アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」観てますか?
今回は家庭教師ルディの苦労が忍ばれる回。
ボレアス家のジジイと孫の高圧っぷり、ギレーヌの予想外な優等生っぷり、ルディの家庭教師としての手腕に注目です。
高圧ジジイ&孫
ヴァイオレンスなエリスの性格はどうやら祖父であるサウロスの影響によるもののようですね。
エリス誘拐事件はルディの関与を隠すため、すべてギレーヌの手柄となったわけですが、祖父サウロスはこれが気に食わない。
礼儀正しいルディの態度と、エリスを救ってもらった恩を理由に、サウロスは息子を容赦なくぶっ飛ばしてた……えぇ~……。
とはいえ息子もぶっとばされ慣れた(?)もので、すぐさま起き上がると丁寧に理由を説明……ジジイもそうそうに納得していたものの、振るった暴力の謝罪はなし。
この様子を見たルディはエリスの凶暴さについて腑に落ちてるようだった。
そしてこのジジイ、例にもれず孫に甘いようで……ルディに魔法を教えるよう、孫に代わって要求していた。
でもこれに関してはさすがのルディも承諾できない……頭を下げずに人にお願いするような大人になっていいのか?
ルディの正論にジジイ納得……大声を張り上げて孫の名を呼ぶと、エリスがワクワクした足取りで颯爽と登場してた。
ジジイに諭され、ルディに頭を下げてお願いするのかと思いきや……高圧的な態度のままルディに魔法の教えを強要するなど、どこまでもジジイに似ていましたね。
その点についても注意を受け、エリス屈辱の手動ツインテールで圧の強いネコナデ声でルディにあらためてお願いしてた。
獣人大好きなボレアス家において、この行為は極めて有効なものらしく……エリスはジジイと父の二人からポーズの改善点を指摘されてた……獣人メイドも後ろで嬉しそうになずいてたな。
ボレアス家のありようがよくわかる、ジジイと孫の高圧エピソードだったと思う。
ルディ先生と生徒たち
ルディは家庭教師としてエリスだけでなくギレーヌの勉強も同時に見ることとなるわけですが……。
勉強に前向きなギレーヌと違って、エリスは魔法以外は興味がなく、しょっちゅう授業をボイコットするんですね。
エリスが逃亡するたびにルディは屋敷を探すのですが……エリスの昼寝中に胸をもんだりパンツを脱がすのは論外……エリスのコンビネーションがキレイに入っていましたね。
力で勝てないルディは、中身おっさんだけで子供の涙を有効活用……ギレーヌを利用した作戦が功を奏し、ギレーヌの冒険話が思いのほかエリスのやる気に火をつけてた。
一方で、剣術の授業となると攻守逆転、ギレーヌの「考えろ」「考えるな」といった矛盾した教えに混乱しつつ、エリスの手加減のない猛攻にボコボコにされるなど、ただの虐待にしか見えなくもなかったですね。
とはいえ、ギレーヌはルディの魔法に一目置いている部分もあり、調子に乗るエリスに油断するなとたしなめるなど、本当の意味での両者の戦力差を冷静に把握しているようだった。
今後5年間、ルディはこのような生活を続けていくことになるのか……。
シルフィと一緒に大学に行くためとはいえ、これはなかなかハードな生活になりそうですね。
個人的にはルディの部屋に増えていくフィギュアのクオリティが興味深い……もっとアップで見せて欲しい。
ブチギレエリスとルディの休日
1ヶ月間休みなしでルディが教育した結果……エリスがブチ切れていましたね。
ルディって前世ではずっと引きこもりつづけていたから、おそらく生活における「オン」と「オフ」の区別がなかったものと思われる。
異世界に来てからは、魔力量の総量を上げるべく常にパワーレベリングしているような状態だったし……ある意味ルディは可愛い見た目とは裏腹に猪突猛進な傾向があるのかも。
そんなルディの休日なし・ブラック教育に対し、エリスは暴力で反旗を翻す……結果、週に一回の休日を確保することに成功。
そしてその休日は、ルディとギレーヌを伴って街へと散策することとなるのですが……思えばルディがこういった町中にいる描写は今回が初めてかもしれない。
フィットア領最大の町ロアは、ルディにとっても興味深いものが多々あり……ネトゲ感覚で市場調査に夢中になるなど、アウトドアなのかインドアなのかよくわからない状態になってた。
そんな中、ルディの身なりからグレイラット家と見た商人が、日本円換算で100万もするような媚薬を勧めてた。
ふつう10歳にも満たない子供に媚薬なんて勧めるか……?
庶民から見たグレイラット家への印象に深い疑問が湧いてくる。
ルディはエリスから媚薬への興味を反らせるべく、町中の商品をつかって簡単な算数問題を出し、なんとか煙に巻いていた。
それと同時にエリスの算術がぶっ壊れてるのがよくわかった……ギレーヌが優秀に見えてくる。
でもこういった描写は休日ならではの緩さがあって、個人的には好きですね。
ブラック労働な二人
それにしても少し意外だったのがルディとギレーヌの安月給。
二人とも住み込みとはいえ、いくらなんでも安すぎる。
ルディは月に銀貨2枚(約2万円)、ギレーヌは月に金貨2枚(約20万円)……。
ちなみにルディが母親から買い与えられた本は1冊で金貨7枚(約70万円)で、おすすめの媚薬は金貨10枚(約100万円)。
おそらく生活必需品と高級嗜好品とでは価格に大きな差があるのでしょう。
ただ、それらを差し引いても二人の仕事に対する報酬は割に合わないように思う。
ましてや依頼主は貴族ですからね……ボレアス家、実はどケチな家系なのかな?
とはいえ、ルディは教師であると同時に生徒でもあるわけで……ましてや10歳にも満たない子供なので、低賃金は致し方ないのかもしれませんね。
ギレーヌに関しては……ルディに算術を学ぶことで適正な市場価格について再考しだすかもしれない…。
ペルギウスの浮遊城
甲龍王ペルギウスの浮遊城にルディがびっくりしていましたね。
この異世界において、甲龍王ペルギウスの存在はおとぎ話でもなんでもなく、浮遊城も人々の日常に当たり前のようにある存在なわけですが……。
前世での人生のほうが長いルディにとっては、非日常的かつ非常識な存在にしか映らない。
そりゃそうですよね、空に城が浮いてたら日本人なら誰でも驚く。
異世界でも引きこもりガチだったルディは、ロキシーのおかげで世界が広がり、シルフィと出会い、新たな町で浮遊城を見て、さらに世界が広がった。
こういう世界観の広がりを実感させてくれるのも「無職転生」の大きな魅力なんですよね。
まとめ
アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第6話「ロアの休日」を視聴した感想について書きました。
前回はエリスの凶暴っぷりと、剣王ギレーヌの電光石火の早業に度肝を抜かれたわけですが……今回はそんな二人に家庭教師をするルディの奮闘っぷりがとても興味深かったですね。
ボレアス家の領主ジジイの圧にも屈せず、エリスの暴力にはパンツを脱がして応戦……最終的にはギレーヌを子供の涙で操るなど、ルディの苦労が伺えるも平和的な日常回だったように思います。
また、終盤で登場したペルギウスの浮遊城……ファンタジー感満載で個人的にはとても印象に残る光景でしたね。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」第6話の感想でした!
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