アニメ「魔王学院の不適合者〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜」観てますか?
今回は魔王学院と勇者学院の戦いもいよいよクライマックスに突入です。
サーシャとラオス、レイとハイネ、そしてアノスと序列一位、二位の戦いに注目です。
序列一位の少女・ゼシア登場
勇者学院の序列一位、ゼシア・カノン・イジェイシカ……前回の終わりにちらっと出てきていたのは彼女のことだったんですね。
アノスの巨大火球魔法を剣で切り裂くその実力は、確かに序列一位にふさわしく……口を開けば悪口ばかり出てくる他の勇者達と違って、無口な彼女から受ける印象は不思議と悪くないんですよね。
ただ、ひとつ気になるのが彼女の名前が「イジェイシカ」。
この「イジェイシカ」……勇者学院の学院長であるディエゴも同じ「イジェイシカ」なんですよね。
ひょっとしてゼシアはディエゴの娘なの……?
だとしたら普通に嫌なんですけど……ここに文句を言ったところでどうしようもないのですが。
とはいえ、ゼシアの実力は間違いなく本物で……アノスが本気出してないとはいえ、防戦一方に追い込む激しい剣捌きはとても見事なものだった。
今回の戦闘シーンは特に力が入ってる……対抗戦もいよいよ佳境に入ったということですかね?
ゼシアの登場でほんの少しだけですが、勇者の子孫を見直すことができそうです。
ミーシャのアイリス
ミーシャのアイリスは相変わらず見事でしたね。
もともとミーシャは創造魔法「アイリス」を得意としてはいるものの……今回のような相手結界という悪条件の中でも、巨大な城を築いてしまうあたり、もう今のミーシャは魔法の右腕と言っても過言ではないと思う。
本来だったら、アノス一人でも十分に対処できるだろうに……それだけ今の仲間たちを心から信頼しているということか。
ミーシャって普段はおとなしくて引っ込み思案に見えるけど……実際は全然そんなことないですよね。
積極的にアノスの家に料理習いに通ったり、今回のように自らの危険を承知の上で的確な提案をしてみたり……。
それにアノスと出会ってからのミーシャは確実に力を着けている。
アノスもその事をよくわかってるからこそ、ミーシャの提案を全面的に支援する。
ミーシャのアイリスは文句のない完成度だったと思います。
破滅の魔女 vs 勇者ラオス
サーシャとラオスの戦闘がかなり迫力ありましたね。
お互い強気キャラ同士ということで、まさにうってつけの組み合わせだったわけですが……思っていた以上にラオスが善戦してるように感じましたね。
はっきり言って、サーシャが負けるイメージは最初からあまりなかったというのもあるんですけど……ラオスも根源の転生者というだけあって、その実力の下地はしっかりと出来上がってるようだった。
もっと卑怯な戦いをしてくるものと思ってたものの……案外真正面からやり合う姿は、作画の美しさも手伝って、敵ながら決して悪くはなかったと思う。
ただ、今回の場合は相手が悪すぎましたよね。
校章を巡る駆け引きや、「破滅の魔眼」を駆使しての圧倒的なマウンティング……愛しの魔王様への忠誠心をチラりと見せたり、今回のサーシャは狡猾で強くて可愛くて……トータル的に見てかなりいい感じに仕上がっていたと思う。
ラオスには少々気の毒だったかもしれないけれど……今までの言動を振り返ると、当然の結果のように思えますね(因果応報)
聖剣も主は選びたい
レイとハイネの剣士対決……もう笑っちゃうくらいに一方的なものでしたね。
ハイネは二本の聖剣、大聖地剣ゼーレと大聖土剣ゼレオで「聖痕」をつける事ができるんですね。
「聖痕」は、一度つけられると治癒魔法が効かなくなるという、名前とは裏腹に非常に悪質なもの。
それに今回は勇者達の結界内での戦いということで、レイは魔力を行使できない……はずだったのに、レイはいとも簡単に聖魔法を己の剣に付してしまった。
一意剣シグシェスタ……レイとの相性は抜群にいいみたい。
ハイネの腕を聖剣ごと斬り飛ばすと、あろことか二本の聖剣を奪い取ってしまった。
聖剣も持ち主であるハイネの言うことは聞かず、全然違和感なくレイの両手に収まっとる……聖剣だって主はしっかり選びたい?
「聖痕」をつける側からつけられる側に回ったハイネ……コイツもまたこれまでの行動を振り返る限りでは当然の報いとしか言いようがなかった(因果応報)
それにしてもレイはそのニコニコとした表情とは裏腹に、やることがとてもエゲツない……でもそれがいい。
8人 vs 1000万
アノス vs ゼシア&レドリアーノの戦いは、いつの間にか聖魔法「アスク」の祈願合戦になってましたね。
いつまでも「死んだふり」を続けていたレドリアーノは、「正々堂々」戦うことを宣言するも……。
ゼシアに不意打ちを仕掛けさせたり、正魔法「アスク」で1000万の人民の力をかき集めたりと、アンフェアなことばかり連発してくる。
とはいえ「アスク」の効果はかなりのもので……アノスの防御結界をやすやすと打ち破る。
そこでアノスは同じ「アスク」で8人のファンユニオン達に「歌え」と命ずるのですが……ここからの展開がとってもマクロス……マクロス8?
相手は1000万の人族の祈願……一方、アノスは8人のファンユニオンの歌だけという状況にも関わらず……その祈願力には圧倒的な差があった。
ファンユニオンの歌の力は、アノスに更なる力をもたらし……結果的に1000万の祈願力では全然相手になってなかった。
勇者カノンがこの「アスク」を使った当時は人口10万人だったそうだけど……今の1000万の民よりも遥かに強い思いがあったとのこと。
当時を知るアノスだからこそわかるこの真実……今の勇者の子孫達がいかに劣化しているのかがよくわかりますよね。
といっても、これは魔族にも共通して言えることなのかもしれないけど。
ただ、今回称えるべきはファンユニオン8人の思いの強さが間違いなく「本物」だということでしょうか。
何せ彼女達はアノスの母の恩人でもあるわけですから。
これからもちょいちょいアノスを応援して活躍して欲しいところです。
アノスの怒りを爆買いしたディエゴ先生
勇者学院の学院長ディエゴがとんでもないことをやらかしていましたね。
アノスの代わりに神殿に足を運んだミーシャちゃん……ディエゴの悪逆非道な行いにより、聖剣で貫かれるだけでなく、さらにメッタ刺しな目に遭わされてた。
一瞬「え、本人?」「変わり身?」「幻影?」かと疑ってしまうくらい、それはもうひどい惨状だったわけですが……残念ながら「魔王学院の不適合者」では、こういうことがヤラセなしで行われてしまうんですよね。
もちろん、間一髪のところでアノスが駆けつけるのですが……これはわかってはいても決して気持ちのいいことじゃない。
母がピンチの時もそうだったけど、身内に手を出された時のアノスは、本当に恐ろしい。
ミーシャに応急処置を施したあとは、怖い怖いお仕置きタイムの開始です。
ディエゴを一度殺した後、すぐに蘇生させると、今度は魔物化させた挙げ句、強引に取り出した根源を少しずつ少しずつ痛めつけていく。
根源を傷つけられる苦しみは常人には耐え難いものがある。
7つの根源を持つ勇者カノンは、その苦しみを他者に与えぬよう、一身に引き受け続けていた……アノスはその優しさと気高さを知っているからこそ、今のディエゴのような卑怯なヤツを許すことができないのでしょう。
容赦なく根源を破壊して、ディエゴはあっけない最期を遂げていた。
悲しいことに、今の勇者の子孫達は、勇者カノンの本当の姿が見えていない。
皮肉なことに2000年前、敵対関係にあったはずのアノスが、そんな勇者カノンのことをもっとも深く理解している。
アノスの「大勇者」という言葉には、そんな「友」への思いが深く込められていたんじゃないでしょうか。
ボクは魔法
エレオノールって「魔法」そのものだったんですね。
ただ彼女の語る「魔法」がどのようなものなのかはよくわからなかったけれど……神殿の奥深くにいた彼女を見る限りでは……正直、あまり良い状況とは言えそうになかったですね。
魔王学院でもそうだったけど、今の勇者学院も始祖が望んだような方向へは向かっておらず……そのどちらにも「アヴォス・ディルヘヴィア」による悪い影響が見て取れる。
ひょっとしたらエレオノール自身もその悪影響を受けているのかもしれないけれど……今はただ彼女の言葉に耳を傾けるしかなさそうですね。
まとめ
今回はアニメ「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第11話「命の輝き」の感想について書きました。
今回は対抗試験も一応の決着を見たわけですが……その実、勇者学院が創設された目的についてはまだまだわからぬことばかり。
自身を「魔法」だというエレオノールの言葉も、理解するにはあまりにも情報が不足していますしね。
とはいえ、今回の魔王学院vs勇者学院の戦いは、戦闘カードの組み合わせの妙もあって、どれも見応えのある戦いばかりでした。
特にファンユニオンの歌の演出は今後もぜひ期待したい。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「魔王学院の不適合者~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~」第11話の感想でした!
- 第1話『魔王学院の不適合者』
- 第2話『破滅の魔女』
- 第3話『サーシャの真意』
- 第4話『十五の誕生日』
- 第5話『転入生』
- 第6話『魔剣大会』
- 第7話『母の言葉』
- 第8話『二人の決勝戦』
- 第9話『勇者学院の謎』
- 第10話『学院別対抗試験』
- 第11話『命の輝き』
- 第12話『禁忌の魔法』
- 第13話『世界が愛に満ちるように』
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