アニメ「ゴジラ S.P<シンギュラ・ポイント>」観てますか?
前回は物理法則を無視したアーキタイプの存在に驚かされる一方で、マンダやアンギラスといった怪獣たちも姿を現し、さらに驚かされてしまいましたね。
特にアンギラス……いかついデザインと威圧感がたまらんかった。
というわけで、今回はアニメ「ゴジラ S.P<シンギュラ・ポイント>」第6話「りろんなきすうじ」の感想について書きますね~。
世界規模でのラドン出現
日本限定かと思われていたラドン現象ですが、今回の冒頭シーンではマンハッタンに大量発生したラドンの様子が描かれていましたね。
日本を中心にアジア周辺へと出現範囲を広げる一方で、今度は不自然に飛び火してニューヨーク周辺を中心に広がりを見せつつある。
ラドンやマンダが直接的に人間を襲う場面こそないものの……紅塵による被害は格段に上昇しており、東京湾はもうすでに真っ赤っか。
そのうちラドンだけでなくマンダも世界中の海で見られるようになるかもしれませんね。
これではもう、世界中の軍隊が出動したところで制圧できる見込みはかなり薄そうな気がしますね。
恐るべきシンメトリー
葦原が残した謎の公式「6=9」は、次元をまたいだ恐るべきシンメトリーを示すものだったんですね。
シヴァ共同事業体の面々は、この公式が示すところの「葦原ゲート」の存在を知ってはいても、その意味するところの解読までには至っていない。
そこにメイが李博士の助手的な立場で一時的にメンバーに加わったわけですが……天才的な頭脳を持つ彼女でもそこに気づくまではそれなりに苦労してるようだった。
なにせ葦原の研究年代が古すぎる。
1960年代とかになると、インターネットどころかパソコンの普及すらしていない。
しかも葦原の研究は異端極まりないもので、第三者から積極的に取り上げられるようなものでもない……葦原自身が情報の開示を嫌った可能性もありますが。
でも今のメイにはペロ2という頼もしいサポートもいる……いつの間にやらメイのノートPCから256倍のスペックを持つ変なマスィーンに乗り換えたりしていたし。
ペロ2のサポートで発見した葦原の文献には、一見意味不明な文字や図形が乱雑に記されていたわけですが……そこにタイミングよく現れた鹿子が今度は文学的な視点からメイに大きなヒントを与えることになるんですね。
その結果、メイは「6=9」の謎を解き明かす。
「葦原ゲート」はシヴァ共同事業体の面々が長い長い年月をかけてもわからなかった代物なのに……またしてもメイの天才っぷりが際立つワンシーンだったように思います。
「シヴァ」=「ゴジラ」?
「サルンガ」と命名された怪獣は、どうやら「シヴァ」を探し求めて地上を目指していたみたいですね。
代表のティルダとBBとの会話の中で、怪獣を生み出す元となる「紅塵」の採掘源から「シヴァ」なるものを盗み出したようなことが語られていましたが……。
ひょっとしたら「シヴァ」とは「ゴジラ」のことを指し示しているのかもしれませんね。
だとしたら、特撮ゴジラの相棒怪獣だった「ガバラ」によく似た「サルンガ」が「シヴァ」こと「ゴジラ」を求めるのもわかる気がするし。
また、ミサキオクの地下にある「ゴジラ」の骨がラドンを誘導するのもなんとなく納得がいく。
ゴジラの骨がどのくらい前からあの場所に存在しているのかはわからないけど……おそらくはミサキオクが建てられたのはあの骨ありき、だと思うんですよね。
それに「シヴァ共同事業体」はもとはといえば、葦原が設立した会社「アーキテクト」を前身としていますしね。
「シヴァ」が「ゴジラ」である可能性はかなり高いと思います。
存在感を増す鹿子
第1話では単純に佐藤の上司、というだけの存在だった鹿子ですが……ここ数話の間で一気に存在感を増してきましたね。
外務省という立場を利用して、ミサキオクの情報は現地の部下の佐藤から得たり、シヴァ共同事業体との提携を提案したり、陸上自衛隊の古馴染みと蜜に情報交換したり。
ある意味鹿子は今一番、包括的に情報を持っている人間だといえるでしょう。
また、メイとの会話ではかなり文学通な一面を見せていたこともあり……特に「地獄」という言葉にとてもこだわっているようにも見えた。
ひょっとしたら「ゴジラ S.P」の劇中で登場する過去の文学は、すべて怪獣やアーキテクトといった事象につながる「いち情報」なのかもしれませんね。
メイやユン、そして李博士やBBは、総じて「理系」に属することから、今後「文系」に強い鹿子の存在はますます大きくなってくるんじゃないでしょうか。
ジェットジャガーvsアンギラス
ジェットジャガーとアンギラスの戦いが想像以上に激しかったですね。
というか、おやっさんが思ってた以上に活躍していてびっくりした。
好奇心にまさるアンギラスがあまり攻撃的ではなかったとはいえ、捕鯨砲をゼロ距離で打ち込むおやっさんの気合の入りようは尋常ではなかったですね。
赤い血を流して倒れるアンギラスにちょっと同情してしまったくらい。
とはいえ、アンギラスは「仮死」状態になっていただけなんですけどね。
復活したアンギラスに残り一発の捕鯨砲をふたたびお見舞いしようとするも……今度は本気の戦闘態勢になったアンギラスの前では、しっぽの一振りで簡単にKOされてしまった。
首を失い、後輪がイカれた状態の中、すかさずユン&ユングのコンビが戦いを引き継ぎ、不良箇所をパージして戦闘態勢を整える様子は少しテンション上がりましたね。
危険を顧みないユンの作戦が功を奏し、再びゼロ距離で捕鯨砲を受けたアンギラスは、今度こそ完全に沈黙していた。
ただ、ユンも受けた衝撃は大きく、気を失ってしまうわけですが……その時に流れる情報の数々はどれも気なるものばかりだった。
これはひょっとしたらアンギラスの影響を受けて時間が「曲げられている」状態にあるのかもしれませんね。
次回もとても気になります。
以上、アニメ「ゴジラ S.P<シンギュラポイント>」第6話「りろんなきすうじ」を視聴した感想でした!
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