ドラマ「集団左遷!!」観てますか?
原作は26年前の同名小説ということで、バブル崩壊当時と今とでは時代背景は大いに異なる…はずなのに、今の日本のほうがヤバイと思うのは私だけ?
そんなヤバイ日本の銀行を福山雅治がどうやって立て直すのか?
というわけで今回は、
第1話
「俺達に明日はない!?ノルマ100億に挑め! ド根性男の奇跡始動」
を視聴した感想について書きますね~。
福山雅治がまるで別人?今までにない演技と顔芸
日曜9時のTBS日曜劇場といえば他局のドラマ枠に比べると重ための作品が多い印象を受けるのですが、今回の「集団左遷!!」は意外にもコミカルなタッチで描かれていましたね。
今回主演を務めるのは福山雅治ということで、これまでの作品の演技の延長線上で考えていたかたも多いと思います。
しかし、今回の福山雅治はまるで別人。
二枚目ではなく三枚目キャラで、目ん玉ひん剥いて様々な顔芸を披露。
熱血だけど今ひとつ押しが弱い。
だから上司と部下の間でよく板挟みになる。
そして根はいい人。
「下町ロケット」の佃社長ほど熱血ではない。
「半沢直樹」の半沢ほど反骨精神はない。
いろいろと煮え切らない中途半端さはあるものの、どこか親近感が持てる。
今回の福山雅治が演じる片山という男はそんな人間臭さを感じさせてくれる人物となっています。
だから今までの作品のような福山雅治を見たい人にとっては期待はずれかもしれない。
私も最初は「誰?」と思ったくらい。(アキラ100%かと思った)
今回の香川照之はおとなしめ?
TBS日曜劇場の常連、香川照之が今回も出演しています。
香川照之といえば、怒号とツバと顔芸で相手を恐怖のどん底に叩き落とす、まるで地獄の閻魔様のような存在感を放つ役者さんですよね。
今回の香川照之は本心がどこにあるかわからず、敵か味方なのかもわからない。
内通者のようにも見えるし、福山雅治の理解者のようにも見える。
十八番の顔芸もなく、いつものように怒鳴り散らすこともない。(だからツバも飛ばない)
かなりおとなしめの演技。
個人的にはこれから本心が見えてくるに連れて、顔芸&怒号&ツバが飛び交うことを期待したいところです。
働き方改革に逆行?好きな言葉は「頑張る」
蒲田支店長に昇進した片山(福山雅治)に課せられた使命は「頑張らないこと」。
なぜなら蒲田支店は半年以内に廃店になることが決まっているから。
片山の身は保証されるものの、蒲田支店の他の行員達は全員リストラ。
建前上は100億というノルマを課せられているけど、これは「頑張っても無駄」と思わせるための防壁でしかない。
そんな状況の中、片山は「頑張りたい」けど「頑張ってはいけない」という葛藤するんだけど、結局頑張ってしまう。
頑張ってる部下を応援したいから自分も頑張る。
「頑張る」ことは本部の意向に逆らうも同義なのに、片山は葛藤しつつも頑張らずにはいられない。
目の前に仕事があったら頑張りたいと思うのは当然のこと。
そんな片山のスタンスが私は好きです。
「働き方改革」が進む中、「頑張る」ことをプッシュする片山支店長は時代に逆行しているかもしれません。
けれども仕事を「頑張る」ということは人間として当たり前の感覚だと思います。
ただし、ひたすら「頑張れ頑張れ」言われるのは個人的には嫌い。
このドラマにはちょうどいい「頑張る」を期待したいですね。
まとめ
ドラマ「集団左遷!!」第1話「俺達に明日はない!?ノルマ100億に挑め! ド根性男の奇跡始動」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
豪華キャストが目を引いた割には思っていた演技と違うな~と感じた人も多かったんじゃないでしょうか。
この違和感に耐えきれず早々に見るのを諦めた人も多いようですが、私は逆に新鮮に感じられたので引き続き視聴を続けるつもりです。
ただ、全体的に空回り感が強い印象を受けるので、この感覚が次話以降で解消されることを期待したいところですね。
個人的には香川照之が変貌していく様子に期待してます。
以上、ドラマ「集団左遷!!」1話感想でした!
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