アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」観てますか?
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は「月刊COMICリュウ」連載中の同名マンガ作品を原作としており、2020年1月現在、6巻まで刊行中。
この作品、「えりぴよ」がとにかくスゴいんですよ。
アイドルとドルオタ達が狂宴する中、一人多大なる熱量で半ば「伝説」と化しているドルオタ女…それが「えりぴよ」。
というわけで、今回はアニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第1話「そんな舞菜を愛してる」を視聴した感想について書きますね~。
えりぴよの熱量を楽しむ
「推しが武道館いってくれたら死ぬ」は、えりぴよの熱量を楽しむ作品だと思った。
初登場時はまともなOL風だった「えり」が、熱狂的な舞菜推しの「えりぴよ」へと変貌を遂げるわけですが……その熱量たるや凄まじいものがあった。
収入のほぼすべてを舞菜のために注ぎ込み、自らの服装は学生時代の赤いジャージのみ。
あまりにも熱狂的すぎて周りのファンもドン引きしてしまい、結果的に舞菜のファン拡大の大きな障害になってしまっている…。
しかも、肝心の舞菜からは超塩対応されているという…正直見ていてとてもツライものがあった。
けれどもそんな逆境にもめげず、とにかく世界で一番舞菜を愛してる、という絶対的な信念を持ち続ける姿には、なぜか感動を禁じえない…。
こんな生き方できればいいな……と思うくらい心揺さぶられるものがありました。
えりぴよの熱量は時に見ていて痛々しいところはあるものの、好きな人に全力を注ぐ姿はただただ素晴らしいとしか言いようがなかったです。
えりぴよのCVを務めるファイルーズあいの熱演も素晴らしい……とくに武道館のくだりの叫びは必聴(しかも2回)。
とりあえず「えりぴよ」推しで見続けたいと思いました。
ドルオタ達の狂宴
この作品、アイドル達以上に、彼女達を取り巻くドルオタ達の描写が多いんですよね。
事情を知らない第三者から見たら「キモい」の一言で一蹴されてしまうかもしれないんですけど、推しのアイドルのために一生懸命にお金と労力を惜しまない姿を見てると、なぜか「羨ましい」と思ってしまう。
なるほど、地下アイドルはこういった人たちに支えられているものなのか…。
特に炎天下のもと、早朝から並ぶえりぴよ達の姿にはただただ感嘆するばかりだったけど……暑すぎて変なテンションになるシーンはもはやただの酔っ払い集団にしか見えなかった(ごめん)
けれども基本的にはみんな紳士的なんですよね……ファン同士で和気あいあいとコミュニケーションを取る様子にはホッコリするものがあったし、途中退場しかかったファンに対してもくまささんの持論はとても説得力がありました。
ある意味この作品は、ドルオタ達の狂宴こそがメインテーマなんじゃないかと思った。
アイドル描写も力入ってる
作品の性質上ドルオタの描写が多くなりがちなんですけど、肝心のアイドル描写に関してもとても力が入ってるように思いました。
手書き2Dでしっかりとアイドルらしい振り付けや動きを再現してたし、実際のステージの流れにそってコール&レスポンスも表現するなど、とても雰囲気が出ていたように思います。
メンバーも一人一人しっかりと個性が出ていて、それにともなって作画も丁寧でしたしね。
途中、えりぴよが興奮のあまり鼻血出して退場してましたけど……どこまで舞菜を愛してるんだこの人。
実は塩じゃなかった!
正直、舞菜のあまりの塩対応っぷりに途中で見るの辞めようかな……と思ったんですけど、最後まで我慢して見続けてよかったです。
一緒にチェキした写真のシーン、捨てられてたのかと思ってちょっとドキドキしたんですけど、実は舞菜、心の中では全然塩じゃなかったんですね……むしろ砂糖。
内気な性格のせいでなかなか本心を打ち明けられない、というのが実情のようなんですけど……えりぴよの「推し」があまりにも強力すぎてなかなか言い出せないんでしょうね。
でもとりあえず舞菜が「塩じゃない」とわかっただけで、なんだかすごく報われたような気持ちになりました。
えりぴよは間違ってなかった……早く二人の誤解が解ければいいな。
まとめ
アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第1話「そんな舞菜を愛してる」を視聴した感想について書きました。
とにかくえりぴよの熱量が凄かった……ここまでいろいろと吹っ切れた主人公を見るのってなんだか久しぶりな気がする。
でも実際にいるんでしょうね…えりぴよのような生き方をしている人々が。
ドルオタ、アイドル双方の描写がリアルなもんだから、より一層えりぴよの存在感が際立ってくるというか…。
途中、舞菜の塩対応に悩む姿には見てるこっちもツラくなってしまったけれど……えりぴよは「そんな舞菜を愛してる」から大丈夫か。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」第1話の感想でした!
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