アニメ「グレイプニル」観てますか?
今回はエレナの仲間、スバルとのバトル回。
修一と吉岡……二人の大きな変化に注目です。
紗耶香のエレナ像(下心あり)
チームリーダーの紗耶香ってエレナの同級生だったんですね。
女性教師の一件で他校への転校を余儀なくされた紗耶香は、そこでエレナと出会うことになるのですが……紗耶香が語るエレナ像は両親を殺すような殺人鬼からはもっとも程遠いものだった。
人間不信に陥った紗耶香に対し、エレナは根気よく接し続けてくれたとのこと……よって紗耶香のエレナに対する印象はすこぶるいい……バッチリと下心を抱くほどに。
クレア的には下心の下りはまったくいらない情報だったけれど……エレナと同級生だったというだけでも紗耶香の存在はかなり価値があると思う。
池内劇場
池内は吉岡が修一の中に入る過程をばっちりと覗き見していたわけですが……その映像を他の人にも見せることができるんですね。
映画制作の趣味が能力として発現したのでしょうが……正直、能力としてはかなり微妙……スマホがあれば誰でも撮影できますからね。
けれどもスク水クレアが池内の頭部を覗き込む絵面は妙にシュールで面白かった。
池内はただ覗き見してただけなのに。
次回の池内劇場に期待したいと思います。
村上陽太は三度死ぬ
紗耶香のチームでの唯一の戦力、村上陽太。
クレアの修一探しに護衛としてついてくることになったのですが……あまりにもしつこくアプローチするもんだから……。
「死ね」「うざい死ね」「キモイ死ね」……クレアに三回も「死ね」と言われていましたね。
クレア、あしらいかた雑だな……語尾に「死ね」つけてるだけやん…。
陽太はたしかにイケメンかもしれないけれど、今回ばかりは相手が悪かった。
恋人ではなく半身
クレアの「半身」という言葉が重かったですね。
しつこく陽太からアプローチされるも、クレアは「死ね」とあしらい続ける……。
そんな中、陽太から修一の存在について「恋人」と揶揄されるのですが……今のクレアにとっての修一は恋人よりも大切な「半身」……まさに二人で一つなんですね。
三度も「死ね」と言われるよりも、陽太にはこの「半身」という言葉のほうが効果が高かったようで……さすがにあきらめている感じはしましたね。
それだけクレアの言葉が重かった、ということでしょう。
クレアは自分自身のことはどこかぞんざいなところがあるけれど……こと修一のことになると真剣味が帯びてくる……いかに修一が大切な存在であるかがとてもよくわかるシーンだったと思います。
スバルショック!
吉岡の財布を拾ったのは、エレナの仲間であるスバルという少年だったわけですが……こいつの能力がかなりヤバイ。
スバルという少年は修一と吉岡が匂いをかいだだけで戦慄してしまうほど強さの格が圧倒的に違う。
スバルが操る化け物は巨大な「おふくろ」と「おやじ」が一体化したとても禍々しいもので……操る本人はなぜかスッポンポンになってしまうという謎仕様。
けれども、この「おやじ」と「おふくろ」がとんでもなく強く……着ぐるみで一体化した修一と吉岡は一瞬の内に握りつぶされぐちゃぐちゃにされてしまう。
特に着ぐるみのなかで吉岡が押しつぶされていく様子が生々しく……まるで映画「AKIRA」のようだった。
エレナと戦ったときも一瞬のうちに首をもがれていたけれど……今回の場合は全身ぐちゃぐちゃに潰されてしまった分、見た目もグロく、ショックも大きい……。
なんてショッキングなもの見せるんだよ…。
弱さを怒りにメタモルフォーゼ!
スバルの化け物に握りつぶされるも、かろうじて生きていた修一と吉岡。
といっても、見た目はそれはもう無残なもので……引き絞られてちぎれた雑巾みたくなっていた……目の錯覚かと思ったくらい。
そんな生きてるのか死んでるのかわからないような状況の中……修一と吉岡はまるで裏表が逆転したかのような変形を見せるんですね。
その変形の呼び水となったものは「自らの弱さに対する怒り」と「お互いのことをゴミクズのように扱われた怒り」。
自分のことよりも、他人のことでより強い怒りを発揮する……そんなよく似た二人だからこそ今回の変形につながったのか。
それにしてもこの変形……着ぐるみの時と違って、修一と吉岡が五分五分で融合したかのようにも見えるし、逆に修一が吉岡に取り込まれたかのようにも見える。
また、吉岡はクレアと違って能力持ちの収集者……なので非収集者に比べてより強くなるのはある意味必然なのかも。
そう考えると、本来ならば着ぐるみの中に入るのは同じ収集者であることのほうが望ましいのかもしれませんね。
それに加えて、修一と吉岡の場合、本人たちの気質がとても近いということも大きいんじゃないでしょうか。
特に吉岡なんて、修一本人でさえ覚えていない過去の記憶が見えていたし……クレアの時はそんな映像まで見えませんでしたからね。
ただ、個人的には全裸入場の効果も大きかったんじゃないか、と……これはあくまでも希望ですが。
それでもエレナは圧倒的
メタモルフォーゼ後の修一と吉岡は、スバルの巨大化け物相手にも一歩も引かない戦いを見せていた。
圧倒的な体格差があるにもかかわらず、修一・吉岡が殴ったり蹴ったりするたびに、スバルの化け物は大きくのけぞる。
また、化け物に反撃を食らっても、修一・吉岡はその後もピンピン動き回る。
そうして徐々にスバルも焦りを見せていくわけですが……お互いの渾身の一撃、というところでエレナ登場。
スバルの攻撃を片手で受け止めると同時に、修一・吉岡の銃を力づくで無力化する……強い、やっぱ強いわエレナさん。
スバルよりもさらに格上の強さだわ。
修一も知らないエレナとの過去を知った吉岡
突如仲裁に入ったエレナに対し、修一はさらに激しい憎悪をたぎらせるわけですが……一方の吉岡はというと……エレナと修一の過去の記憶に涙を流し、修一を止めるんですね。
その映像を見た感じだと……エレナと修一、この二人は親密な関係にあったようにも見える。
それに、エレナは修一のことを殺害するつもりは鼻からない模様……それどころか銃口を向ける修一に対し悲しそうに涙を流すなど、何か深い事情を抱えているように思えた。
でも、なんで修一ですら知らない過去の記憶を吉岡が知り得たのか……?
おそらくコレは吉岡の収集者としての能力である「動物の言葉を聞く能力」……これが働いたんじゃないかと。
エレナの行動の真意を知るには、吉岡に修一の過去の記憶を見てもらったほうが早いかもしれませんね。
まとめ
アニメ「グレイプニル」第7話「変形」を視聴した感想について書きました。
格上の収集者スバルとの戦闘は、修一と吉岡に思わぬ作用をもたらしたわけですが……そこに至るまでの過程がなかなかハードでグロかったですね。
けれども変形後の二人の戦いっぷりは、これまでの戦闘の中で最もハードで迫力あるものだったと思います。
特にスバルの巨大な「親父」と「おふくろ」の禍々しさと来たら……。
スバルがどのような経緯でこの能力を得たのかが非常に気になる…。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「グレイプニル」第7話の感想でした!
- 第1話『僕の中には』
- 第2話『空っぽの意味』
- 第3話『エレナ』
- 第4話『変身願望』
- 第5話『ヤバイ敵』
- 第6話『収集者』
- 第7話『変形』
- 第8話『記憶の影』
- 第9話『激突のマーク』
- 第10話『美しい花』
- 第11話『決意の代償』
- 第12話『約束の場所』
コメント