であって……プライベートやメイド姿の舞菜ではないんですね。
一方で、舞菜はというと、アイドルという立場としての意識はとても薄く、現場以外の場所でえりぴよに会えたことを単純に喜んでいる様子。
ただ、えりぴよ本人の前では恥ずかしそうにもじもじしているだけなので、相変わらずコミュニケーションが足りてなかった。
そんな二人の間をうまく取り持っていたのが、あーやちゃん。
一応、彼女なりに舞菜に気を遣って、えりぴよが常連であることを隠しつつ、強引に舞菜と自分のチェキを撮ることにより、葛藤するえりぴよと舞菜の二人に最適な落とし所を提供していた。
なんだかんだで、ChamJamのメンバーの中では、あーやが一番えりぴよの扱いが上手いよね……ほんま神対応やで。
でも、結局そのやりとりがきっかけで、えりぴよが常連であることがバレたという……あーや、隠し事が下手すぎる。
えりぴよが個人的に開催した舞菜の生誕祭は……結局、えりぴよの家宝(チェキ)が1枚増えただけだった。
バカでも風邪はひく
えりぴよでも風邪ひくんですね……ちょっと意外。
クソ寒い季節にもかかわらず、高校ジャージにマフラーという出で立ちなもんだから、てっきり寒さには強いのかと……というか、それ以前に「バカは風引かない」が当てはまるのかな…と(失礼)
でも、バカであろうとなかろうと、風邪はひくときはひくものです。
えりぴよにとって大事なのは、誰から感染したのか?
それがもし舞菜からであったとしたら……風邪菌をずっと体内にとどめつづけるのもやぶさかではない。
でも、感染源が舞菜じゃないのであれば……全力で伝染す……とりあえずくまさに伝染す!
ただ、今回風邪をひいたのはえりぴよだけではないんですね。
ChamJamの優佳と眞妃も風邪のために野外ライブをお休みすることになるんですけど……優佳はともかく眞妃もバカ枠に含まれるのか?(含みません)
舞菜は察する女
舞菜が驚くべき洞察力を見せていましたね。
舞菜は野外ライブではじめての前列を経験したにも関わらず、いつもの定位置にえりぴよの姿はなかった。
握手会のときに、くまさから事情を聞いた舞菜……えりぴよの風邪なら嫌じゃないだと…?
えりぴよと舞菜……直接対面してのコミュニケーションは超がつくほどの下手くそなのに、こういう場面では同じこと考えるあたりに、言葉だけではない見えない絆を感じさせるんですよね。
また、くまさがえりぴよに野外ライブについて電話で報告する場面でも、舞菜は驚くべき洞察力を見せていた。
くまさが大声で口走った内容は、事情を知らない人間からすれば、とても心ない言葉のようにしか聞こえないんですけど……舞菜はとても的確にくまさの意図を汲み取るんですね。
舞菜のはじめての前列……風邪で見れなかったえりぴよのため、あえて気を遣って伏せていたことに。
くまさの気遣いももちろん素晴らしいんだけど、舞菜のこういう奥ゆかしい優しさから出る「察し」にはとても好感が持てましたね。
二推しなどいない
運営の誤発注から生じたバレンタインのスリーショットチェキイベント。
くまさ、基、えりぴよ……三者三様ながらも、基本的に二推しがいないという点に三人がよくつるむ理由が垣間見えたような気がします。
くまさは「友達の推し」という建前で空音を二推しにあげるのですが、その時のれおとの会話の内容が本当に素晴らしくて……二人がこれまで積み重ねてきたものをひしひしと感じさせるものがありました。
あの基さんですら、その時のれおの表情に見惚れたくらいですからね。
そんな基さんは玲奈の無言の圧力に負けて、二推しに舞菜をあげるんですけど……彼もまた空音以外の人を推したことがないと素直に心情を語り、空音もまた、そんな基の存在を心強く感じているのがとてもよく伝わってきました。
えりぴよに関しては、もう何も言うまでもなく……舞菜、ただ一択のみ。
風邪で喉がやられても、フリップに書かれた文字は力強く、二推しという言葉そのものすら許さない断固とした態度だった。
結果、余りもの(?)のあーやが割り振られ、お互いに不本意たらたらなカオスな状況に陥りそうになっていたものの……舞菜の一生懸命な感謝の思いがえりぴよをウルウルとさせていた……おお、舞菜が頑張っとる。
けれども、ここまで頑張って隠していた「舞菜の初前列」の事実がバレ、えりぴよは再び血反吐を撒き散らして倒れることになってしまった……デスボイスの使いすぎでは?
骨折が治ったと思ったら、今度は喉か……えりぴよ、次はどこを負傷するんだろ?
まとめ
アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第10話「推しは友達じゃないから」を視聴した感想について書きました。
今回はアイドルとファンとの距離感について描かれていたんですけど……えりぴよがファンとして正しいスタンスをキープしている一方で、舞菜は「友達になりたい」という感覚が強いのが少し意外に感じました。
逆にくまさとれおとの関係は、他の追随を許さないくらい適切な距離感を保ちつつも、これまで積み上げてきた絆の大きさを感じさせるなど、まさに理想的な関係を築いてた。
えりぴよと舞菜が今後どのような関係を築いていくのかはわからないけど……期待せずにはいられません。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第10話の感想でした!
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