アニメ「ダイの大冒険」観てますか?
今回は久しぶりに登場したニセ勇者一行と、腰抜けポップ、涙目マァム、獣王クロコダインの復讐劇に注目です。
ニセ勇者一行ふたたび
勇者でろりんをはじめとするニセ勇者一行がふたたび登場していましたね。
ダイ達は夜中にロモス城を訪問しようとするも、夜間は何人たりとも入城できない、ということで仕方なく町の宿屋を取ることにするんですね。
未成年ばかりのダイ達に対し、宿の主人は少しばかり戸惑うのですが……調子に乗ったポップが魔王軍と戦う勇者だと名乗ると、主人はもう一組勇者一行が泊まっていると、部屋を教えてしまうんですね……個人情報は保護しよう?
それを聞いたダイは勇者に会いたいとドンドンドアをノックする……ずっとドンドンノックする。
これ、普通に迷惑なヤツ……主人もすぐに止めるべき。
ダイのあまりのしつこさに負け、キレ気味に出てきたのは……もちろんニセ勇者でろりん様。
昼間はモンスターと死闘を繰り広げていたそうだけど……部屋では仲良くトランプに興じている仲間達の姿が。
ダイの厳しい態度にビビったニセ勇者達……一応は改心して、自分よりも弱いモンスターを倒したり、魔王軍の跡地でお宝を漁ったり、兵士相手に訓練して小銭を稼ぐ日々を送っているとのこと。
彼ら「勇者」とさえ名乗らなければ、基本的には人畜無害な人たちなんですよね。
逆に自分たちの現状を馬鹿正直に話すあたり、むしろ人がいいとも言えるかも。
デルムリン島での彼らの行いは、決して許されるものじゃなかったけれど……今の彼らは自分たちの身の丈にあった生き方をしているようなので、特に放っておいて問題ないと思われます。
百獣総進撃とポップ
ダイの復讐に燃えたクロコダインが百獣魔団を引き連れて、ロモス城に総攻撃をかけていましたね。
あたりを埋め尽くす無数のモンスターの群れに、ポップとニセ勇者一行が尻込みする中、ダイは一足先にクロコダインを追いかける。
ニセ勇者一行がビビるのはいいとして……ポップはそうもいかんでしょう。
ダイは友達であり仲間でもあるだけでなく、勇者アバンの弟子として1年以上の修行を積んできたんだから……ここは無条件でダイを追いかけるのが筋のはず。
けれどもポップはもともと魔王軍と戦うつもりなんてなかったとか言い出すし……マァムがキレるのも当然ですよね。
それにマァムも怒りたくて怒ってるわけじゃない……。
アバンの仇を討つために、魔王軍に戦いを挑んでいる……そんな目標があったからこそ、マァムは村を出るという一大決心をしたというのに……。
一体ポップはアバン先生から何を学んできたんだろう……マァムがそのように考えるのも当然ですよね。
ポップはニセ勇者一行を随分と蔑んでいるようだったけど……その行為は自分で自分を蔑んでいるのと同義に他ならない。
クロコダインの総進撃は皮肉なことにそんなポップの情けなさをあぶり出す役割を果たしてしまった……。
もう、この際、ポップはニセ勇者一行に加えてもらえばいい……そう思わせられるくらいにこのシーンのポップは見ていてとても腹立たしい。
けれども、ポップは「ダイの大冒険」の中でも屈指の成長を遂げるキャラクターでもあるんですよね。
誇りを捨てた獣王の秘密兵器
ダイと出会った当初のクロコダインは威風堂々としたものでしたが……ロモス城襲撃時にはその誇りはすべて失われていましたね。
ロモス王を人質にダイをおびき寄せることには成功したものの……ダイの「メラ」のあまりの威力にクロコダインも思わず刮目……これ「メラゾーマ」の間違いじゃないの?
そこでクロコダインは魔法のカプセルから秘密兵器を投入……「デルパ」で出てきたのはザボエラが捕獲したブラスじいちゃんだったんですね。
デルムリン島の外に出たブラスは魔王の魔力の影響を受け、自我を失い凶暴化……メダパニやメラミを放ち、ダイ達を攻撃するんですね。
でもダイにはどうしても攻撃できない……ブラスとの思い出が駆け巡り……思わず私ももらい泣き。
あの優しいブラスじいちゃんを攻撃するなんて絶対にできるわけがない。
けれどもそんなダイにはお構いなしに、クロコダインは弱ったダイに真空の斧でトドメを刺しに来る始末……武人の誇りなんてかけらもない。
更には自身の最大の必殺技「獣王痛恨撃」でダイとマァムを吹き飛ばす……ブラスを出す前にまずその技を出せ。
まとめ
アニメ「ダイの大冒険」第8話「百獣総進撃」を視聴した感想について書きました。
今回は腰抜けポップと誇りを失ったクロコダインの行動に腹立たしい思いばかりがつのるお話だったように思います。
百獣魔団の総進撃に腰を抜かし、ダイを追いかけるどころか早々に見捨てるポップの姿は、まさに情けにの一言に尽きる。
一方で、誇りを失ったクロコダインの凶行は、ロモス王を人質に取るだけでなく、ブラスじいちゃんまでも戦に投入するなど、いくらザボエラの入れ知恵があったからといって、ちょっとありえないものでしたね。
ただ、今回の一連の流れはダイ達勇者一行にとって、大きな転機となるキッカケにもなるんですよね。
次回がとても楽しみです。
以上、アニメ「ダイの大冒険」第8話の感想でした!
- 第1話『小さな勇者、ダイ』
- 第2話『ダイとレオナ姫』
- 第3話『勇者の家庭教師』
- 第4話『魔王ハドラーの復活』
- 第5話『アバンのしるし』
- 第6話『獣王クロコダイン』
- 第7話『マァムの想い』
- 第8話『百獣総進撃』
- 第9話『ひとかけらの勇気』
- 第10話『いざパプニカ王国へ』
- 第11話『魔剣戦士ヒュンケル』
- 第12話『ふたりのライデイン』
- 第13話『決着の瞬間』
- 第14話『氷炎将軍フレイザード』
- 第15話『恐怖の結界呪法』
- 第16話『大魔道士マトリフ』
- 第17話『不死身の救世主』
- 第18話『ヒュンケル対ハドラー』
- 第19話『アバン流最後の奥義』
- 第20話『今すべてを斬る』
- 第21話『マァムの決意』
- 第22話『デパートへ行こう』
- 第23話『竜の騎士』
- 第24話『竜騎将バラン』
- 第25話『戦慄の竜闘気(ドラゴニックオーラ)』
- 第26話『竜騎衆大接近』
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