ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」観てますか?
第1話では放火の疑いをかけられた被疑者を、科学的な根拠を元に見事冤罪を晴らすことに成功しましたね。
主人公の黒川(坂口健太郎)が先入観を徹底的に排除し、妥協せずに弁護に取り組む様は見ていてとても頼もしいものがある反面、同僚だったら大変だろうな~と考えさせられる部分もあり、ちょっと複雑な気分にもなりました。
とはいうものの、やっぱり状況を覆しての逆転無罪はなかなか気持ちいいものがありますね。
というわけで今回は、
第2話
を視聴した感想について書きますね~。
偏見に満ちた警察の捜査に唖然
前回の第1話においても警察は被疑者のことを「やった」と決めつけた上で捜査をしていたのですが、今回の第2話においても同様の捜査方針を貫きます。
監視カメラの証拠確認もそこそこに、少年の過去の素行の悪さとと片親だけの「母子家庭」で育ったという偏見に満ちた捜査と取り調べは、見ていて唖然とするものがありました。
これはもちろんドラマなので大げさに表現している部分はあるかと思いますが、実際の捜査においてもこのような偏見で誤った判断を下してしまう事例は少なからずあることでしょう。
だからといって「冤罪」は決して許されるものではありません。
警察や検察にとってはただの「ミス」で済む問題かもしれませんが、冤罪被害者からすれば「人生」に大きく関わってくることですからね。
母子家庭は関係ない、偏見を排除せよ
今回の被疑者は母子家庭で育った元素行不良少年です。
母子家庭といっても、母親は遠縁の親戚で、実際には血のつながりをもった親子ではないんですね。
本当の両親から暴力を受けていた少年は3歳のときに今の母親に引き取られ、一時期は素行の悪さで警察にお世話になることはあったものの、今は料理人になるためにやり直しの真っ最中。
そんな中今回の強盗事件が起こってしまったわけなんですが、黒川からしてみれば少年のそんな過去はいっさい関係がないんですよね。
「母子家庭だから」とか「昔は悪かった」とかは関係ない。
そういった「偏見」をとことん排除した上での客観的な証拠だけが真実。
だからこそ黒川は一つ一つ丁寧に状況証拠を洗い出し、最終的には秋保(藤木直人)と聡子(市川実日子)の協力のもと、科学的なアプローチで客観的な証拠を掴むための努力を怠らないんですね。
相反する黒川と指宿の理念
黒川と指宿はたびたび法廷で争うことになるのですが、今回は起訴前の弁護ということで、法廷に立つ前の水面下での争いを繰り広げることになります。
黒川は「人は変われる」と考え、指宿は「人は変われない」という考えの持ち主。
2人の理念はともに相反するものなのですが、指宿の理念に関してはどうやら黒川の父からの教えなんだそうです。
つまり、黒川親子でそれぞれ反対の理念を持っている。
黒川本人から語られることは今回はありませんでしたが、この親子の間には大きな因縁があることは間違いありません。
今回は真犯人が逮捕されたよ
前回の第1話では冤罪が晴らされたものの、真犯人の逮捕については描かれなかったので、少しモヤモヤしてしまったのですが、今回の第2話では真犯人がしっかりと逮捕されました。
逮捕された真犯人はガソリンスタンドの店員で、今回の冤罪被害者の十勝岳雄とは昔一緒につるんでいた間柄とのこと。
一人だけ夢を見つけて前に進む岳雄に嫉妬して、最初から罪をかぶせるつもりで今回の犯行に及んだようです。
なんとも後味の悪い結末ですが、とりあえずは真犯人が逮捕されてよかったと思います。
それにしても冤罪が晴れたときの指宿のものいいがひどく面白かった。
指宿
なら犯人は誰なんだ
それは君たちの仕事やろ
思わずコケそうになったよ。
まとめ
ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」第2話を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回の冤罪事件は偏見に満ちた捜査による不当逮捕が原因だったのですが、黒川の偏見を排除した妥協なき調査によって無事に冤罪を晴らすことができましたね。
冤罪が晴れたといっても十勝岳雄と母・睦美は、今後も世間の冷たい目にさらされることは間違いないでしょう。
でも黒川の「人は変われる」という言葉を信じて生きていって欲しいですね。
以上、ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」第2話の感想でした!
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