アニメ「フルメタル・パニック!Invisible Victory」が全12話の放送を終えましたね!
今回の「Invisible Victory」の話の範囲は、原作でいうところの第7巻「つづくオン・マイ・オウン」、第8巻「燃えるワン・マン・フォース」、第9巻「つどうメイク・マイ・デイ」にあたります。
第7巻 つづくオン・マイ・オウン
第8巻 燃えるワン・マン・フォース
第9巻 つどうメイク・マイ・デイ
前回の「フルメタル・パニック!The Second Raid」から約13年の時を経てアニメ化された今作「Invisible Victory」は、アーバレストやM9、サベージといったASがすべてCGで描かれていて、全体的な映像クオリティがグッと上がっています。
そんな「フルメタⅣ」を全話視聴した感想について書いてみました。
作画レベルは過去最高
過去に放送された「フルメタル・パニック!」シリーズは、いずれも高めの作画クオリティとなっていましたが、今作は13年という長い年月を経ているということもあり、一線を画す仕上がりとなっています。
アニメ制作に使用するツールや通信環境のパワーアップによるところも大きいのかもしれません。
また出渕裕や大張正己といったベテランクリエーターも参加している点も大きいのではないでしょうか。
全体的な話の流れは?
フルメタⅣでは原作の第7巻~第9巻を描いているということもあり、相良宗介や千鳥かなめをはじめ、ミスリルのメンバーには大きな試練が立ちはだかり続けます。
また大切な息抜き要素でもある学校でのコメディがないということもあり、観ているほうも「ほっ」と息を抜くことがなかなかできません。
ハードにつぐハードな展開が続くため、全体的な話の流れとしては一本調子のように感じられる部分もあり、1クール観続ける作品としては少しバランスが悪いかもしれません。
過去のシリーズと同じような展開を期待していた人にとっては、少し面白みに欠けたかもしれませんね。
ASによる戦闘シーンは圧巻
フルCGでバリバリ動くASによる戦闘シーンは、マシンの重量感や躍動感、金属音などもしっかりと描かれているため、本当に見ていて圧巻です。
また「ラムダ・ドライバ」の表現に磨きがかかっていて、これまでのシリーズとはまたひと味違った戦い方を見せてくれます。
とくにラストの12話で登場する、相良宗介の新しい相棒「レーバテイン」の暴れっぷりには本当にワクワクさせられます。
大迫力の戦闘を見せつつも、宗介とアルの軽快な掛け合いは、いつもの戦闘BGMと相まってテンションがバク上がりします。
「デモリッションガン」や「デモリッションガン・ガンハウザーモード」といった新たなる力も見せつけて、さらにテンションが上がってしまい、もう大変の変態です。
「宗介」と「かなめ」の無線シーンは最高
ラスト12話の最も盛り上がるシーンはレーバテインの戦闘シーンか?
と思いきや、実は最高のシーンはそのあとにとってありました。
それは「相良宗介」と「千鳥かなめ」の無線での会話シーン。
原作小説でもとても印象的な素晴らしいシーンなのですが、最高のタイミングでかかるBGM(あの曲ですよ)や声優さんの熱演により、ある意味原作を超えた名シーンへと仕上がっています。
なるほど、今回の「フルメタル・パニック!Invisible Victory」はこのシーンのためにあったのかも。
そりゃカリーニンも呆れるわ。
続編はいつ作られる?というか続編あるの?
フルメタⅣで原作の第9巻まで消化し、残るは次の3冊分。
第10巻 せまるニック・オブ・タイム
第11巻 ずっとスタンド・バイ・ミー(上)
第12巻 ずっとスタンド・バイ・ミー(下)
めちゃくちゃ詰め込めば、なんとか1クールで収まるかもしれない。
あるいは最後は劇場版?
そんな期待が膨らむような終わり方をしたフルメタⅣですが、ラストのスタッフロールには次のようなメッセージが。
Thank you for watching IV till the end.
We hope to have chance to meet you again in the future.
google翻訳で訳すと次のとおり。
最後までⅣを見ていただきありがとうございます。
私達は将来、あなたに再び会う機会があることを願っています。
なんだと?
つまり、続編の製作が決定している、というわけではない?
13年越しにやっと続編を製作、つまり「フルメタのラストまできっちりと作る」ということだと思っていたのに・・・。
製作者サイドの想定以上に評判がよろしくなかったのかな?
なんとか今までのスタッフが揃った状態で、フルメタをきれいに完結させてほしい、と願ってやみません。
とりあえず、もう一回見直そうかな~。
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