アニメ「新サクラ大戦 the Animation」観てますか？
今回はタイトルにもあるとおり、レイラの知られざる思いが語られます。
また、カミンスキーと村雨白秋の意外な関係にも注目です。
不老不死だったんかい
カミンスキーって実は不老不死だったんですね。
これまでにも何回か人間離れした行動を取ってましたからね……普通の人間ではないんだろうな～とは思ってた。
ただ、その力の入手に至る経緯については少し物足りないというか、なんというか……もう少し奥行きのあるドラマを期待していたんですけど……案外浅かったですね。
尺の都合もあるんでしょうけど……そこはもう少し設定を詰め込んで欲しかったですね。
また、カミンスキーの持つ魔法のような力についても、今回の話では特に深く説明されていない……ここについては次の最終回で種明かしされるのでしょうか…？
不老不死と魔法の力を手に入れたカミンスキーは、人類の行動の愚かさと不毛さに絶望し、やがて絶対支配による新しい世界の創造へと考えを傾倒させていく…。
それなりの年月をかけて世界を放浪している描写があったので、カミンスキーは見た目よりもはるかに歳を重ねているのでしょうね。
その歳月の分だけ精神を病んでいるようにも見えなくもなかったけれど……とりあえず神になるのだけはやめて欲しい。
カミンスキーと村雨白秋
どうやらカミンスキーの不老不死化には村雨白秋がかかわっているようでしたね。
カミンスキーが事故に遭った際に降ってきた謎の魔石（？）……そこにいた天使のような姿の神の御使いは、おぼろげながらも村雨白秋のようにも見えた。
また、カミンスキー自身もその時にいた御使いを村雨白秋だと認識していた……村雨白秋は覚えていないようだったけど……とぼけてるだけ？
ただ、カミンスキーにとっての村雨白秋は「ニセの御使い」という認識で、クラーラ奪取を邪魔し続けてきた忌まわしい存在なんですね。
けれどもクラーラやレイラが生まれるのにもおそらく一役買っている……M細胞の提供者として。
降魔人間を世界征服に利用するカミンスキーと、降魔を人間達から保護したい村雨白秋……ある意味今回の物語で一番因縁が深いのはこの二人なのかもしれませんね。
レイラは全部わかってた
レイラはすべてわかった上でカミンスキーと居続けていたんですね。
幼かった頃のレイラは、降魔の力が制御できなくなると「化物」の姿になってしまっていた……。
そして森の中でカミンスキーと偶然出会い「美しい…」の一言で心を救われ好きになったんですね。
カミンスキーの邪な企みに気づきつつも、レイラはカミンスキーを選択した……だからといって妹クラーラへの愛情が失われたというわけでもない。
カミンスキーはクラーラの力に執着し、レイラはそんなクラーラに多少なりとも嫉妬を抱いてはいるものの……さくらの言うようにレイラは家族を愛する心をちゃんと持っている。
初穂には思いっきり「化物」呼ばわりされちゃったけど……さくらは「化物じゃない」と言ってくれた……レイラって自分を肯定してくれる人にちょっと弱い感あるな…。
さくらと鍔迫り合いしつつも、自分語りをするレイラの姿は、見た目は明らかに人外ながらも、今まで登場した中で一番人間臭いシーンだったように思いました。
全部わかっていながらもカミンスキーを愛することをやめられない……。
もしもあの時出会ってなければ……というのは考えてもしかたないか。
怒って暴走クラーラちゃん
最後にはやっぱりクラーラちゃんが暴走してしまう展開になってましたね。
カミンスキーを止めることこそがレイラの愛……ということで村雨白秋＆花組のみんながカミンスキーと戦う中、レイラはその隙きをついてクラーラを救出しようとするんですね。
けれどもカミンスキーにとって、レイラは降魔人間という名のただの道具……兵器としての本命であるクラーラさえいれば特に不要な存在なわけで……。
それなりの年月連れ添ってきたにもかかわらず、レイラに向けたカミンスキーの攻撃は全くなんの躊躇もありゃしない……これが「神」のすることか？
逆に瀕死になりながらも、妹を助け出すレイラの姿は見た目は「降魔」だけど、カミンスキーよりもよほど「人間」らしかった。
最後の力を振り絞って、妹の中の魔石（？）を取り除き、さくら達のもとへとクラーラを返すなど、しっかりとお姉ちゃんしてましたからね。
そして、そんなレイラが炎に包まれるのを見て、クラーラは正気を保てなくなり、例の強大な力が暴走する……。
セバストーポリも損傷激しく墜落しそうだし……帝都は無事で済むんだろうか？
気になるところですね。
まとめ
アニメ「新サクラ大戦 the Animation」第11話「悲恋幻想！レイラの想い」を視聴した感想について書きました。
今回はタイトルにもあるとおり、レイラを中心とした物語になっていましたね。
レイラがカミンスキーと一緒に居続ける理由などについて語られていたわけですが……「惚れた弱み」という言葉がとてもしっくりとくるものがありました。
ただ、個人的にはカミンスキーと村雨白秋の因縁のほうが興味深かったですね。
何せ今回の一連の事件のそもそもの発端は村雨白秋にありますから。
村雨白秋から何らかの説明があることに期待したいところですね。
以上、アニメ「新サクラ大戦 the Animation」第11話の感想でした！
- 第1話『堂々開幕！新生華撃団』
- 第2話『正体不明！謎の怪人現る』
- 第3話『帝都激震！新生莫斯科華撃団』
- 第4話『友情満開！千年桜』
- 第5話『凸凹探偵！クラーラの秘密を探れ』
- 第6話『奇々怪々！黒マントの正体』
- 第7話『隠密作戦！デートを追え』
- 第8話『波乱万丈！華撃団対戦』
- 第9話『驚天動地！クラーラの真実』
- 第10話『帝都壊滅？ツングースカの怒り』
- 第11話『悲恋幻想！レイラの想い』
- 第12話『大団円！明日への希望』
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