アニメ「ハイスコアガール」観てますか?
今回はいよいよハルオと日高の恋のゲーム勝負ということで、前回の大野回とはうってかわって日高回となるわけですが、この二人のゲーム勝負、原作でも重要な見せ場の一つとなっているので、個人的にはとても楽しみにしていたエピソードでもあるんですよね。
というわけで今回は、
第14話
「ROUND 14」
を視聴した感想について書きますね~。
大野のためなら俺は…!ハルオママはそんなハルオの意志を尊重するよ
ハルオママとの買い物帰りに大野のことについて語るハルオはどこかすっきりとした表情。
縁日の日を最後に大野とはもう会えないかも知れない。
しかし、過去に何度か疎遠になったことはあったけれど、気がつけば同じ筐体に並んで座っていた。
この例えがハルオらしくて好きだわ~
大野が頑張ってるのなら俺も…!
ハルオは一見ひねくれているように見えて、実は自分の心にひたすら真っ直ぐ生きてきた。
そんなハルオの生き方を全力で肯定して育て上げてきたハルオママが本当に素敵。
子供の意志を尊重することは簡単なようで難しいですから。
大野のためハルオは日高と戦う。ああ無情
前向きに頑張る覚悟を決めたハルオは、日高との「彼氏彼女の事情」を賭けたゲーム対決に望むべく静かにKOF95の練習に励む。
対戦相手をしてハルオのリョウサカザキにはどうしても勝てないとのこと。
リョウサカザキひとりで見事な三人抜き。
ガイルさんからも「成長したな、ハルオ」とお褒めの言葉いただきました。
またハルオが愛するゲームに登場する男たちは常に大切な人のために戦っている。
- 「魔界村」のアーサーはプリンセスのため
- 「スプラッターハウス」のリックはジェニファーのため
- 「ファイナルファイト」のコーディはジェシカのため
- 「カラテカ」のカラテカはマリコ姫のため
- 「スパルタンX」のトーマスはシルビアのため
- 「ドラゴンバスター」のクロービスは王女セリアのため
そしてハルオは大野のために日高と戦うという。
日高かわいそう…
それでもハルオは真っ直ぐ突き進む。
ほら、ガイルさんも言ってるし。
「戦いとは無情なもの」って。
二子玉ちゃん登場!日高はイグアナで鍛錬の日々
ハルオの彼氏になるため、日々ヴァンパイアハンターの練習に励む日高。
そんな日高に話しかけるのは新キャラクターの「二子玉川フェリシア」こと二子玉ちゃん。
日高のコンフュハメに頼らない優しく洗練された戦いかたと、連勝を重ね対戦相手がいなくとも一人で鍛錬を重ねる姿、何より負けられない戦いに望むかのような執念をいたく気に入った二子玉ちゃんは日高を夜のゲーセン「イグアナ」へと招待。
イグアナには連勝を重ねるツワモノたちがごろごろ。
- 高田馬場サガット
- 大井町オルバス
- 九品仏ブランカ
- 玉川学園前サスカッチ
- 金玉侍
- 胃潰瘍
彼らの自己紹介に日高が心の中で突っ込むのが普通に面白い。
この「イグアナ」では勝つためならなんでもありの禁じ手なし。
一戦一戦が重苦しい鍛錬を経て日高はどこまで強くなったのか?
ハルオのうしろでゲームを眺めていたころの日高がなつかしい…。
ハルオ vs 日高【恋の3本勝負】
そして決戦当日。
ハルオと日高は次の3つのゲームで対戦を行うことに。
- 真サムライスピリッツ
- KOF95
- ヴァンパイアハンター
ハルオは1P側、日高は2P側を選択。
そして二人の対戦が始まる。
1本目・真サムライスピリッツ
ハルオ幻庵と日高右京の戦いは一進一退の攻防を繰り広げる。
超低空つばめ返し。
幻庵のスライディングはBC小ジャンプで交わして反撃。
橘右京の生き様に自分を重ねる今の日高は、右京とのシンクロ率100%。
さらに「イグアナ」で幻庵の動きも熟知した結果、真サムライスピリッツの勝負は日高に軍配があがる。
日高のプレイを見事にゲーム上で再現しているあたりはさすがですね。
ともあれ日高、まず1勝。
イグアナ勢の喜びの舞は正直微妙…というかキモい。
2本目・KOF95
1本目は日高の勝利に終わったものの、勝負の様子を見ていた二子玉ちゃんはハルオにあって、日高に欠けているものに気づく。
一方、1本目を落とし、もう後がないハルオには不安な様子はまるでない。
己の強みをしっかりと持つハルオに心の中のガイルさんも「よし」と太鼓判。
そして2本目・KOF95。
ハルオはいつもの龍虎チームを選び、日高は対策されにく隠しキャラクターチームで挑む。
圧倒的な性能を誇るルガールを前に連敗し、ハルオに残されたキャラクターはリョウサカザキのみ。
さすがのガイルさんも不安になるものの、ハルオは逆に笑顔を浮かべる。
ここから先はハルオのリョウサカザキによる怒濤の反撃開始です。
ハルオが操る熟練のリョウサカザキはルガールの性能差をものともせず、付け焼き刃の草薙柴舟を一蹴、最後のハイデルンい至っては龍虎乱舞でトドメを刺す。
二子玉ちゃんが気づいた「ハルオ」にあって、「日高」に欠けているもの。
それはゲームを楽しむ心。
勝利への執念で戦う日高は、楽しみながら戦うハルオに痛恨の敗北を喫したのでした。
これでハルオと日高、1勝1敗のイーブンとなり、勝負は最後のゲーム「ヴァンパイアハンター」へと持ち越されることに。
きっちりとコンボを決めるだけでなく、挑発でフェイントを入れ相手の攻撃を透かし、最後は超必殺技でトドメを刺す。
ハルオ、しっかりとKOF95を楽しんでましたね。
3本目・ヴァンパイアハンター
大勢のイグアナ勢の前にほとんどアウェイ状態のハルオに心強い味方・宮尾が登場。
とくに的確なアドバイスをしてくれるわけではないのですが、宮尾の「見守っている」という言葉は実にありがたい。
一方、2戦目を落とした日高には二子玉ちゃんが的確なアドバイスを送る。
でも日高にコマンド入力についてのアドバイスは不要だと思う。
何しろずぶの素人だったころから日高のコマンド入力は神がかってるものがありましたからね。
「いつもどおり」を心がけ深呼吸する日高。
「いつもどおり」落ち着いているハルオ。
そして対戦開始。
ハルオ・ビシャモンはグイグイ近接攻撃をしかけ、日高・フォボスは遠距離戦に持ち込むべくガードキャンセルを駆使して攻撃を跳ね返す。
イグアナ勢の「しつこい男を跳ね返す女のよう」という言葉に反応する日高の乙女心がいじらしい。
日高
しつこいのは私のほうで!
跳ね返すのは矢口くんのほうなんだけどね!
日高・フォボスはハルオ・ビシャモンをグイグイ追い詰めるものの、一瞬のスキを突かれ、あっという間にそのまま一本目を奪われてしまう。
しかし二本目は日高の恋の執念がフォボスに乗り移り、コンフュからの即死コンボでハルオ・ビシャモンを容赦なくKO。
この勝負にかける日高の恋心がとにかくあっちぃ。
しかし、努力してきたのは日高だけではない。
ガイルは知っている。
ハルオがバイトに、ゲームに、一生懸命努力してきたことを。
ガイルが語るハルオの数々の努力の描写はとっても好感が持てますね。
またガイルの「俺はすべて見ていたぞ!」というセリフがいい声すぎて鳥肌立ったわ。
即死コンボでやられる寸前だったハルオは少キック連打でピンチから脱すると、ガードキャンセル鬼炎斬を連発してフォボスを翻弄。
そして最後はガードキャンセルからのEX鬼炎斬でトドメ!
これよく再現したな…。
恋の3本勝負の結果は2勝1敗でハルオの勝利で決着!
キレる日高がめっさカワイイ
勝負に勝ったハルオは、勝利の興奮おさまらぬまま日高に話しかけるのですが…あくまでもゲームに勝ったことで喜んでいる様子に日高、キレる。
「ムッカつく!」とキレ、ハルオをぼこぼこ殴り続け感情を爆発させる日高の乙女心がとにかくカワイイ。
ハルオが前に進みたかったのは大野のため。
そのことが余計に腹立たしい日高はとにかくハルオを殴り続ける。
それだけでなく最後に連発されたガードキャンセル鬼炎斬の嵐を「なめプレイでしょ!?」とハルオの頭をガクガク揺さぶる日高にゲーマーとしてのプライドが垣間見えてそこがまた愛おしい。
さらには今回以前の過去の勝負まで持ち出す日高がものすごくいじらしい。
その様子を見ていたイグアナ勢、ハルオのあまりの愛されっぷりに嫉妬。
ハルオはひん剥かれて刺し身になった模様。
私もその場にいたら、きっとハルオをひん剥いていたと思う。
その悔しさを次につなげろ!日高の恋は終わらない
日高の悔しさはハルオに対するものだけでなく、あれだけ練習したにもかかわらず勝てなかった自分に対してのものでもある。
そんな日高を見て嬉しそうな二子玉ちゃんを見て私も嬉しい。
日高はいつのまにかハルオだけでなくゲームも心から好きになっていたんですね。
またひとり、ハイスコアガールが誕生してしまった。
大好きになってしまったものはしょうがない。
ハルオも格ゲーもあきらめたくない。
その悔しさを次の強さにつなげてやる。
そんな日高を祝福するかのように太鼓を打ち鳴らすフォボスの描写がたまらなくグッとくる。
日高の恋はまだ終わらない。
まとめ
アニメ「ハイスコアガール」第14話「ROUND 14」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
ハルオと日高の恋のゲーム勝負、ついに決着がついたわけですが、今回はなんといっても日高の乙女心のいじらしさ、健気さにグっときましたね。
また、勝負が終わってハルオにキレて暴れる日高が、今までにない新しい魅力を発揮するなど、日高株がさらに急上昇した感がハンパなかった。
今回の第14話は最高の日高エピソードだったといえるでしょう。
これはリピート視聴したくなるなぁ。
以上、アニメ「ハイスコアガール」第14話の感想でした!
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