ドラマ「トクサツガガガ」観てますか?
前回の第5話では特撮オタとドルオタによる夢の撮影会ということで随分と楽しませていただきましたね。
今回の第6話は予告を観たときからけっこう荒れそうな展開になりそうな気はしていましたが、予想以上の大荒れ展開に見ていてドキドキ(ワクワク?)しちゃいました。
というわけで今回は、
第6話
「ハハノキモチ」
を視聴した感想について書きますね~。
仲村さん、その「トゥクン」は間違っている
ジュウショウワンでゲンカ将軍とシシレオー達との戦いが佳境に入った頃、特撮オタ・仲村はというと、会社にコピー機の修理にきたイケメン営業マンに目が釘付け。
特撮脳の仲村にしてはめずらしい反応です。
仲村
顔、もっとちゃんと見とけばよかったなぁ
プライベートが謎に包まれた仲村の珍しい反応に、会社の同僚たちがいろいろと「勘違い」と「おせっかい」した結果、仲村とイケメン営業マンの二人は会社の屋上で会うことに。
「トゥクン」と胸が高鳴る仲村、思わせぶりな女子っぽい仕草とは裏腹にその口から出た言葉がこちら。↓↓
仲村
吠えてもらってもいいですか?
謎の言動に戸惑う営業マンでしたが、グイグイとくる仲村になぜか彼も「トゥクン」(?)となってしまい、その結果、ポーズだけでなく見事な咆哮を見せてくれるんですね。
仲村はただ単にジュウショウワンのOP時に見せるショウ(シシレオー)の咆哮シーンを再現したかっただけんなんですね。
営業マンはショウ役の尾上大地にそっくりだったことから、仲村に抜擢されたに過ぎません。
あとは変身してくれたら完璧らしいよ
咆哮シーンの再現に満足した仲村は営業マンにお礼を言い残してさっさと立ち去ってしまいます。
特撮オタ・仲村は完全に「トゥクン」の使い方を間違っている。
営業マンの彼もね。
冷ややかに見つめる北代さんが味わい深い
仲村のお兄ちゃん登場!夫婦で口を滑らしとる
仲村のお兄ちゃん夫妻が今回初登場するのですが、母の家に里帰り中に夫婦そろって叶ちん家に行った、などとツルンツルン口を滑らしてしまいます。
特撮グッズで溢れかえった家の中を見られるわけにはいかない仲村は、これまで何かと口実をつけて、母を家に上げないよう死守し続けてきたわけなんですが、先日は母に合鍵を奪われ、そして今回お兄ちゃん夫婦が口を滑らせたことにより、いよいよ仲村の死亡フラグが成立。
さよなら仲村
ゲンカのごとき学習能力を持つ仲村母は、この夫婦の滑らせた言葉をきっかけにとんでもないことをしでかしよるんですよね。
ダミアンの「トゥクン」は合ってる
いつもの公園で出会ったダミアンは、家族には内緒でおばあちゃんと一緒にジュウショウワンの映画を見に行くそうですが、仲村もダミアンに乗っかって吉田さんを誘って同じ日時の映画を観に行くことを約束します。
吉田さんが来ると聞き、ダミアン、超嬉しそう。
そんなダミアンのリアクションを見て、仲村はダミアンが吉田さんに「トゥクン」していたことを思い出します。
仲村の「トゥクン」は間違っていたけど、ダミアンの「トゥクン」は合ってる。
「トゥクン」の使い方で小学生に負けてしまう仲村がちょっと不憫に思えてきた・・・。
任侠さんの母ちゃん出てきた!それやで!
帰りに「おかしのまつもと」に寄った仲村は、任侠さんからプレゼントがあると言われたところに、なんと任侠さんの母ちゃんが登場。
ドラマでは出てこないのかな?と半ば諦めていたのですが、まさかこのタイミングで登場することになろうとは。
任侠さんのラブキュート好きは意外にも任侠母も知っており、特にそのことについて反対しているということもなく、どちらかというとラブキュート好きな息子をいじって遊んでる風にも見えるんですよね。
任侠さん的には母が「ラブキュート」ではなく「ラブキューちゃん」というのが許せないみたいですけど、それはそれで任侠母の愛嬌といってもいいんじゃないでしょうか。
任侠さんは小学生の頃は、その大きな体といかつい人相でずいぶんと周りから分不相応な頼られかたをしていたそうですが、任侠さん本人の性格はどちらかというと内向的でおっとりとしているものですから、そのギャップにとても苦しんでいたんですね。
そんな時に家でひとりでラブキュートを見て心を癒やされていたわけですが、母親が来るとすぐにテレビを消してしまうなど、任侠さんなりに恥ずかしさもあったのですね。
しかし任侠母は、消したテレビをすぐに付け直し、その番組内容をちゃんと知った上で任侠さんのラブキュート好きをしっかりと容認してくれてるんです。
特にこの昔話をしているときの任侠母の言葉が本当に素晴らしいんですよ。
任侠母
まぁ~あんなもんでも見てたおかげで
いやだいやだ言いながら学校もちゃんと頑張ってたのかもしれないしね~
仲村も心の中で激しく同意します。
仲村
(それやで、お母さん)
(ほんまそれ!)
ちょっと泣きそう
しかし、任侠母は最後にきっちりと落ちもつけてくれます。
任侠母
でもまあ、あの頃はまさかこんなに大きくなるまで見てるなんて夢にも思わなかったけどね
仲村
いまだにオタで、サーセン
仲村に思わぬダメージが入ったぞ
でも、この任侠母のおおらかさが私は大好きなんですよね~。
ちなみに任侠さんからのプレゼントは読者全サ付きの「テレビきっず」でした。
任侠さんのこの優しさは間違いなくラブキュートの影響もあると思う。
兄妹そろってトラウマ!テレビきっず焼きイモ事件!
仲村(叶チン)が実家に寄り付かない原因を察した兄嫁は、よく今まで特撮好きを続けてこられたものだと感心するのですが、実は仲村は特撮から離れていた時期があったんですね。
その原因となったのは「テレビきっず焼きイモ事件」。
仲村兄が小学生のころに離婚した仲村母は、女手一つで二人を育ててきたわけなんですが、当の仲村はというと、特撮好きだったため母親おすすめの女の子らしいグッズをことごとく拒否。
いつしか特撮を憎むようになった仲村母は、仲村が大切にしていたエマージェイソンが載っていたテレビきっずを燃やして焼きイモを焼くという暴挙に出たんですね。
「テレビきっず焼きイモ事件」は仲村だけでなく特撮好きでない兄ですらもトラウマになるほどのインパクトを残し、その結果仲村は特撮から一度離れることになってしまったんですね。
December CALLに出てはいけない
年末年始は実家には帰らず、家で過ごすと決めている仲村のスマホに、母からのDecember CALLが。
December CALLとは、母から「いつ里帰りするのん?」という催促の電話なのですが、今回は帰らないと決めている仲村は着信の恐怖に怯えながらも断固無視を貫き通します。
つまり電話にでんわ
ということです
任侠さんからもらったテレビきっずが目の前にあるというのに、このタイミングでの母からの電話はあまりにもタイミングが悪すぎる。
「テレビきっず焼きイモ事件」を思い出さずにはいられませんからね。
でもアイロンを持ったところで困るのは自分だよ?
歯切れの悪い吉田さんからの電話
母からのDecember CALLと戦っている中、今度は吉田さんから電話がかかってきます。
ダミアンが映画を観に行く日(1月3日)の吉田さんの都合について聞くものの、その日はあいにく用事があって無理というつれない返答。
それにしても、今回の吉田さんはなんだか会話の歯切れがあまりよくありません。
本業とは別にカメラマンとしての夢を追いかける吉田さんとはしばらく会えていなかったことと、すでに映画のチケットを2枚押さえてしまっていただけに、仲村ダブルで残念ですね。
また、今度お話がある、という点についても気になるところです。
ピンチヒッター北代!ダミアンの残念オーラに傷つく・・・
結局、1月3日の映画「劇場版 獅風怒闘ジュウショウワン~集え!赤の戦士たち!!~」は、吉田さんの代わりに北代さんと観に行くことになります。
それにしても仲良くなった後の北代さんって本当に付き合いがいいですよね。
でも繁殖期に大量発生する赤蟹の例えはひどくない?
しかも北代の言葉を真に受けて赤蟹の大量発生シーンをしっかり再現してたし。
これ、東映に怒られないのかな?
でも面白かったから、それはそれでいいか。
映画を見終わった後、仲村と北代の二人はダミアン少年と顔を合わすことになるのですが、吉田さん不在にガッカリしたダミアンが向ける北代への失意の感情が、北代に大きなダメージ(ダミージ?)を入れてしまいます。
北代さん
子供の残念さってこんなにもひしひしと伝わってくるものなのね・・・
北代さんのせいじゃない、と慰める仲村の言葉は果たして北代に届いたんだろうか。
久ちゃん?恋人登場で逃亡の吉田、失恋のダミアン
吉田さん不在で意気消沈したかと思ったダミアンでしたが、今度は鼻の下を伸ばしただらしない顔で劇場内にて「吉田さ~ん」を発見。
ダミアンと仲村、北代たちに見つかってしまい「おどろきとまどっている」吉田に今度は「久ちゃん、知り合い?」と声をかける男性の姿が。
吉田さん
試練の時
これは明らかに見てはいけない現場ですよね。
「いつも久ちゃんがお世話になっています」とにこやかに話しかけるこの男性、なんと吉田さんの彼氏とのこと。
驚く仲村と北代。
「そなんだ」と失恋のダミアン。
状況の説明に困った吉田さんは「ごめん」と謝るとそのまま逃亡してしまいます。
これが大の大人のすることか。
でも気持ちはよく分かる
事情はあとで聞かせてもらいましょう。
実は北代は見ていた、でも仲村は緊急事態に
吉田逃亡後、今度は仲村が北代からある疑いをかけられます。
実は先日のコピー機のイケメン営業マンとの屋上でのやりとりを目撃していた北代。
てっきり仲村と「いい関係」にあるものと勘違いしてしまったようですが、仲村にとっては恋人とか結婚はもはやファンタジー(幻想)の領域にあるもの。
その厳然たる事実を証明しようとスマホの写真を見せようとするもスマホの反応がなく、まるで屍のようだ。
映画見る時に電源切ってたやろ?と北代に指摘されスマホのスイッチオーンしたところ、画面上にはお兄ちゃんからの多数の着信履歴の痕跡が。
折り返しお兄ちゃんに連絡をしたところ、母がこちらに向かっているという緊急事態を知らされることになり、仲村は急いで自宅へと戻ります。
北代さん
ごめんね
あかーん!5日はかかるわ!だったら「お兄ちゃんの作戦」しかない!
自宅の特撮グッズを隠蔽すべく、ダンボールに箱詰めする仲村でしたが、あまりの数の多さにとても今すぐ片付けられるようなものではない、と電話越しのお兄ちゃんに弱音を吐きます。
最初は片付けるのに3日はかかる、といっていたものの、落下してきた大量のDVDに足を痛め5日に訂正。
混乱した仲村は鍵の破壊を提案しますが、お兄ちゃんにより却下されてしまいます。
もはや思考力ゼロ状態の仲村に対し、お兄ちゃんはある作戦を授けます。
お兄ちゃんの作戦
- ① まずは外でお母ちゃんと食事
- ② 実家の話題で盛り上がる
- ③ そうや!今から実家帰ろうや!
- ④ 9時前には駅に!
お母ちゃんの来襲に対処すべく、「お兄ちゃんの作戦」を決行するため、仲村はお母ちゃん好みの服でお母ちゃんを迎えに行きます。
「お兄ちゃんの作戦」実行開始ですね
「割烹 次ろう」の戦い
おせち持参の母を家に近づけないため、まずは作戦の第1段階として兄が予約したお店「割烹 次ろう」に向かう仲村と仲村母。
今回は仲村がごちそうする立場ということで、手痛い出費に心痛める仲村でしたが、こればかりは背に腹は代えられないと覚悟を決めます。
お店に入って母から渡されたおみやげの帽子をかぶって嬉しそうな姿を装い、なんとか母のご機嫌をとる仲村。
母の嬉しそうな様子を見て、今なら本当のことを言えるかもしれない。
そう思った仲村でしたが、その考えが甘かった。
お母ちゃん
あんた、地味な服しか持ってへんやないの
この一言が引き金となり、仲村親子の壮絶なバトルが勃発することとなります。
「割烹 次ろう」の戦い
の始まりです
じゃかましいクソババア!
母の前では母に勝ってもらった服しか着ていないはずなのに、なぜ地味な服しか持っていないことを知っているのか?
答えは簡単。
実は合鍵を使ってすでに家宅捜索を済ませていたんですね。
ココからはゲンカ母による怒濤の攻撃の始まりです。
- 服以外にゆうことないの?
- 何?あの棚に飾ってあるんは?
- まだこんなん持ってたん?(といってシシレオーのフィギュアを取り出す)
いい年をして男の子向けのおもちゃに夢中になる仲村のことをしかり続ける母に対し、仲村は抵抗を試みますが話はまったく通じる気配もありません。
さらにはせっかく出来た友達についても全否定。
- そのお友達はいくつなの?
- 結婚してるの?
- これからもずっとロクでもないことしてくつもり?
- (友達が結婚して子供ができたら)一人になるよ?
そしてトドメの一撃。
お母ちゃん
こんなもの大事にして何になるのよ!
そういってシシレオーのフィギュアの腕を折るお母ちゃん。
仲村はクリリンが殺された悟空の如く、烈火の怒りを母親にぶつけます。
仲村
じゃかましいクソババア!
そういって母をビンタ!
めっちゃ分かるわ!
その気持ち!
これまで必死に我慢に我慢を重ねて大人な対応をしてきた仲村。
その怒りの奔流はもはや誰にも止めることはできません。
お母ちゃん
あんた、親に向かって・・・
仲村
親じゃないよ
だから鍵返して
育ててもらった恩とか、大学のお金とかいくら?
一生かかってでも返すから
それでもう家族じゃない
かかわらんとって!
この怒りはホントにガチのヤツですね。
長年に渡って蓄積され続けた仲村の怒りが如何に根が深いのか、本当によくわかるセリフだと思います。
女手一つで二人の子供を育て上げた仲村母は、それはもう立派としかいいようがないのですが、娘の好きなものに一切の理解を示すことができない態度は本当によろしくないと思うんですよね。
個人的には仲村を全面的に支持しちゃいます
まとめ
ドラマ「トクサツガガガ」第6話「ハハノキモチ」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回はついにゲンカ母に対して激烈な怒りとともに反旗を翻すことになったわけですが、個人的には仲村が感情を爆発させるシーンにとてもスカッとするものがありましたね。
原作マンガでもかなり好きなシーンの一つなのですが、今回のドラマでこのシーンを描くということは、続編ドラマの制作の可能性は限りなくゼロに等しいということなのかな?と少し寂しい気持ちもあったりします。
ドラマ「トクサツガガガ」も残すところはあと1話。
個人的には、何らかの形で再び映像化して欲しいな~と思っているのですが、そればっかりはなんとも言えませんからね~。
以上、ドラマ「トクサツガガガ」第6話の感想でした!
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