アニメ「グレイプニル」観てますか?
今回は絶体絶命からの大逆転劇。
クレアの奇策と円のボスっぷりに注目です。
絶対絶命
修一とクレアの銃ですら、円にダメージを与えられず……さらに円の仲間も集まってくる……まさに絶体絶命のピンチでしたね。
修一とクレアは、コイン収集に山に入ってからというもの、出会う敵ほぼすべて格上という状態……はっきりいって下から数えたほうが早いくらいの強さでしかない。
一方で、クズ集団のボス・円はこれまで出会った敵の中でもかなり上位にランクインするほどの強さを有しており、紗耶香チーム総出でもまったく勝てる要素がない。
その中でも希少な戦力である陽太も一撃でやられ、修一とクレアの切り札である銃もまったく通用しない上、さらに仲間が集まってくる……これは普通に心折れる状況ですよね。
まさに絶体絶命、としかいいようがない。
そばかす娘は生贄除外
クレアが円に同類認定されていましたね。
円は紗耶香チームに対し、コイン収集と生贄を一人差し出せば仲間にするという条件を出すのですが……そんな提案に対し、クレアは冷静に質問を繰り出すなど、まったく物怖じすることがない。
自らの命に固執しないクレアならではの腹の据わり方ですよね。
そんなそばかす娘の態度を気に入ったのか、円は「同類」と認定……クレアだけは生贄から除外されることが決定。
クレア、クソ認定されちゃった……ということは間接的に修一もクソ認定されたということなのかな?(吉岡も?)
やっぱ池内だよね
生贄……と聞いて、まっさきに思い浮かぶのが池内。
円の圧倒的な強さに紗耶香チームのメンバー間でいくつかの意見に分かれるんですね。
陽太は戦う意思を見せ、未来は透明能力で暗殺を提案……そして完全に戦意を消失した池内は円の出した生贄一択…。
生贄除外のクレアはそんな池内の言葉の揚げ足を巧みに取り、池内本人を生贄の覚悟ができてると凍てつかせる……ほんと、物は言いようですよね。
でもこのメンバーの中で生贄に差し出すとしたら……悪いけどやっぱり池内になりますよね……。
クレアの奇策と本当の気持ち
クレアから思わぬ奇策が飛び出していましたね。
円の奇襲で思いっきり殴られた勇くん……自分の無力さに打ちひしがれているところを、クレアの巧みな誘導により、ある花を栽培させられることになるんですね。
その花の名は「キョウチクトウ」。
キョウチクトウはどこにでも咲いている花である一方で、強力な毒が含まれており、しかも燃やした煙にも毒が残るんですね。
おそらくクレアは最初から勇の能力を利用することを想定しており、万が一の時に備えてこのキョウチクトウを用意していたのでしょう。
何せクレアは氷川を躊躇なく銃殺した女……だからこういった策を思いつくのだろうし、実行できてしまうんでしょうね。
優しい気質の勇も本来ならば絶対に手伝わなかったと思うけど……仲間みんなの命がかかったこの状況では、クレアの言うとおりにするしかないと判断したのでしょう。
氷川を殺したときの修一と同じ立場になってしまったわけですね…。
けれども今の修一はクレアと二人で一つという覚悟ができている。
そしてクレアもまた修一にだけは本心を語っているし、自分自身でさえ気づかなかった姉への気持ちにも気づくことができた。
残酷な奇策を思いつく一方で、修一に汚れ仕事をさせまいとする優しさ…。
そんなアンバランスさがクレアの魅力の一つなんですよね。
円のボスっぷり、嫌いじゃない
クソ集団のボス円……その目的は決して褒められたものではないけれど、円のボスっぷりは決して嫌いじゃなかったですね。
かつての情けなかった自分をクソな仲間達に重ね合わせる円……仲間達を幸せにするという行動は、すなわち過去の自分を救う事に他ならない。
そして仲間を幸せにするという行動そのものが、今の自分の幸福感につながっているんですね。
だからこそ部下達からの信頼も厚く、円もまたそんな部下の信頼に全力で応える。
クレアの奇策にまんまとハマり、部下達が次々と倒れていく状況においても、自分だけ逃げることはせず、命を賭して仲間を助けることを選ぶ……うわぁ…これじゃ全然嫌いになれん…。
仲間を裏切ろうとして紗耶香のチョーカーに首を絞めらた池内とは大違いだわ。
エレナを救えるのはクレアだけ
修一と行動をともにするうちに、クレアの中でのエレナ観は大きく変化していたんですね。
クレアがエレナを殺す理由……最初は両親を殺した憎悪からの殺意だと思っていたけど……今はエレナを苦しみから解放するためのものに変わっている……そんなふうに思えるんですね。
そもそもエレナが両親を殺したのは虐待されているクレアを救うため。
救うためには殺すしかない……そのためにエレナは今の力を手に入れた。
けれども、その代償としてエレナは罪を背負うこととなり、その苦しみから決して逃れることができない……そして本人も逃げるつもりもない。
おそらく今のクレアは、そんな苦しみから解放するために、エレナを殺したいのでしょうね。
ただ、それだと今度はクレアがその苦しみを背負うことになってしまう…。
そこについてはなんとか修一に頑張ってもらいたいところですね。
まとめ
アニメ「グレイプニル」第10話「美しい花」を視聴した感想について書きました。
今回は絶対絶命のピンチから、奇策による大逆転という、目まぐるしい展開でしたね。
個人的には敵ながらも円のボスっぷりは決して嫌いじゃなかったし、そんな円達に容赦のない残酷な奇策を思いつき、実行してしまうクレアのフリ切れっぷりも嫌いじゃない。
一応、チームリーダーは紗耶香なんだけど……気がつくともうほとんどクレアのチームといっても過言じゃない状態でしたね。
終盤に出てきた姉エレナの行動は相変わらずよくわからなかった……次回の動きに期待ですね。
以上、アニメ「グレイプニル」第10話の感想でした!
- 第1話『僕の中には』
- 第2話『空っぽの意味』
- 第3話『エレナ』
- 第4話『変身願望』
- 第5話『ヤバイ敵』
- 第6話『収集者』
- 第7話『変形』
- 第8話『記憶の影』
- 第9話『激突のマーク』
- 第10話『美しい花』
- 第11話『決意の代償』
- 第12話『約束の場所』
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