今さらですが、映画「ドクター・ストレンジ」を観ました。
同じマーベル映画「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」と「エンドゲーム」で活躍してる姿がとても印象的だったからです。
完全に観る順番逆ですけど、それくらいドクター・ストレンジの存在感はすごかったんです…。
遅咲きのヒーロー
ドクター・ストレンジははじめから魔術師だったわけではありません。
もともとは天才的な腕を持つ外科医として活躍。
鼻歌交じりで音楽談義しながらも手術を完璧にこなす一方、高慢な態度で腕の悪い同僚を凹ませたりするちょっと嫌味な一面もある。
ところが車でド派手に事故って、メスを握れなくなるほどの重傷を負ってしまう。
なんとか治そうともがいて、もがいて、苦しんで、あらゆる手を尽くした結果、最後にたどりついたのが「魔術」だったんですね。
「魔術」との出会いに至るまでがなかなか重たくボリューミーで、それなりに尺をとっていたものの、ストレンジの心の強さと弱さを丁寧に描いていて、とても見応えがありました。
藁にもすがる思いでもがき続けるストレンジは、見ていて応援せずにはいられないものがありましたね。
おかげでストレンジに対する印象が「アベンジャーズ」の時とはずいぶん変わりました。（いい意味で）
というわけで、ドクター・ストレンジって意外と遅咲きのヒーローなんです。
【エンシェント・ワン】ティルダ・スウィントンの存在感
また「アベンジャーズ」でもうひとり気になっていたのが、「エンドゲーム」で登場していた【エンシェント・ワン】ティルダ・スウィントン。
「エンドゲーム」でも感じてたことなんですけど、ティルダ・スウィントンの僧服姿がメチャクチャ絵になるんですよ。
私は吹替版で見たんですけど、ティルダ・スウィントンの浮世離れした佇まいと樋口可南子さんの声のシンクロ率がとにかく高く、凛々しく、美しかった。
映画の冒頭では、まるで映画「インセプション」のような異形の空間を作り出し、魔術の扇と体術で相手を蹴散らすキレッキレの動きで魅了。
魔術を解き、さりげなく街中に溶け込んでいきながら、はらりとフードをめくる。
ここまでの1セットだけでもかなり中毒性が高い。
原作の【エンシェント・ワン】は白髪坊主の老人なんですけど、ティルダ・スウィントンの【エンシェント・ワン】は、もはや人間を超越した神に近い存在にすら見えます。
とにかく【エンシェント・ワン】ティルダ・スウィントンの存在感は予想していた以上にグイグイきてた。
魔術、魔術、魔術、ときどきWi-Fi
ドクター・ストレンジは舞台が現代でありながらも、やはり魔術がメインということで、古い魔術書や数々のマジックアイテムが登場します。
- カリオストロの書
- 浮遊マント
- アガモットの眼
雰囲気たっぷりです。
そして魔術に関しては、「アベンジャーズ」の「インフィニティ・ウォー」や「エンドゲーム」は本気じゃなかったの？…と思わずツッコミたくなるようなシーンがこれでもかと畳み掛けてきます。
作った人の脳内イマジネーションがヤバイ。（トリップしそう）
他のマーベル作品とは違ったアプローチがとにかく新鮮。
スゴイスゴイ言ってたら、なにげにWi-Fiのパスワード教えてるし。
普通にパソコン使ってメールもするし。（返事なかったけど）
魔術、魔術、魔術、ときどきWi-Fi。
ドクター・ストレンジはそんな映画です。
そして彼は「アベンジャーズ」と会う
映画「ドクター・ストレンジ」の最後に、実はほんのちょっとだけマイティ・ソーが登場します。
「お茶はいい」というソー、気がつくと手にはビールジョッキ。
飲み干したしりからまた湧き出てくる…ソーにとっては夢のようなシチュエーション。
ストレンジ流「お・も・て・な・し」。
こういうお笑いをちょいちょい挟んでくるのも、マーベル作品の魅力ですよね。
この「アベンジャーズ」との初カラミは、次の作品への期待感が高まるいい演出でしたね。
まとめ
今更ながら映画「ドクター・ストレンジ」を観た感想について書きましたが、いかがだったでしょうか？
「インフィニティー・ウォー」と「エンドゲーム」を観終わったあとも、でひとり異彩を放っていたストレンジのことがずっと気になっていたんですよね。
「アベンジャーズ」の一員ではないものの、ストレンジを始めとする魔術師達は、地球を魔術的側面から守り続けるという重要な使命を帯びています。
いわば「アベンジャーズ」とは双璧をなすような存在なんです。
「ドクター・ストレンジ」の世界観、ほんとたまりません。
以上、映画「ドクター・ストレンジ」の感想でした！
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