アニメ「デカダンス」観てますか?
記念すべき第1話では、魅力的な世界観とキャラクター、そして巨大要塞「デカダンス」の迫力に終始圧倒されっぱなしでした。
そして今回の第2話はというと……もう一度第1話を見直したくなるようなとんでもない展開を見せるんですよね。
というわけで、今回はアニメ「デカダンス」第2話の感想について書きますね~。
ゲームかよっ!
第2話目にして衝撃の事実が明らかにされていましたね。
「デカダンス」とは一企業によって構築された超巨大な娯楽施設のことだったんですね。
広大なユーラシア大陸を舞台にしたこの娯楽……プレイヤーはなんとロボット。
ガドルとの戦いにおいて見事な活躍を見せていたカブラギもそのプレイヤーの一人……しかもかつてはトップランカーの実力者だったんですね。
世界観が根底から覆るような設定に驚きを隠せない……しかし、第1話目でちょいちょいあった不可解なシーンの説明はつくんですよね。
ギア素体と人間「タンカー」
デカダンスの世界にはカブラギ達が操る「ギア素体」と絶滅寸前の人類「タンカー」が共存しているわけですが……どうやら人類にはこの世界の仕組みは伏せられているようですね。
第1話目でナツメの父親達が発見したのはプレイヤーであるロボットの残骸……そしてカブラギの視点に映っていた謎の画面はロボット・カブラギのものだったんですね。
またダイランドとの戦いに決着が着いた際には、謎のロボット達が出てきていた……彼らはみんなギア素体のプレイヤーなのでしょう。
このロボット達……人類の成れの果てなのか、あるいは進化したAIなのか……とても気になるところです。
一方で、ナツメはギア素体ではなく、純粋な人間……であると同時に、システムにはすでに死んだものとして認識されている存在。
カブラギに言わせると「バグ」と言われるイレギュラーな存在なんですね。
ナツメは父の仇を討つべく「かの力」の戦士になることを希望するも……おそらく人間は戦士になることを許されていないんでしょう……にべもなく拒否されていましたからね。
ナツメを含む人間の役割はあくまでもギアの補助……プレイヤーに快適にプレイしてもらうためのNPCみたいものなのでしょう。
これはなかなか衝撃的な世界観……その分楽しみでしかたがない。
カブラギの諦念と無気力の理由
カブラギはもともとデカダンス内ではトップランカーとして名を馳せたギアの戦士だったわけですが……仲間内の違法行為が仇となり、今のような無気力な生活を長らく続けることになるんですね。
ガドルとの戦いにのめり込み、痛みを伴う違法チートに手を出した結果、トップランカー集団は解体……反抗的な態度を取った仲間達はみんなスクラップにされてしまった。
一方でカブラギは権力に従順になる選択をし、装甲修理人とバグのチップの回収人という役割を引き受けることになるんですね。
その時を境にカブラギは活動するために必要となるオキシンの摂取をやめ……残り175年の活動時間をただただ無気力に消費し続けてきた。
ナツメとの出会いで再起動
もう少しで活動限界……というところまで来たものの、ナツメとの出会いによりカブラギは新たな可能性を見出すんですね。
冒頭で世界観を覆されてから、カブラギについての描写はあるけど、しばらくの間ナツメの正体についての描写はなかったんですよね。
ようやく終盤に差し掛かろうというところで新たな事実が発覚するわけですが……このナツメの正体がまたとても興味をそそられるんですよね。
おそらくカブラギはナツメが人間であることは最初からわかっていたんでしょうけど……死亡扱いでシステムの管轄外というのはさすがにイレギュラーにも程があったようで。
本来ならば「バグ」と認識された時点で、システムによって排除後、カブラギがチップを回収するという流れになるのに……ナツメは至ってイキイキしている。
それどころか戦士になるために、かわいいパイプちゃんの写真を盾にカブラギを脅迫(ただし未遂)しようとするなど、歳の割にはなかなかしたたかにできている。
カブラギは「スクラップ」にされるのを恐れ、従う道を選んだものの……このナツメという存在は、無気力なカブラギに再起動という新たな道をもたらした。
ギア素体のカブラギと、人間の少女ナツメのコンビ……彼らが今後どのような選択をしていくのか……興味深いものがありますね。
まとめ
アニメ「デカダンス」第2話「Sprocket」を視聴した感想について書きました。
第2話目にして早くも世界を根底から覆すような展開を見せられてしまいましたね。
そりゃ1話目OP流せないわけだよ……思いっきりネタバレなOPになってますからね。
個人的には1話目の世界観だけでも十分に引き込まれるものがあるのですが……今回の2話目を見た後で1話目を見直すと様々なところに伏線が張られていることがわかり、また違った面白さを発見することができました。
次の第3話でも驚くような仕掛けが用意されている予感がする……早く続きが観たいです。
以上、アニメ「デカダンス」第2話の感想でした!
- 第1話『Ignition』
- 第2話『Sprocket』
- 第3話『Steering』
- 第4話『transmission』
- 第5話『differential gear』
- 第6話『radiator』
- 第7話『driveshaft』
- 第8話『turbine』
- 第9話『turbocharger』
- 第10話『brake system』
- 第11話『engine』
- 「デカダンス」12話(最終回)感想!最高すぎる3年後の大団円第12話『decadence』
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