ドラマ「わたし、定時で帰ります。」8話感想!結衣・三谷コンビ反撃開始

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ドラマ「わたし、定時で帰ります。」観てますか?

 

今回は、結衣と巧が喧嘩して晃太郎がいいところを魅せ賤ヶ岳がある重大な決断をして結衣と三谷がいいところを魅せるお話でした。

 

 

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結衣の中での天秤が揺れ動いてる?

 

今回の第8話では、結衣の中での巧と晃太郎の天秤がかなり揺れ動いてるように見えました。

 

 

巧との価値観の違いが徐々に浮き彫りになってきた?

 

正式に婚約し一足早く家賃20万の新居にて一緒に暮らし始めたものの、巧と結衣との間にはときどき言いようのない微妙な空気が流れるシーンが見受けられます。

 

結婚式場選びでは、が世間体を気にした「高級志向」なのに対し、結衣は身内だけの「こじんまり志向」

 

もしも億万長者になったら?という質問に対しても、「仕事なんかやめる」という巧に対し、結衣は「仕事は続ける」

 

賎ヶ岳の家にヘルプに行った時も、切らしたラー油を買いに行くか、行かないかで意見が割れてましたしね。

 

ラー油を買いに行った巧を見て賎ヶ岳は「イイ人で安心した」と褒めてたものの、肝心の結衣はどちらかというと気に入らないように見えました。

 

一緒に暮らしていく中で、結衣と巧の二人の価値観の違いが徐々に浮き彫りになってきたようですね。

 

 

「今でも好きですよ?」さりげなく結衣を助ける晃太郎

 

結衣が困っているときにはいつもさりげなく助けてくれる晃太郎。

 

結衣が上海飯店で酔いつぶれた時には、おんぶで会社まで運んでパーカーをそっとかける

 

いくら元恋人だったとはいえ、これはなかなか出来ることじゃないと思う。

 

また、星印案件でも結衣には「無理すんな」とフォローしてましたしね。

 

「今でも好きですよ?」は紛れもなく晃太郎の本心だと思うし、結衣もそのことには気づいてるはず。(巧の手前、肯定はできないけど)

 

個人的には酔いつぶれた結衣の寝顔を見つめる晃太郎の表情がとても印象的でした。

 

 

巧の余裕のなさが徐々に溝を広げている?

 

巧的には結衣と晃太郎が同じ職場で働いていることが面白くない。

 

さらに賎ヶ岳と結衣との会話を聞いてしまったがために、巧の心は不安と嫉妬でざわざわしてしまう。

 

心に余裕がない巧は酒の勢いで結衣を口撃した結果、結衣は家を飛び出していってしまうんですね。

 

結衣が戻ってきたときにはお互いにごめんなさいと謝り「良かった、帰ってきてくれて…コーヒー淹れるね?」と優しく接するんですけど、その時の結衣の表情がこれまた微妙なんですよね。

 

晃太郎を意識しすぎて、心の余裕をなくした巧の言動は、着実に結衣との溝を広げていっている。

 

もちろん、結衣の中でふたたび晃太郎の存在が大きくなっていることもあるのでしょうが。

 

結衣の中の天秤がかなり大きく揺り動いたのは間違いないでしょう。

 

 

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「家庭と仕事」賎ヶ岳の選択

 

産休から復帰したての頃も家庭と仕事の両立に悩んでいた賎ヶ岳が今回はある重要な決断をします。

 

きっかけとなったのは次の2つ。

 

  • 福永が強引に社内審査を通したブラック案件・星印のチーフに抜擢されたこと
  • 義母が脳梗塞で倒れ、しばらくのあいだ夫が熊本へ帰省することになったこと

 

星印案件は金額的にも工程的にも厳しい超絶なブラック案件。

 

さらには星印の無能な担当・牛松と、それを放置しつづける磯貝課長が輪をかける。

 

それだけでも大変だというのに、トドメとばかりに夫が義母の看病で熊本へ帰省なんてことが重なってきては、さすがの賎ヶ岳といえどもハードモードすぎたか。

 

結衣や晃太郎達がフォローしてくれるものの、ブラック上司・福永が日曜にゴルフのお誘い電話(しかも休日に!)をかけてくるなど、賤ヶ岳のHP・MPは枯渇寸前。

 

結婚記念日に無理をして帰ってきてくれた夫の優しさに心揺さぶられる賤ヶ岳を、すっぴん姿の内田有紀が演じるシーンは見ていてホント泣けてきた。

 

そして賎ヶ岳は本当に大切なものに気付かされ「休職」という決断に至ったんですね。

 

迷いに迷い、悩みに悩んだ末の賤ヶ岳の人生最高の決断。

 

今の日本、賤ヶ岳のような決断に迫られている人ってけっこう多いと思うのですが、私は賤ヶ岳の決断に拍手を贈りたい気持ちでいっぱいになりました。

 

 

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福永は日本社会が生み出した怪物

 

福永は赤字確定のブラック案件・星印の社内審査を裏技を使って通してしまったわけですが、そのツケを払うのは結局、賎ヶ岳や結衣、晃太郎を始めとする部下たちなんですよね。

 

受注金額が安いだけでなく人手も足りない。

 

足りない分は「残業すればいい」「頑張ればいい」と適当なことを言うだけ。

 

福永は肝心な話になると会議に逃げ、その尻拭いはすべて晃太郎が休日返上で引き受けることになる。

 

賎ヶ岳には休日に日曜ゴルフのお誘い電話をかけるなどデリカシーにかける行動も平気で取る。

 

その賎ヶ岳の覚悟の「休職願い」に対してはひたすら非難を浴びせるなど、福永には「いい意味」での人間味がまったく感じられない。

 

賎ヶ岳に代わってチーフを引き受けた結衣には「定時で帰ると他の社員の士気が下がる」などとわけのわからないことを言い出す始末。

 

この人、本当に人間なの?

 

っていうか、福永は日本社会の悪しき風習が生み出した怪物ですよ。

 

そんな怪物たちが日本の会社に多数実在しているのですから、今の日本は本当にタチが悪い…。

 

福永を見ていると本当に気持ちが悪くなってくる…。

 

 

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結衣&三谷コンビ、反撃開始

 

休職する賎ヶ岳の代わりにチーフの引き継ぎを買って出た結衣。

 

詳しい事情は知らないけどすぐに結衣のサポートを引き受けた三谷。

 

この二人、いつの間にかいいコンビになってきましたね。

 

ここ一番という時の結衣の勇気と行動力には毎度のことながら頭が下がる思いがします。

 

そして今回は、そんな結衣に多大な影響を受けた三谷のセリフが素晴らしく良かった。

 

『休んでも、居場所はなくならない…ですよね?東山さん』(三谷)

 

これは第1話での三谷の実体験からくるセリフなんですけど、このタイミングでこのセリフが出てくるなんて…三谷が神々しく見えてきた。(三谷様)

 

結衣と三谷のコンビが福永とどのように渡り合っていくのか?

 

とても楽しみです。

 

 

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まとめ

 

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」第8話「仕事より大切なモノ 私の人生最高の選択」を視聴した感想について書きました。

 

仕事と家庭の狭間で悩み迷い苦しみぬいた結果、賤ヶ岳は人生最高の選択をしたわけなんですが、この決断、見ていてとても他人事のようには思えないものがありましたね。

 

ブラック案件、ブラック担当、ブラック上司…これはホント「あるある」だと思ったし、「親が倒れて介護が必要」なんて話も「あるある」なもんですから、正直なところ見ていてキツイところもありました。

 

それだけに、結衣や三谷、晃太郎、そしてまわりの同僚達の優しさがいつも以上に身にしみる回だったように思います。

 

次週の展開も気になるところです。

 

以上、ドラマ「わたし、定時で帰ります。」第8話の感想でした!

 

ドラマ『わたし、定時で帰ります。』感想一覧 2019年4月~6月

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