アニメ「グレイプニル」12話感想!陰鬱すぎる不幸の連鎖

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アニメ「グレイプニル」観てますか?

 

 

今回は山田塾の古い友人達のお話。

 

海斗とほのか、二人を巡る陰鬱極まりない展開に注目です。

 

 

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陰鬱すぎる不幸の連鎖

 

 

ほのかを巡る不幸の連鎖がたまりませんでしたね。

 

ほのかが自殺した愛子と入れ替わり、海斗がほのかを殺害する……なんともやりきれない展開に陰鬱な気持ちになってしまいました。

 

ほのかは親友の愛子がイジメで自殺するのを止められなかったことを悔い、ほのかはさらには父親が犯した殺人のせいで親戚内をたらい回し……もはや自分の存在に価値を見いだせなくなってしまったんですね。

 

そんな中、宇宙人と出会い、コインの願いで愛子に変身してなりすますわけですが……この願いが不幸の連鎖を生み出すきっかけとなってしまう……なんとも皮肉な話ですよね。

 

ふつうに考えれば愛子を生き返らせるようお願いすると思うんですけど……ほのかは自分自身が愛子になるという選択をした。

 

おそらく、ほのかは直人のことを諦めきれなかったんでしょうね。

 

また、同じ苦しみを愛子にさせたくないという優しさもあったと思うし、何よりほのか自身も新しい人生をやり直したい気持ちもあったのかな……?

 

自分の存在を消しつつ、新しい人生をあるき始める……ある意味、愛子という存在がほのかにピタっとはまったのかもしれない。

 

ただ、海斗的にはほのかの存在が消えてしまうことが我慢ならなかった。

 

だからといって決して殺す必要はなかったと思うんですよね……。

 

そして殺したあとでほのかの冤罪が晴れるという……もうやりきれないにも程があるわ……なんだこの鬱展開は。

 

悔しいけど、グイグイ引き込まれてしまう。

 

この不幸の連鎖……どんな決着を迎えるんだろう?

 

 

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山田塾の古い友人達

 

 

山田塾の当時の様子が描かれていましたね。

 

修一の記憶と違って、山田塾には両親共働きの子供達が集まっており、とても仲良く遊んでいる様子が描かれていたわけですが……まだ年端もいかないながらも、彼らの間には確かに恋愛感情が存在していたようですね。

 

ほのかは直人が好きで、海斗はほのかが好き……そしてエレナは修一のことが好き。

 

ただし、どれも一方通行のようでしたが。

 

当時はご高齢ながらも山田先生がまだ存命で、修一達にとっての山田塾とは、塾といいつつも心から安らげる憩いの場でもあるようでした。

 

海斗によるほのか殺害などといった陰鬱な状況とはとても対照的でのどかな光景だったなぁ……。

 

そんな彼らが今、宇宙人のコインを巡り、殺し合ってる……異形の姿に変身して。

 

この落差が個人的にはかなりグッとくるものがあるんですよね。

 

 

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鍵を握るのはやっぱりエレナか

 

 

吉岡が言っていた「すでにコインを100枚集めた者」とは海斗のことなんでしょうね。

 

収集者達から宇宙船のコインを守り続ける……海斗の目的については明確に語られてはいないけど……おそらくはほのかを蘇らせたいものと思われる。

 

ただ、すべてを消し去りたい、と宇宙人に述べていたことから、ほのか復活の他にも何か願いがあるのかもしれない……目指せ200枚なのかな?

 

エレナ達はそんな海斗に対抗すべく準備を整えているようでしたが……エレナの力を持ってしても海斗にはかなわないということでしょうか。

 

また、同じ古い友人である直人も仲間にいるものの……直人の能力がどのようなものかはまだわからない。

 

一方で修一はというと着ぐるみの力を得てから、大部分の記憶を失っており……パートナーであるクレアも修一の過去を独自に調査している状況。

 

廃墟と化した山田塾にて着ぐるみのオリジナルのぬいぐるみを見つけていたけど、これは一体何を意味するんだろう…?

 

そして吉岡は吉岡で独自にエレナにコンタクトを図るなど、もういろいろと錯綜しまくっていて、なんだかカオスな状況になってきた。

 

おそらく今この状況の中、全体的な絵を描いてるのはやっぱりエレナなんだと思う。

 

山田塾の生徒達の中で、今の状況に最も心を痛め、最も積極的に動いているのは間違いなく彼女だから。

 

12話のラストでコンタクトしてきた吉岡とどのような会話を交わすのか……?

 

非常に気になるところですね。

 

 

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まとめ

 

アニメ「グレイプニル」第12話「約束の場所」を視聴した感想について書きました。

 

ほのかと海斗……そして修一をはじめとする山田塾の生徒達……彼らの過去エピソードはとても興味深い一方で、やりきれない陰鬱な気持ちになりましたね。

 

特に海斗……なんで殺してしまったんや……?

 

あまりにも躊躇なく殺してしまうもんだから、一瞬サイコパスなのかと思ってしまったよ……でもそうじゃなかった。

 

だからこそ、見ていてやりきれない。

 

そして今の事態を招いた当の宇宙人はというと……自己責任論を振りかざして無関心を貫くなど、見ていてほんと腹が立つ。

 

とはいえ、ほのかの死を悼むくらいには「人」としての感情を手に入れている部分もあり、それはそれでなんか複雑……もうはやく地球から出てってくんないかな?

 

次回もとても気になります。

 

以上、アニメ「グレイプニル」第12話の感想でした!

 

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