【 わたし、定時で帰ります。】1話感想!王丹の温かさに泣かされたわ

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ドラマ

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」が2019年4月16日(火)から放送開始されましたね。

 

ちょうど2019年4月から「働き方改革」の一環として「残業上限規制」や「有給休暇の義務化」がスタートしたこともあって、放送タイミングとしては申し分なし。

 

同名小説を原作にしたこのドラマ、タイトルだけ見るとコメディなのかな?と思うかもしれませんが、けっこうガチで堪える描写もあったりします。

 

というわけで今回は、

 

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」
第1話

 

の感想について書きますね~。

 

 

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第1話のあらすじ

 

主人公・東山結衣(吉高由里子)はWEB制作会社で働くディレクター。過去のトラウマから入社以来、残業ゼロ生活を貫いてきた。理由が無ければ帰りづらい風潮の中で、仕事中は誰よりも効率を追求し、生産性の高い仕事をし、定時になるときっぱり退社。行きつけの中華料理屋でビールを嗜み、恋人・諏訪巧(中丸雄一)との時間も大切にしている。
だが新任の部長が赴任したことをきっかけに、結衣の前に曲者社員たちが立ちはだかる。
ワーカホリックの結衣の元婚約者・種田晃太郎(向井理)、会社に住み着く非効率男・吾妻徹(柄本時生)、辞めたがりの新人男子・来栖泰斗(泉澤祐希)、仕事命の皆勤賞女・三谷佳菜子(シシド・カフカ)、双子を育てるワーキングマザー・賤ヶ岳八重(内田有紀)、そして悪気なくブラック発言を連発する部長・福永清次(ユースケ・サンタマリア)。彼ら曲者たちが抱える様々な問題に、結衣はどう立ち向かうのか──?

~公式サイトより引用~

 

 

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第1話で印象に残ったところ

 

第1話を視聴して印象に残ったところについてピックアップしてみました。

 

 

働き方改革の体現者・東山結衣のギャップと魅力

 

私が主人公の東山結衣(吉高由里子)を見て感じたのは「ギャップ」の大きさによる魅力。

 

おっとりとした見た目とは裏腹に、仕事では効率化重視の高い生産性を見せつけ、きっちりと時間内に仕事を終わらせる姿はまさに「できる女」。

 

定時の18時にはスパッと退社し、行きつけの中華料理屋でビールと小籠包を嗜む姿はまるで「おっさん」。

 

恋人との楽しいイチャラブタイムを大切にする姿は「バカップル」そのもの。

 

新人の面倒見がよく、有給休暇や定時退社について正しいありかたを説く「いい先輩」でもある。

 

かと思えばワーカホリックな同僚・三谷(シシド・カフカ)と意見が対立しても一歩も引かない「芯の強さ」も持ち、仕事中毒の元恋人・種田(向井理)やブラック疑惑のある部長・福永(ユースケ・サンタマリア)を柳のようにいなす「強かさ」も持ち合わせている。

 

東山結衣が持つ様々な側面が生み出す「ギャップ」がこれまでのドラマとは違った新たな魅力を生み出しているように思えました。

 

理想的なワークライフバランスを体現している東山結衣は、これから社会人になる人達にとってある意味「理想像」と言えるかも知れません。

 

いわば東山結衣こそ「働き方改革」の体現者。

 

 

おもしろキャラ、中華料理屋の店主・王丹に泣かされたわ

 

結衣の行きつけの中華料理屋「上海飯店」の店主・王丹(ワンタン)が好きだ。

 

江口のりこさん演じる中国人独特の日本語の訛り方が妙にリアルで笑えるし、客に媚びない強気の姿勢も良し。

 

常連客の戸塚(梶原善)と篠原(酒井敏也)とのやりとりもテンプレだけど楽しくて和む。

 

ビールが半額になるハッピーアワーも開店18:00~18:10までのわずか10分間のみで、およそ客寄せとして全然機能していない。

 

客をもてなす気ゼロ、やる気ゼロ、儲ける気ゼロ。

 

キャラ立ちすぎ。

 

まさにこのドラマにおける「お笑い」を一手に引き受けてる感すらある。

 

しかしあるエピソードで私は一瞬で泣いた。

 

それは名の知らないある常連客の死。

 

いつも回鍋肉を食べたあとで会社に急いで戻ることが定番となっていたその常連客は朝まで働いた会社で死体で見つかったという。

 

過労死(KAROSHI)。

 

「誰かが死んでも代わりはいるからねぇ」という常連客に対する王丹の言葉がとにかくたまらなくグっとくる。(つまり泣いた)

 

王丹

何をいウ!

あの人うちの大事なお客さんだったヨ!

代わりはいないヨ

みんなうちの大事なお客さん

結衣さんも、八重さんも…みんなそうヨ

 

これ、思い出すだけでも来るヤツや…。

 

王丹の温かさがたまらん…私も常連になりたい。

 

 

うざい三谷も被害者?不器用さが魅力にかわる瞬間

 

今回なにかと結衣と衝突することが多かった三谷(シシド・カフカ)。

 

定時退社する結衣にしつこくまとわりつき、毎年有給を全消化することについてもしつこく食い下がる。

 

新人には始業時刻よりも30分早く出ろなど、自らのツライ経験を基準に一方的に押し付ける姿がとにかくウザい。

 

終電間際まで残業するのもいとわない三谷の仕事観は結衣とはまったくの真逆。

 

その結果、理想的なワークライフバランスを送る結衣に対し、三谷のワークライフバランスは惨憺たるもの。

 

風邪で体調を崩し、新人にはPCのパスワードを改ざんされて退職され、前職の同僚からはほとんどイジメに近い鍛えられ方をしていたことが結衣に発覚。

 

精神的な限界を超えた三谷の心はポッキリと折れ、ついには無断欠勤してしまう。

 

三谷の仕事は種田(向井理)が引き継ぎ、結衣は三谷の家を訪問する。

 

種田に「丁寧」と評されるほど真面目な仕事をするんだけど、立ち回りかたが不器用で人望を得られず、取り柄は皆勤賞を続けることくらい。

 

結衣のお見舞いで三谷が自分の弱みと強みを受け入れていくシーンは、ひたすらうざかった三谷が魅力的な(むしろかわいい)人物へと変わっていく過程がとても良かった。

 

再び会社に出社して結衣と会話する三谷はすこしぎこちなかったけれど、もう全然うざくない。

 

むしろこれからどのような関係性を気づいていくのかがとても楽しみです。

 

 

ブラックさが垣間見える福永が不気味

 

元零細企業の社長だったという部長の福永(ユースケ・サンタマリア)。

 

明るい快活キャラの用に見えて、言葉の端々からはブラックさがプンプンにおう。

 

それどころかどこか狂気をはらんでいるようにも感じられる。

 

このあたりはユースケ・サンタマリアのキャスティングの妙でしょうか。

 

個人的にはいつも定時退社する結衣を注意するときの描写が生々しくて気持ち悪かった…。

 

三谷と違って福永は手強そうだわ…。

 

ぜひとも結衣には「残業ゼロ」「定時退社」を貫いてほしいところです。

 

 

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まとめ

 

ドラマ「わたし、定時で帰ります。」第1話を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?

 

「定時で帰る」のはごくごく当たり前のこと。

 

それなのに周りからは東山結衣の生き方が「異端」に見えてしまう。

 

こうしてドラマまで制作されてしまうというところに、私は日本という国の異常さを改めて実感してしまいます。

 

そんな「当たり前」な事を真正面から描いたこのドラマ、ぜひともヒットして欲しいですね。

 

「残業ゼロ」「定時退社」の女・東山結衣の生き方を見習いつつ、「上海飯店」の王丹に癒やされましょう!

 

以上、ドラマ「わたし、定時に帰ります。」第1話の感想でした!

 

ドラマ『わたし、定時で帰ります。』感想一覧 2019年4月~6月

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