ドラマ「集団左遷!!」観てますか?
今回はスパイ疑惑のある真山(香川照之)のメイン回。
真山という人物の真の姿が明らかになります。
「頑張る」をもう2段?ブラックの狭間をさまよう片岡
今回観ていて感じたのは、片岡(福山雅治)のブラックな行動の数々。
プラス100億融資達成のために「頑張る」がもう2段必要だと訴え、なぜかいつも定時で帰る真山のプライベートを詮索、ついには有給中の真山をストーキングまでしてしまう。
たしかに今の蒲田支店の状況を考えると、通常のやり方をしていてはとてもプラス100億という目標には届かない。
「もう2段の頑張り」が必要なことについてはよく分かるんですけど、これをわざわざ周知する必要性は感じない。
「定時退社」は当たり前のことだし、遅くまで残ってるからといって必ずしも「頑張ってる」とは限らない。
真山の場合は入院中の奥さんのことがあるから定時退社しているわけで、業務時間中はキチンとやるべきことをやっている。
そして「有給ストーキング」に至っては論外としかいいようがありません。
日本も海外のように有給中の社員への連絡を法律で禁止すればいいのに。
ブラックの狭間をさまよう片岡は、熱血空回りが憎めないキャラクター性でなんとかブラック化を踏みとどまっているようです。
廃店待ったなし?エスカレートする本部の追い込み
蒲田支店は単月でプラス7億の実績を上げるも、本部の追い込みはさらにエスカレート。
優良顧客を本部預かりにされてしまった結果、実質的なノルマが約30億プラスされることに。
さらには他の廃店した銀行の残務処理を押し付けられてしまい、融資活動もままならない。
蒲田支店を追い込むためだけに「そこまでするか?」って感じですよね。
実際、銀行や大企業においてはいつも「リストラ」のニュースがあとを絶ちませんしね。
今の日本は本当に人手不足なのか?といつも疑問に感じてしまいます。
真山が田口るみビューティーサロンに融資しない理由
毎月25%増という異常な売上を続ける田口るみビューティーサロン。
さいわい本部に召し上げられず、更には30億の融資を依頼されるも、なぜか真山は首をタテに振ろうとしない。
「捨てる神あれば拾う神あり」と食いつく片岡に対し、まずは調査ありきと決して譲らない真山。
真山はなぜ田口るみビューティーサロンに融資しようとしないのか?
それは顧客の立場で考えているから。
前回の片岡は町田社長の夢の実現のため、顧客の立場になって行動したからこそ、最高の結果へと結びついた。
「その融資は本当にお客様のために必要なものなのか?」という真山の言葉が効いたからですね。
今回の片岡は30億という額に目がくらみ、危うく判断を誤るところだった…真山がいなければ。
真山は融資したあとの顧客のことまでしっかり考えているからこそ、安易な決断をしない。
その結果、田口るみビューティーサロンへの融資は、目先の「30億」ではなく、顧客の事業存続のための「15億」という形で見事に決着。
判断を誤りそうになりながらも、片岡は一歩を踏み出し、真山の顧客目線がそれを助けた。
もしも片岡が強引に融資していれば30億だったかもしれないし、真山だったらそもそも融資することはなかったかもしれない。
半分の15億という融資額は、真反対の二人が協力した結果としてとてもふさわしい着地点だと感じました。
少しブラック気味?な真山の妻・有里が素敵
真山がいつも定時で帰るのは、入院中の妻・有里(西田尚美)のお見舞いのため。
手術はまだ先だけど、容態がいつ急変するかわからないため、真山はできるだけ寄り添うようにしてるんですね。
けれど実際のところ、いつも明るく元気に振る舞ってるのは入院してる妻・有里のほうだったりするんですよね。
優しくていい奥さんだな~と思ってたら、実はこの奥さん、とんでもない夢を持ってた。
退院したら、夫を「がんばらせる」ために「がんばる」。
…おお、こわい。
真山、馬車馬確定か。
しかし「妻の目標をなくすわけにはいかない」というのが、いかにも真山らしい愛情表現だなぁと感じました。
そして妻は間違いなくブラックだ。
スパイ花沢
結局、スパイは真山ではなく花沢(高橋和也)だった。
「最後まで銀行員でいたいなぁ」でおなじみの温厚で優しい銀行員・花沢。
スパイになったのは娘の結婚式の時まで銀行員でいたかったからなんでしょうか。
それとも何か弱みを握られてるとか。
次週の事情聴取が気になるところです。
まとめ
ドラマ「集団左遷!!」第3話「絶体絶命大ピンチ!!裏切り者はだれだ!?」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
今回は、真山(香川照之)の本当の素顔が明らかになり、スパイ容疑も晴れ、片岡との蒲田支店最強タッグが見事に誕生しましたね。
片岡(福山雅治)のブラック臭が少し強くなってきた感はあったものの、他の行員たちは片岡のことなど全然恐れてないようなので、案外これはこれでちょうどいいのかもしれません。
とりあえず本気モードの真山がいれば大丈夫か。
あとはスパイ花沢にどのような対処をしていくのかが課題ですね。
個人的には片岡の奥さん(八木亜希子)にあげたビューティーパスポートがちゃんとすべて使い切られるのかが心配です。(どうでもいい)
以上、ドラマ「集団左遷!!」第3話の感想でした!
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