アニメ「アルテ」観てますか?
前回の第1話では貴族の娘とは思えないくらいの反骨精神をありありと見せつけてくれましたが……今回はそれ以上のド根性を男どもに見せつけます。
そんなド根性アルテの荷物運びに注目です。
無愛想だけど太っ腹
レオ親方のもと、アルテの新生活が始まったわけですが……いきなり階段を転げ落ちるなど、なかなかのドジっ子ぶりを披露してた。
そんなアルテの朝の挨拶は「うるさい」と無愛想に一蹴されるも……小屋の修繕費用を用立ててくれるなど、なかなかの太っ腹ぶりを見せていた。
ただし、修繕は自分自身で行わければならない……ということで、さっそく材料の買い出しに街へと繰り出すわけですが……。
アルテ、出店でモッテモテ……お金持ってそうに見えるからかな?
もちろん、そんな無駄金使う余裕などない。
そして複数の店を回って木材の買い出しをするわけですが……この時代の男どもは、いちいち女性をバカにしないと気がすまないのか?
見ていてイライラする嫌味の数々にただただ胸糞が悪かった。
ただ、一方でアルテが腰を入れて荷車を引く様子は、なかなか愉快な構図になっていたと思う……がんばれアルテ。
アンジェロは親切なんだけど…
新たに登場した画家志望の徒弟・アンジェロ(CV:榎木淳弥)……彼はとても親切なんだけど、地味にアルテの尊厳を傷つけてしまうんですね。
アルテは「女だから」とか「女のくせに」と蔑まれるのを忌避するものの、逆に「女だから」と親切にされるのも嫌なんですよね。
アンジェロはとても親切でいいヤツだけれど……あくまでも「女だから」という条件が付いてくる……これがアルテには耐えられない。
結果、プライドを踏みにじられたと感じたアルテはアンジェロにそっけない態度をとることになるんですね。
男中心の世界で生きていくと決めたアルテは、自分が「女」であることを決して言い訳にしようとしない……そんな負けん気が滲み出るワンシーンだったと思います。
お互いに感情をこらえる師弟
アルテさん……驚くべきことにあのボロ小屋を一人で修繕してしまいましたね。
一週間かけて修繕した小屋は、元の状態が思い出せないほどに見違えるものになっていた……すごいよアルテさん。
そんなアルテの小屋を見て、レオも言葉少なに褒めてくれるんですけど……レオは決して「女だから」とか「女のくせに」といった枕言葉を使わないんですよね。
あくまでも「一人の人間」として接してくれる。
負けん気の強いアルテもそんな親方の言葉には思わず目から水が出てくる……もちろん必至で我慢する……つまり面白い。
そんな面白アルテを見て、今度はレオが笑いをこらえるという……この師弟、これからもこのパターンのコントを続けていくのか?
乞うご期待。
アルテは謝罪ができる不屈の子
ダニロ工房の親方に彫刻のスケッチをお願いするも断られたアルテ……その後工房の徒弟、アンジェロと再会するんですけど、きっちりと謝罪していましたね。
アンジェロ本人は気にしないといってはくれていたけれど……実はトラウマになるレベルで凹んでいたのはアルテにはいわない秘密墓までもってく。
アルテの謝罪でいくぶん気が緩んだのか……アンジェロは再びアルテに親切心を見せるんですけど……彼の親切にはやっぱり枕詞に「女」がつくんですよね。
アンジェロの「こっそり」な提案は今のアルテにはかなり現実的なものではあったけれど……アルテはそういう「ずる」を良しとしない。
そんなアルテが選択したのは、もう一度スケッチのお願いにチャレンジすること……自分に厳しいアルテさん……この強さはホントにどこから来るんだろう…?
ただただ見習いたいです。
ド根性アルテが大好きだ
アルテの一生懸命なお願いに対するダニロ工房の親方の態度はとても偏屈で石頭で底意地の悪いものだった。
スケッチの交換条件として土嚢袋×10の運搬を言い渡すんですけど……これが男二人がかりでやっと運べるほどのクッソ重たいものなんですよね。
実際、アルテが持ち上げようとするも、全く持ち上がらず、全身汗びっしょりになる始末。
それでもアルテはあきらめず……ここで荷車の運搬の経験が生きてくる。
腰を入れる……この動作を取り入れることにより、アルテはなんとか土嚢袋を持ち上げると、一歩一歩亀のような足取りでなんとか一袋運ぶことに成功。
ただ荷物を運ぶだけのシーンなのに……こんなに胸が熱くなるなんて思いもよらなかった……目の表面もなんか濡れてた。
アルテの頑張りは見るものの心を動かす……それはダニロ工房の親方も例外ではなかったようで。
アルテは約束の彫刻のスケッチに喜んで取り組むも……重労働で握力なくして絵が描けん……そんなアルテを見て親方大爆笑。
後日、あらためてスケッチに来るようにすすめるなど、もうすっかりアルテのことを気に入っている様子だった。
そりゃ、あんな必至な姿見せられたら認めざるを得んでしょう。
アンジェロもアルテにすっかりと心を動かされたようで、女だらけの実家にてちょっとした反論を試みるなど、アルテが知らないうちに他所の家にちょっとした改革が始まってしまった。
そんなド根性アルテが大好きだ。
また、そんな弟子の頑張りを、指先を見ただけで察するレオもさすがとしか言いようがない……まったくこの師弟は(もっとやれ)
まとめ
アニメ「アルテ」第2話「新生活」を視聴した感想について書きました。
レオ親方のもとで始まったアルテの新生活……男社会でのアルテへの風当たりは相変わらず厳しいものであったけれど……アルテが見せたド根性は一部の男どもの感情を動かすことに成功していた。
アルテがただ「女性」であるというだけで、工房界隈で有名になってしまう世界において、今回のアルテの気合あふれる行動は、まるで奇跡のように映るものがありました。
特に土嚢袋を運ぶシーン……見てるだけで体温が上昇するような興奮を覚えましたね。
そんなアルテを認めてくれる人が少しずつ増えていくといいなぁ……そう思わずにいられないお話だったと思います。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「アルテ」第2話の感想でした!
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