アニメ「不滅のあなたへ」観てますか?
今回はドン引きレベルのジャナンダ島の実態に注目です。
最悪のバトルロイヤル
島長を決めるという闘技大会……その実態はまさに最悪としかいいようがないものでしたね。
ジャナンダ島における闘技大会、その予選は、武器あり、殺しあり、なんでもあり、という最悪ルールのバトルロイヤル。
なにせこの島では殺人が合法なもんだから、開会をアナウンスする司会者ですら合法的に殺されてしまう。
しかも島民の大半が罪人ということもあり、その残忍さはノッカーでさえ生ぬるく思えてしまうほど。
当初フシは「不死身」だから俺有利、とか甘い考えでいたものの……酒爺からは「不死身」であることは極力隠すようアドバイスを受けている。
けれどもピオランを助けるためには躊躇なんてしてられない。
葛藤の末、フシは「不死身」の力を衆人環視の中披露することになるのですが……その力が相手の残忍さをひどく際立たせてしまう。
闘技大会の参加者達は人を殺すことに1ミリのためらいもない。
というよりは息をするように人を殺している、といった印象が強い。
不死身のフシに次から次へと武器を突き刺していく様子は、殺意に満ちている、というよりは単純に粘土に棒でも立てているくらいの印象でしたね。
最終的には相手が二日酔いで自滅……なんともあっけなくフシの予選勝ち抜けが決定してた。
こんなにカタルシスのないバトルロイヤルはじめて見た。
ハヤセとパロナ
ハヤセらしき人物の登場と、パロナに変身してしまったフシ……なんとも気持ちが沈む展開でしたね。
パロナはマーチを助けるべく、まさに命がけの戦いをしたわけですが、結局マーチを救うことはできなかった。
そしてハヤセはパロナにとっては仇とも言える人物……フシが変身したオニグマによって顔に大きなキズを負い、最後に見た彼女の様子はもはや正気を保っていないように思えた。
バトルロイヤルを勝ち抜いたフシは不本意ながらも本戦に出場することとなり……ひょんなことからパロナの姿へと変身。
この変身の意味するところはパロナの死……正直なところ、この変身は見たくなかった。
このことから、おそらくパロナはハヤセによって殺されたんだと思われる。
パロナもそれなりに腕は立つ方だったけど、残念ながら部下持ちの実力者ハヤセはもっと強かったということか。
実際、闘技大会のバトルロイヤルにおいても圧倒的な強さで周りを蹴散らしていましたからね。
そしてどういうわけか、フシに並々ならぬ執着を見せているようだった。
ハヤセの野心はまだまだ終わっていない、ということなのでしょうね。
個人的にはパロナの姿でマーチとパロナの仇を討って欲しいところです。
フシが一番人間らしい
グーグーたちと過ごした4年間で、フシは本当に人間らしくなりましたよね。
そしてこのジャナンダ島においては、ある意味フシが一番人間らしく見える。
もともと罪人たちが集まる島ということで、殺人が合法ということも相まって、この島では島長を決めたところで2週間も持たずに殺されてしまう。
そんな事情を笑いながら話すトナリは、フシとピオランを騙してこの島に誘導し、なおかつ二人を引き離した張本人。
嘘に嘘を重ねるスタイルはフシの不信感を煽る煽る。
そんなトナリの不愉快な仲間たちも、この異常な状況を笑顔を浮かべながら楽しそうに説明するなど、やっぱりどこか変なんですよね。
彼らの異常さに不快感を表すフシの姿は、ただただまともな人間だった。
本来ならばフシは「不死身の化け物」のはずなのに。
もしもフシが最初にいたのがジャナンダ島だったなら……きっと中身も外見も恐ろしい最悪の生物へと進化していたことでしょうね。
そう考えると、最初に出会った名もなき少年、お母さん代わりのマーチ、頼れる兄貴グーグーに出会えたことは、この上ない幸運だったんだと改めて実感させられる。
ピオランに関しては、今回ちょっとグレーだったなぁ……。
もともと「罪人」という触れ込みだったし。
ただ10人も毒殺した、という話はにわかには信じがたいものがある。
次回がとても気になりますね。
以上、アニメ「不滅のあなたへ」第14話「自由の島・ジャナンダ」を視聴した感想でした!
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