アニメ「不滅のあなたへ」観てますか?
いよいよジャナンダ島編も今回で最後。
フシとトナリ、ハヤセの三者三様の結末に注目です。
トナリとハヤセ。対照的な二人
今回はトナリとハヤセがとても対照的に描かれていたように思います。
トナリは仲間達がノッカーの犠牲となり、過去の自分の選択を深く深く後悔する一方で、ハヤセに人質に取られた際にはフシのために何の躊躇もなく命を投げ出す行動に出た。
そしてハヤセのほうはというと、ノッカーに乗っ取られそうになりながらも、終始フシに執着し続けて、トナリを人質に訳のわからない条件をフシに提示するなど、相変わらず不可解だった。
ノッカーによりもたらされたジャナンダの惨劇は、それはもう見るに堪えないひどいものではあったけれど……決して悪いことばかりでもなかった。
犠牲になったウーロイやミァ、ウーパ達の行動は、あの凶悪極まりない罪人達でさえも心を動かすことになった。
そんな彼らの心の変わりようを見たトナリは、島にとどまることを決意……ジャナンダを生まれ変わらせるという大それた目的を抱くようになっていた。
一方、ハヤセは得意の睡眠薬を逆にフシに利用されて、手足を拘束されたまま、フシとともに島を出る羽目になっていた。
船上で二人きりになった状態で、ようやくハヤセの目的がはっきりとするわけですが……何のことはない、ハヤセはフシを愛してたんですね。
それもとびきり歪んだ愛。
その歪んだ愛ゆえに、ハヤセはフシに殺されることで、一つになることを渇望する。
ちなみにマーチとパロナを殺したのは、嫉妬によるもの……さすがのフシもドン引きしてるように見えた。
また、この時のハヤセの顔がなんかキツイ……今までで一番女性らしく描かれてたのにね!
最終的には拘束されたままボートに放置された挙げ句、ノッカーに襲われてしまうという……その後どうなったのかは知らん。
因果応報としか言いようがない。
ジャナンダの島長として新たな目標を見つけたトナリ。
フシに対する歪んだ愛情をこじらせまくり、きっちり報いを受けたハヤセ。
二人の対照的な結末がとても際立つお話だったように思いました。
フシの成長が見られたジャナンダ
今回のジャナンダ島ではフシの本来の意味での成長が見られたんじゃないでしょうか。
タクナハでは見違えるほどの人間らしさを身に着けたものの……観察者が望むような「刺激」が少なく、ノッカーには大きく水をあけらてしまった印象が強かった。
また、ジャナンダ上陸当初においては、いとも簡単にピオランと分断され、ハヤセには全能力を持ってしてもいとも簡単にあしらわれ、ノッカーとの戦いにおいては周囲の助けを借りなければ明らかに負けていた。
しかし、前回と今回におけるフシの成長っぷりはめざましかった。
トナリ達との交流を経て、フシの人間としての心の有り様がより深くなったように思うし、グーグーの死やハヤセからの敗北により植え付けられた「悔しい」「強くなりたい」という気持ちが行動に結びついていた。
ハヤセの背後を取ったり、睡眠薬でお返しするシーンなんて、今までのフシにはなかった行動パターンだったと思う。
トナリには今までのことを振り返って素直に謝罪もしていたし、あの忌み嫌っていた観察者に対しても素直に打ち解けた様子を見せていましたしね。
残念ながらウーロイやミァ、ウーパを守り切ることはできなかったけど……トナリとサンデルについてはノッカーから最後まで守り切ることはできた。
この経験は少なからずフシに自信をもたらしたようにも思う。
フシの成長速度は今後ますます加速していくんじゃないでしょうか。
次回もとても楽しみですね。
以上、アニメ「不滅のあなたへ」第19話「さまよう殺意」を視聴した感想でした!
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