2020年5月18日……ついに「鬼滅の刃」が完結しましたね。
クライマックス直前になって舞台が「現代」に移ったときは、いろいろな意味でハラハラ・ドキドキしたものですが……。
こうして実際に完結してしまうとやっぱり寂しいものがありますね。
というわけで、今回は週刊少年ジャンプでの連載を終えた「鬼滅の刃」について少し書きたいと思います。
大団円!
「鬼滅の刃」という作品は、個人的にはいまだに第1話目のインパクトが強く……真っ先に「残酷」という言葉が思い浮かんでしまうんですね。
主要なキャラクター達が次から次へと容赦なく散っていく様子は、見ているこちらの心のゲージも容赦なく削っていく。
また、敵である鬼達にもそれぞれ悲しき過去があるもんだから、どうしても感情移入してしまう……これがもうただただ悲しくて。
そんな「残酷」の連続に心を削られながらも、全然見る事がやめられない……そして気がつくと完結を迎えることとなったわけですが……。
まさか現代を舞台にこんな平和なスペシャルエピローグを描いてくれるなんて……。
若くして散っていった鬼殺隊の面々が……ある人物は子孫として、ある人物は転生して、ある人物はあれからずっと生き続けて……私達と同じ時代を過ごしている。
死を超越した彼らの楽しそうな姿は……何度読み返しても胸が熱くなってくる。
今すぐは無理だとしても……またいつか彼らの活躍が見てみたい。
そう思わせてくれる、とても素敵な大団円だったと思います。
マンガ誌に残る究極のラストバトル
鬼舞辻無惨との最後の戦いは、間違いなくマンガ誌に残る究極の名シーンだったと思います。
炭治郎からしてみれば、無敵のようにさえ思える鬼殺隊の柱達……その柱達が命を賭して戦う姿は死力を尽くすという言葉ではまったく足りないくらい、とにかく壮絶なものだった。
また炭治郎や柱達だけでなく、珠世や愈史郎といった鬼達の協力、お館様を始めとする無名の裏方達の活躍など、もう出せるものはすべて出しつくす、命で足りなきゃ魂までも差し出してしまう……そんな印象を受けました。
しかもそんな戦いが夜明けまでずっと続くという……この作者、ほんま鬼やで。
でも、この鬼のような精神がこのような究極のラストバトルを生み出したんだと思うと……ぐうの音も出ねえ。
この展開、残酷過ぎる
鬼舞辻との戦い…それはもう文句なくきゅうきょくだったわけですが……この鬼の作者、そこからさらにえげつない展開を用意していた。
まさかの炭治郎、鬼化。
しかも鬼舞辻でさえなし得なかった、太陽の光を完全に克服した究極の鬼ですよ。
鬼舞辻の次は炭治郎……もうコレ完全に心折れるヤツですよ……でもヤル。
こんな残酷な展開、あるか?
電車の中で読んでて思わず膝から崩れ落ちそうになったわ……もう仕事どころじゃない。
また、それに輪をかけるように畳み掛けてくるんですよ。
ほぼ人間に戻った禰豆子が駆けつけたり……伊之助が涙ながらに殺せないと断念したり……もうみんな優しい炭治郎のことが大好き過ぎて(涙)
私も「もうやめてくれぇ!!」と心の中で叫びつつ、全然読むのをやめられないという……そんな事を毎週繰り返してました。
よくもまあこんな残酷な事思いついたもんですよ(褒)
この残酷はクセになるなぁ…。
「祝! 完結」でもやっぱり「寂しい」のだ
最終回直前に現代の描写が出てきた時には、ジャンプの悪癖「引き延ばし」が発動したのかと心配したけど……結果はこれ以上ないくらいの大団円。
誰もが望んだタイミングでの潔さのある完結となり、私もほっと一安心。
ただし、時間が経つに連れて着実に「鬼滅ロス」が進行し……来週のジャンプに「鬼滅の刃」が載っていないと想像するだけで、ひどく寂しく感じてしまう…。
今の心の拠り所は2020年10月公開予定の「無限列車編」と、スピンオフの「煉獄外伝」……そしていつか放送されるであろうアニメの第2期くらいでしょうか。
個人的にはある程度時間を置いてからの「現代編」の「鬼滅の刃」の連載を期待したいところですね。
まとめ
週刊少年ジャンプで見事な大団円を迎えた「鬼滅の刃」について書きましたが、いかがだったでしょうか?
人気絶頂の中で最終回を迎えることができる作品なんて、本当に一握りだけだと思うんですけど……とりわけ「鬼滅の刃」に関しては、その中でもさらに一握りの作品だったように思います。
読み始めの頃は「ちょっと少年誌向きじゃないのかな?」と不安に感じ、いつ打ち切られるかひやひやしながら見守っていた時期もあったものの……全然そんなことなかったですね。
また、ufotableによるアニメ化でさらに人気大爆発……個人的には地上波最高のアニメ作品だったと思ってます(1位)
涙流して、鳥肌立てて、興奮しすぎて夜も眠れず……そしてリピート視聴して同じことを繰り返す……放送中はそんな日々を過ごしてきた。
吾峠呼先生には少しゆっくり休養でもとってもらいたいとは思うものの……心の中では「次! 次!」と急かす自分がいる(鬼)
とりあえず今は「無限列車編」に全集中で逝きたいと思います。
そして最後にひとこと。
ありがとう! 鬼滅の刃!
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