アニメ「ハイスコアガール」第4話を視聴しました!
大野との感動的な別れから月日が流れ、ときは1993年12月。
1プレイ200円の「バーチャファイター」をゲームセンターでプレイ中に、学校の生活指導の先生の見回りから逃げるハルオは、もう中学2年生。
そう、第4話からは「中学生編」なんですね~。
そして中学生編で注目すべきはもちろん「あの子」ですよね!
というわけで、アニメ「ハイスコアガール」第4話の感想について書いてみました。
ついに出てきた「日高小春」!
ハイスコアガールの中学生編で注目すべきキャラクターといえば、もうひとりのヒロイン・日高小春(ひだかこはる)しかいないでしょう!
完全無口な大野は何を考えているのかわからない部分があり、掴みどころがない不思議な魅力を放つキャラクター。
一方、日高はというと心の中で思っていることもセリフとして表に出てくるので、何を考えているのかとてもよくわかります。
そんな日高の特徴は次のとおり。
- 真面目な優等生
- これといった趣味はない
- 家ではお母さんと水戸黄門の再放送とニュースを見る
- お父さんのお店(日高商店)を少し手伝って、あとは勉強するだけ
- 一人でいるほうが好き
少しおとなしめの性格の日高ですが、同じクラスの矢口ハルオのことがちょっと気になるという。
この「ちょっと気になる」というあたりが、出だしとしては絶妙なんですよね~。
ゲームに一生懸命なハルオにだんだん惹かれていくのがいい!
クラスメートにゲーセンに入り浸っているところをチクられてしまうハルオ。
居残りで反省文を書かされることになっても、教室で「PCエンジンGT」で「ストリートファイターⅡダッシュ」をプレイするなど、己の欲望に忠実なところは相変わらず。
教室の戸締まりをするべく、その様子を見ていたその日の日直当番だった日高は、呆れると同時に少し感心してしまう。
そして次の場面へと移行するわけですが、このシーンが個人的にはとても好きですね。
駄菓子屋でハルオに呼び止められて、日高が初ストⅡダッシュ!
ハルオが反省文を書かずにバックレて帰ったあと、日高も日直当番を終えて帰路につくわけですが、外に出ると吹雪いとる!
「ギエ~」と心の中で吹雪の中を歩く日高に、駄菓子屋の中から声をかけて呼び止めるハルオ。
駄菓子屋の中はストーブでポカポカ。
そして店の中には「ストリートファイターⅡダッシュ」の筐体があるわけですが、なぜかハルオのおごりで日高がプレイすることに。
日高の格闘ゲームへの才能の片鱗が垣間見える
選択したキャラはなんと「ザンギエフ」。
理由は「なんとなく強そうだから」。
初心者にありがちな、レバガチャプレイにもかかわらず、無意識のうちに、レバー1回転の「スクリューパイルドライバー」をキメたり、新技のヘッドバッドで相手を迎撃したりと、ハルオを不気味がらせる様子はとてもおもしろい!
そして日高のひとこと。
「この人スゴイ胸毛だね」
最後に「スクリューパイルドライバー」で相手にとどめを刺しておきながらも、「怖いから代わって」という日高を見て、「お前のほうが怖いわ」と思うハルオ。
ほんとそう思うわ。
日高商店のゲーム筐体でハルオを誘惑?
ハルオと日高が楽しいひとときを過ごした駄菓子屋ですが、残念ながら閉店してしまいます。(おばちゃん高齢のため)
しかし、日高の実家である「日高商店」には新たなゲーム筐体が導入されたばかり。
- 天地を喰らう
- 熱血硬派くにおくん
- 源平討魔伝
そのことを日高から聞いたハルオは、冬休みに毎日行ってやる!と宣言。
それを聞いた日高が、
「あれ?なんで私、ちょっと浮かれてんだろ」
と自分でも不思議に感じる様子が、個人的にはとてもツボでした。
実家のゲーム筐体でハルオを誘惑?するなど、徐々にハルオに惹かれはじめてますね!
日高の見た「源平討魔伝」の夢がすごい!
ゲーム馬鹿のハルオの影響か、日高は「源平討魔伝」の世界の夢を見ます。
原作マンガ版ではすべて作者の手描きなのですが、アニメ版ではゲームに登場するものはすべてドット絵で再現!
まさかここまでゲームに忠実に再現してくるとは、アニメ版の製作スタッフの並々ならぬ意気込みを感じます。
またマンガ版にはない様々なゲームシーンも追加で盛り込んでくるなど、当時のゲームファンにはたまらない演出となっており、個人的にはアニメ版第4話のベストシーンといっても過言ではありません。
クリスマスパーティーをバックレて日高商店でスパⅡ!
ハルオも参加すると聞いて、日高も参加することに決めたクリスマスパーティー。
いよいよクリスマスパーティーに出かけようか、という日高の前には、日高商店のゲーム筐体で「熱血硬派くにおくん」をプレイするハルオの姿が。
口をポカーンと開けてよだれを垂らしながらゲームプレイ中のハルオに「口開いてるよ」と声をかける日高。
ステージ3の女番長みすずとの闘いに敗れたハルオと日高が一緒にクリスマスパーティーに出かけようとしたところに、「スーパーストリートファイターⅡ」入荷を知らせる日高のお父さん。
「ファネッフー!」とガイルでスパⅡをプレイしだしたハルオは、クリスマスパーティーよりもスパⅡのほうが大事だ!ということで不参加を表明。
日高ひとりで行くことを勧めるが、日高もハルオが参加するなら、ともともと積極的ではなかったため、ふたりしてバックレることに。
「なんとかしてよ矢口君」
二人してクリスマスパーティーをバックレることになったわけですが、ここからの展開がまた最高にいい。
「興味は勉強しかねーだろ?」というハルオに、「じゃあなんとかしてよ矢口君」と返す日高。
もともと夢中になれるようなことがなかった日高ですが、ハルオと接するうちに徐々にゲームに興味が出てきはじめたようで、「セプテントリオン」や「弟切草」といったゲームを「見たい」とハルオに相談。
しかしハルオは「やだ自分でやれ」と返す。
最初からあきらめてどーすんだ。
自分でやってどうしてもダメなときには、ビシっと手本を見したる、と。
もう、このあたりになると、日高は完全にハルオに落ちてますね。
「ゲーメスト」と「手作り手袋」をプレゼント交換!
クリスマスパーティーに参加しなかった日高とハルオ。
別れ際に日高は、「ハイこれ」とハルオとプレゼント交換することに。
ハルオは「ゲーメスト」を。
日高は「手作り手袋」を。
二人の特徴をとてもよく表現していますよね!
枕元にはゲーメストが
別れ際に風邪を引いてしまった日高は、冬休みに入ったにもかかわらず、38度の熱で寝込むことに。
しかし、その枕元にはラッピングから出されたゲーメストが。
当時のゲーマーには欠かせないバイブル「ゲーメスト」、アニメ版でもしっかりと再現してくれて、個人的にはとても感慨深いものがありました!
アニメ版ハイスコアガール第4話、完璧な出来だったと思う
アニメ版のハイスコアガール、はやくも第4話で中学生編に突入したわけですが、すべて見終わった感想を一言で言うと、
「完璧」
だと思います。
日高の仕草や表情、声優の演技もさることながら、ゲーム部分に対しての妥協がまったくない!
そしてゲーメスト!
オープニングとエンディングも回を重ねるごとに、だんだんと味わい深く感じるようになってきました。
作中に登場するアーケードゲームに興じていた私からすると、ハイスコアガールに愛着を抱かないわけがないんですよね!
ああ~、次の第5話が楽しみだわ~。
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