「ハイスコアガールⅡ」20話感想!悪魔日高は一生斬空波動を撃つ

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アニメ「ハイスコアガールⅡ」見てますか?

 

大野と日高の恋の最終戦争…その決戦に選ばれたのは「スパⅡX」。

 

日高の思いあふれる非情な選択に注目です。

 

 

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悪魔日高の一生斬空波動拳

 

 

すべてのプライドをかなぐり捨てた日高の究極の選択肢は「豪鬼」。

 

天を極めし者の声の迫力…やっぱり声が入るとテンション上がりますね…日高の決意のほどを表現するのに「豪鬼」ほど最適なキャラは思いつかない。

 

そんな豪鬼で日高がとった戦法は一生斬空波動拳を打ち続けること…日高の切実な思いがヒシヒシと伝わってくるんですよね…個人的にはハイスコアガールという作品の中でも屈指の名場面だと思っています。

 

はたから見たらこれほど一方的なゲームもないかも知れないけれど…日高からすれば今までの人生の中で最も重要な戦い…そして絶対に負けられない戦いでもあるわけで。

 

卑怯だろうが、姑息だろうが、そんなことはどうだっていい。

 

大野に勝ってハルオを振り向かせるためなら、日高は一生、斬空波動拳を打ち続けられる…悪魔にだってなれる。

 

この日高の熱い熱い必死さに見ている側も胸が熱くなるんですよね。

 

 

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透徹な大野

 

 

全身全霊で戦いを挑む日高・豪鬼に対し、大野が最終的に選択したのはザンギエフ。

 

スパⅡXの対戦ダイヤグラムは豪鬼9:ザンギ1…豪鬼10:ザンギ0説もあるくらい圧倒的不利な差があるのに加え、日高の一生斬空波動拳を前にほとんど手足も出せないという状況の中…大野はとても冷静で透徹だった。

 

そして、そんな大野に動揺を隠せない悪魔の日高・豪鬼から、一瞬の隙きを突いてのザンギエフの反撃…ほんとうにエゲツナカッた。

 

ファイナルアトミックバスターへつなぐコンボも見事だったけど……歩きながらの立ちスクリューで見せたレバー捌き…めちゃくちゃかっこよかったですね。

 

日高も格ゲーにおいては非凡な才能を持ってはいるものの、大野の場合は別格としかいいようがない…さすがは大野…さすがはハイスコアガール。

 

 

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恋の戦いの行方

 

 

残念ながらハルオと大野の間には、日高がつけいる「隙き」も「好き」もまったくなかった…。

 

けれども、結局、大野と日高の戦いについては勝敗が語られることはなかったため、恋の戦いの結末は現時点ではまだわからない…そこが非常にもどかしくあり、逆にほっとするところでもあるわけですが。

 

個人的には、この戦いで伝わってきた日高の切ない気持ちになんとも胸が熱くなるものがありました。

 

日高、ほんとうに頑張ってましたからね……大野と違って日高は内なる思いがしっかりと描かれている分、見ていてどうしても感情移入してしまうものがあるんですよね…。

 

といっても、大野は大野でその仕草と状況からなんとも「エモい」空気で訴えかけてくるものがあるわけですが…。

 

大野と日高の恋の戦いの行方…決着がついてほしい反面、ずっと決着がつかないで欲しくもある…ほんとうに困ったものです。

 

 

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ハルオが原付き免許を取る理由

 

 

ハルオの原付き免許エピソード…現実とゲームの間で揺れるギリギリのせめぎ合いが面白かったですね。

 

ハルオの重篤なゲーム脳にかかると、車の標識ですらコマンド操作に見えてしまう…それだけでなく、脳内ではタイムリミットまで自動カウントされるという…その気持ち、微妙にわかるから困る。

 

とはいえ、ハルオはなんだかんだ言って、正しい倫理観を持っている…だからその「ゲーム脳」を悪用(?)することなく正しい手順で免許を取得しようとするところにハルオらしさを感じましたね。

 

だからといって、勉強の息抜きにジェフリーのポートレートを見るのはどうかと思う…ハルオママに誤解されるのも無理はない。

 

というか、やたらポートレートに長い時間を割いていたのはなんなんだろう…もっと他にも描くべきシーンはあっただろうに…大人の事情なのかな?

 

唐突感の否めないハルオの原付き免許取得イベント…そこにはハルオの男の子っぽい理由がちゃんとあったんですね。

 

ハルオが女の子として意識しているのは大野アキラただひとり…その大野に少しでも釣り合う男になりたい、という気持ちを姉の真にまんまと利用されてしまったわけですが…今回の真はとてもいい仕事してたな…。

 

ある意味今回の免許イベントはハルオの心境を的確に表していたような気がします。

 

 

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大野が離れていくターンなのか?

 

 

ハルオと大野の間って近づいたと思ったら離れ、離れたと思ったら近づく…そんな一進一退を繰り返してきたわけですが…今回は離れるターンが回ってきたようですね。

 

離れてしまうターンのときって、決まって大野家の事情によるものなんですけど…今回の大野の表情はまさにその事を物語ってましたよね。

 

せっかく原付きを取って駆けつけやすくなったのに…ほんともどかしいわ…。

 

それにしてもハルオと大野のコミュニケーション技術は相変わらずレベルが高いですよね…なんせゲーセンのレバーのジェスチャーだけですべてが伝わるんですから。

 

といってもハルオが一方的に解釈するだけなんですけどね…個人的にはこの二人の会話、とても好きなんですよね…特に大野の暴力が加わる時が(笑)

 

そんな二人の関係がまたしても離れていこうとしているのか…いよいよ物語も終盤へと向かいつつあるのを実感する次第です。

 

 

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まとめ

 

アニメ「ハイスコアガールⅡ」第20話「ROUND20」の感想について書きました。

 

今回はなんといっても大野と日高の恋の勝負が見ものでしたね。

 

なりふり構わぬ日高の豪鬼に対し、大野は永遠の持ちキャラ・ザンギエフで迎え撃つ……まさに二人の恋の戦いの決着をつけるにはふさわしいゲーム対決だったように思います。

 

特に日高の溢れ出る気持ちには思わず感情移入してしまうものがありますね…大野派の私でさえ、あの場面での日高は応援せずにはいられない。

 

大野と日高…本当に甲乙つけがたい選択肢だわ…。

 

また、大野と肩を並べられる男にならんとするハルオの原付き免許取得イベントも良かった…ただし、最後の大野の暗い表情で気持ちは限りなくどん底に沈んでいってしまったけど。

 

次週がとても気になるところです。

 

以上、アニメ「ハイスコアガールⅡ」第20話の感想でした!

 

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