アニメ「空挺ドラゴンズ」観てますか?
原作は未読ながらもずっと気になっていた作品がいつの間にかアニメ化されてたあるある……今回の私がまさにそれ。
というわけで、今回はアニメ「空挺ドラゴンズ」第1話「クィン・ザザ号」を視聴した感想について書きますね~。
2Dと3Dの融合度と本気度が高い
アニメ「空挺ドラゴンズ」…2Dと3Dの融合度がとにかく高かったですね。
キャラクターはすべて3Dモデリングで描かれているんですけど、パッと見ただけだと手書きに見えるくらい2Dしてるんですよね。
3Dモデリングにありがちな動きのぎこちなさはほとんど感じられないし、キャラクターの表情も手書き感があってとても魅力的。
一方で、メカや背景などの描写においても隅々まで細かく描かれてるかと思えば、敢えて原作寄りのバリバリのアナログ感を散りばめるなど、とにかく背景が美しい。
キャラクターと背景が渾然一体となった映像は、色彩バランスと光の加減の絶妙さも相まって恐ろしくハイクオリティに仕上がってました。
劇中曲も作品の雰囲気を盛り上げてくれるし、声優陣もとにかく豪華……某鬼滅の刃が頭をよぎったのは私だけか?
アニメ「空挺ドラゴンズ」の制作陣の本気度をヒシヒシと感じました……この人たち、間違いなくマジですよ。
圧巻の龍捕り! 周りでキャラが立ちまくり!
「空挺ドラゴンズ」というタイトルだけあって、人vs龍の龍捕り(おろちとり)が圧巻でしたね。
作中に登場する龍は世間一般で認知されているような姿ではなく、どちらかというとクジラのほうがイメージが近いかも。
実際の龍取りの様子も空中戦というよりは、水上にて巨大クジラと戦っているような印象が強い……けれども空中での戦いであることには違いなく、空中戦ならではの見せ方が冴え渡ってた。
特に主人公ミカ(CV:前野智昭)の一見無謀にも見えるスタンドプレイは思わずグイグイ惹きつけられるものがある。
それに他の隊員達も役割に応じた描写がしっかりとなされており、緊迫感だけでなく連携の様子などがヒシヒシと伝わってくる。
ヴァナベル(CV:花澤香菜)やジロー(CV:斉藤壮馬)といった手練達はやっぱり動きがキレてるし、見せ方もかっこいい。
新米のタキタ(CV:雨宮天)は慌てたが故に武器を取りこぼすなど、まだまだ不慣れな印象は拭えない。
他にもギブス(CV:諏訪部順一)やニコ(CV:櫻井孝宏)といったベテラン勢が体を張っていい場面を演出する。
裏方的な役割でいえば、カペラ(CV:釘宮理恵)やメイン(CV:赤﨑千夏)といったキャラ達が豪華な声とともに短いながらもしっかりとした存在感を主張してくる。
とにかく周りを振り向くとあちこちでいちいちキャラ立ててくるんですよ。
龍捕りは別の意味でもいろいろと圧巻でした。
地に足ついたハイファンタジー
「空挺ドラゴンズ」は地に足ついたハイファンタジー作品だと思います。
第1話では「龍捕り」という職業を通じて、クィン・ザザ号のみんなの世間的な立ち位置や、生計の立て方、そして普段の会話の様子などが描かれていたわけですが、この一連の流れがとても興味深かったですね。
特に狩った龍の体の様々な部位を、町の人々に売りさばいていくシーンでは、激しい戦闘から一変して「商人」としての顔を見せ、ちょっとしたお祭りのような和気あいあいとした雰囲気がとても楽しそうだった。
とはいえ取引が終わった後では、町の人々から怖がらせるからと、町の宿にも泊めてもらえない有様……クィン・ザザ号は「もぐり」の「龍捕り」ということで、社会的な信頼はほぼ皆無といってもいい状態…ひどい。
でもいざ龍が現れると助力を請われるなど、なんだかとてもいいように利用されているようにも見える。
けれども、そこは交渉上手なところを見せて、宿と食事を提供させるなど、なんだかんだでしたたかに生きている模様。
一箇所にとどまることがない「根無し草」な彼らだけれど、物語的にはとても地に足がついたハイファンタジーだと思います。
龍の肉食いてえ
それにしても龍の肉がうまそうだったなぁ…。
ミカがいかに美味しく狩るかを追求する気持ちがとてもよくわかる……ある意味今回一番力を入れて描かれていたのは「肉」だったかもしんない。
骨からこそげ取った肉もうまそうだったけど、厚切りステーキにしてこんがりと焼き上げた肉を、薄く切ってパンに挟んだサンドイッチは、空腹の視聴者のお腹を全力で鳴らしに来てたと思う…ぐー。
2匹目の龍は残念ながら「美味しく」狩ることに失敗し、ミカ的にはあんまり美味しくなかったようでしたが……見た目は非常に美味しそうだった。
アニメ「空挺ドラゴンズ」…実はグルメ作品なのかもしれない…ぐー。
まとめ
アニメ「空挺ドラゴンズ」第1話「クィン・ザザ号」を視聴した感想について書きました。
ティザービジュアルを見た時から気になっていたんですけど…想像していた以上にハイクオリティでとにかく驚きましたね。
全体的にビジュアルが美しいのはもちろんなんですけど、この作品のキモはやっぱり3Dモデリングのキャラクターじゃないでしょうか。
3Dなのに2D感がスゴいんですよ…この言い方だとただ劣化したように思われるかもしれませんが。
とにかくこの作品では、3Dと2Dのお互いの持ち味を見事に活かしてるんですよね。
そして美しい背景とのマッチ具合も超高い……ひょっとしたら今季一番の作品かも。
これは次回もとても楽しみ。
以上、アニメ「空挺ドラゴンズ」第1話の感想でした!
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