アニメ「無職転生」23話感想!前世、今世を乗り越えて。

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アニメ「無職転生~異世界行ったら本気だす~」観てますか?

 

 

今回でアニメ第二期最終回。

 

はやくも第三期へ向けての動きが活発化する期待感あふれる最終回となっていますよ~。

 

 

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エリスの決意

 

 

エリスがルーデウスのもとを去った理由がなんとも彼女らしかったですね。

 

エリスはああ見えてルーデウスに対していろいろな引け目のようなものを感じていて、特にそれを決定づけたのがやはり龍神オルステッドとの戦いでしょう。

 

為すすべもなくルディがオルステッドに殺られる様子は、おそらくエリスの心のキャパを大幅に超える衝撃があったのでしょうね。

 

それまでの旅路で積み重ねてきた絆がいとも簡単に奪われる……エリスは心底自分の無力さを呪ったんじゃないでしょうか。

 

けれどもエリス自身も両親と祖父の死を知らされ、故郷の惨状を目の当たりにした結果、無理やりルディと家族になった。

 

ルディと結ばれるシーンのエリスは明らかに心のバランスを欠いており、本来の愛し合う姿とは少し程遠いように思えました。

 

ただ、この儀式はエリスの迷いを払拭するには十分だった模様。

 

エリスはオルステッドからルディを守れるだけの強さを手に入れるべく、あえてルディのもとを離れ、ギレーヌと旅に出る選択をした。

 

この娘、なんて男前なんだろう。

 

髪をバッサリと落としたこともあってか、清々しい笑顔を見せるエリスの姿は、まるで少年マンガの主人公のようにさえ思えた。

 

個人的には、猫耳がついた白フードに少し萌えた。

 

 

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これが本当のスペルド族だ

 

 

ルディたちと別れたあとのルイジェルドの様子も描かれていましたね。

 

行商人と思われる一行を魔物から救ったルイジェルドは、常人よりも遥かに強い力を持つ一方で、「スペルド族」と名乗るのにかなりの勇気を必要とする。

 

ルディと出会う前のルイジェルドなら絶対に名乗らなかった。

 

でも今回は名乗った。

 

その一歩の大きさよ。

 

行商人たちは「スペルド族」という言葉に驚きつつも、第三の目について質問をするなど好奇心も見せていた。

 

実際に見た第三の目は今まで抱いていた印象とは異なるようで、そんな彼らの新鮮な反応にルイジェルドも少し戸惑うようなはにかんだ笑顔を浮かべてた。

 

こういうの、なんかいい。

 

ルイジェルド大好きな私としては、こういう描写「もっともっと!」ってなってしまうし、ちょっと視界が歪んじゃう。

 

幸い、スペルド族にかけられた呪いも大分弱まっている、とヒトガミも言ってた、とルディも言ってた。

 

ルイジェルドの帰路は案外楽しいものになりそうですね。

 

 

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各地にて

 

 

今回は第2期最終回ということで、ルディと出会った人たちのその後の様子が描かれていましたね。

 

ロキシー人形の造形に涙するザノバ。

 

一人砂漠を旅するギース。

 

ドルディア族の修行の様子や、感動の再会を果たすパウロとアイシャ、そしてリーリャ。

 

次の第三期に向けて着々とタネまきしている感じですね。

 

その中でも特筆すべきは、やっぱりロキシー師匠でしょう。

 

なぜか魔界大帝キシリカ・キシロスとタルハンドが飲み比べしとる。

 

結果、キシリカ勝利に終わるも、無銭飲食で店主に簀巻きにされていた。

 

見るに見かねたロキシーが代金を立て替えるわけですが、キシリカがお返しできるのは邪眼のみ。

 

キシリカの本当の正体など知らぬロキシーは、話半分でルディの家族の行方について尋ねる。

 

エリスに捨てられ落ち込むルディ、感動の再会を果たしたパウロとアイシャ、そしてリーリャ。

 

でも一番決定的だったのは、行方不明中のゼニスでしょう。

 

ゼニスがいる詳細な状況までは見通せなかったものの、ベガリット大陸の迷宮都市ラパンというところまでは特定できた。

 

これは大きい、非常に大きい。

 

ロキシーたち一行が一番欲しかった情報ですよ。

 

こんなのまともに捜索してたら絶対にたどり着けるわけがない。

 

物語が大きく動き出した瞬間にワクワクが止まりません。

 

 

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前世、今世を乗り越えて。ルディ、前へ

 

 

今回はルディの心情が、今世と前世を交錯させながら、とても丁寧に描かれていましたね。

 

前世のルディは30歳オーバーのこ汚い引きこもりだったわけですが、今回はそこに至る経緯について描かれており、ルディが生来持つ正義感の強さがとても印象的でしたね。

 

今のルディならば文字通り実力で排除できるんでしょうけど、前世の世界はそうはいかない。

 

転落しだすとあっという間、もうノンストップですよ。

 

幸い、両親には恵まれていたようで、決して頭ごなしに人格否定するようなDQNではなく、イジメ加害者に対しても制裁を下すよう働きかけるなど、息子に対する愛情はしっかりと持ち合わせているように思えた。

 

ただ、前世ではどうしても立ち直ることができなかった。

 

最初の一歩が踏み出せなかった。

 

皮肉なことにその第一歩で車に轢かれ転生することになったわけですが。

 

この苦しい苦しい前世があるからこそ、今のルディは強くある一方で、落ち込んだときは前世、今世ダブルで来ちゃう。

 

だからといって、今のルディはいつまでも失意で引き込もれる状況にはない。

 

ルディが見た夢はゼニスが見せたものなのか、それともルディ自身が見たものなのか。

 

今世のルディに新たな一歩を踏み出させたのは、今世の母ゼニスであることは間違いない。

 

新たな使命に向かって歩き出すルディの勇姿に少し感動してしまった。

 

なにせルディはシルフィが最も尊敬する大切な人ですから。

 

でも御神体(ロキシーのパンツ)は持っていく。

 

第三期での活躍におおいに期待したいですね。

 

以上、アニメ「無職転生」第23話「目覚め、一歩、」を視聴した感想でした!

 

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