アニメ「ゴブリンスレイヤー」観てますか?
剣の乙女の依頼を受けて、水の街でゴブリン退治することになったゴブリンスレイヤー達。
彼らが地下水道で見たのは、船を操るゴブリン、そして巨大な沼竜の姿。
今回のゴブリン達は今までと違って、何者かによって入れ知恵されている様子が伺えるのですが、その正体については未だわからず。
気になる謎を残したままの幕引きとなったわけですが・・・続きが気になる。
というわけで、今回はアニメ「ゴブリンスレイヤー」第7話を視聴した感想について書きますね~。
剣の乙女の不吉なお言葉
沐浴を堪能する女神官のところに、遅れて入ってきたの剣の乙女。
魔女にも引けを取らない圧倒的な体に呆然と見とれてしまう女神官は、その美しい体に無数の傷があることに気が付きます。
女神官の思わんとする所を察した剣の乙女は、10年以上前に後ろからガツンとゴブリン達から不覚を取ったことを話します。
元金等級冒険者にして魔神王を倒した英雄の一人である剣の乙女ですら、駆け出しのころはゴブリン達から不覚を取ることがあったんですね。
ゴブリン達に不覚を取った、ということは・・・つまりはそういうことです。
ゴブリンスレイヤーとゴブリン退治をともにするようになった女神官は、ゴブリンに関する知識も以前よりは詳しくなったこともあり、剣の乙女のことを案じます。
女神官の優しさに剣の乙女も少しホッコリしたんじゃないかな。
ゴブリンスレイヤーのことについて気にかける剣の乙女は、最後に不吉な言葉を言い残して、入浴場をあとにします。
剣の乙女
きっといつか、消えてしまうのでしょうね・・・彼も
不吉なことばを言い残して立ち去った剣の乙女が「ゴブリンのことを知っている」という事実に、女神官は少なからぬ衝撃を受けているようでした。
ちなみに他のメンバー達はというと、
妖精弓手
お風呂って火と水と大気の精霊が入り混じっている感じがして苦手なのよね~
鉱人道士
わしらは風呂より酒と食事だわい
蜥蜴僧侶
疲れを癒やすのはチーズ以外にはありえませぬ
ゴブリンスレイヤー
手紙を送る
という感じで、誰一人お風呂に入ろうとする者はいません。
妖精弓手あたりは喜んでお風呂に入りそうな気がするのですが、原作を読みすすめている人にとっては納得の理由だったりするんですよね。
なんせ妖精弓手さん、なかなかポンコツですし。
ゴブリンスレイヤーと妖精弓手の掛け合いがいい
妖精弓手は、水の街のギルドでニヤニヤと好奇の目を向けられることに不快感を示しつつも、ゴブリンスレイヤーに話しかけるときは、そんなことはお首にも出さず機嫌が良さそうです。
初対面の頃に比べると、妖精弓手もゴブリンスレイヤーへの態度がずいぶんと軟化してきたように感じられますね。
その外見と言動から、あらぬ偏見を受けがちのゴブリンスレイヤーですが、ともに冒険を重ねるうちに、妖精弓手もゴブリンスレイヤーの人となりについて理解してきたのでしょう。
また妖精弓手の好奇心の強さも一役買っているのかもしれませんね。
ゴブリンスレイヤーも女神官や妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶といった面子とパーティーを組むようになってから、徐々にですがゴブリンスレイヤーが持つ本来の人間らしさのようなものを取り戻しつつあるようにも見えます。
そんなゴブリンスレイヤーと妖精弓手の掛け合いは、どこか噛み合わない部分がありつつも、絶妙な面白さを発揮します。
ゴブリンスレイヤーが調達したカゴの中の鳥に、いつものように興味を示す妖精弓手、
妖精弓手
なにそれ?
ゴブリンスレイヤー
鳥を知らんのか?
妖精弓手
知ってるわよ!
ゴブリンスレイヤー
カナリアだ
妖精弓手
だから知ってるってば!
ゴブリンスレイヤー
そうか
ゴブリンスレイヤーに「鳥を知らない子」扱いされて激オコです。
妖精弓手って本当に2000年もの時を生きてきたハイエルフなんでしょうか?
時に女神官よりも幼く見えるときがあるのは、私の気の所為なのかな。
妖精弓手
例のスクロールみたく、触ったら大惨事~とかじゃないでしょうね?
ゴブリンスレイヤー
カナリアが人を殺せるとでも思うのか?
ゴブリンスレイヤーも妖精弓手のあしらい方を学習してる?
ちなみにカナリアを連れている理由は、「毒の感知」のためです。
ゴブリン達の罠!
探索を進める内に、この地下水路はかつて神代の戦争の時に立てられた墳墓ではないか、とメンバー達は推察しますが、ゴブリンスレイヤーは「今は関係のないことだ」と構わずに探索を続けます。
怪しげな部屋を発見し中へ乗り込むと、そこには囚われた女性の姿が。
急いで駆けつけようとする女神官の腕をがっしりと掴み制止するゴブリンスレイヤー。
よく観察してみると、長い髪の毛が「パサリ」と落ちたその姿はすでに白骨化しているじゃありませんか。
つまり、これはゴブリンの罠。
外からカンヌキをかけられ閉じ込められてしまいます。
そして激しく鳴き出すカナリア。
毒気を察知したカナリアの初仕事の瞬間ですね。
毒への対策もあらかじめ講じていたゴブリンスレイヤーは、防毒のための炭をメンバー全員に渡します。
続いて毒を注入している穴を塞ぐよう石灰と火山の土を鉱人道士に渡し、妖精弓手と鉱人道士の息の合った連携で、毒の穴をすべて塞ぎますが、鉱人道士は塞いだ部分を乾かすために呪文を使い切ってしまいます。
逆に毒気をゴブリン達に逆流させることに成功したゴブリンスレイヤー達は、今度は扉を破って乗り込んでくるゴブリン達への迎撃体勢を整えます。
さあ、反撃の時だ。
現れたのはゴブリンチャンピオン!
ゴブリン達の足音の中に、違和感を感じた妖精弓手。
その違和感の正体は、ゴブリン達の英雄、ゴブリンチャンピオン!
小柄なゴブリンと違って、その大きな体躯はゴブリンスレイヤーよりもはるかに大きく、力も強いことが伺えます。
着々とゴブリン達を屠りながら、ゴブリンチャンピオンに不意打ちをしかけたゴブリンスレイヤーですが、ゴブリンを盾にしてチャンピオンによって、その不意打ちも防がれてしまいます。
チャンピオンの棍棒での一撃で大きく吹き飛ばされるゴブリンスレイヤー。
激突した石棺に埋もれたゴブリンスレイヤーは、大量に吐血します。
その様子を見て、激しく動揺した女神官は集中を切らしてしまい、展開中のプロテクションも消失してしまいます。
女神官を助けようとする妖精弓手もゴブリン達に不意をつかれ、あっという間にゴブリン達に囲まれ、服を剥ぎ取られてしまうことに。
鉱人道士が妖精弓手を助け出そうとゴブリン達を打ち倒す中、ゴブリンチャンピオンはただ怯え続ける女神官に目を付けます。
恐怖のあまり失禁してしまう女神官。
ゴブリンチャンピオンは、涙を浮かべ恐怖に怯える女神官を軽々と片手で掴み上げると、そのか細い肩にかぶりつきます。
痛みと恐怖で絶叫する女神官。
ゴブリンに囲まれる妖精弓手。
妖精弓手を助けようと奮闘する鉱人道士。
そして蜥蜴僧侶。
オーガと対峙したときよりも深刻な状況の中、ゴブリンスレイヤーの頭の中である記憶が呼び起こされます。
???
お前に小鬼が殺せるのか?
黙ってみていた
力がなかった
何もしなかった
かつてゴブリン達によって蹂躙され殺される姉の様子を、ただ隠れて見ていることしかできなかったかつての自分。
そんな自分を許すことができないゴブリンスレイヤー。
ゴブリンスレイヤー
クソくらえだ
ゴブリンスレイヤーにとって、親しい人間がゴブリン達に蹂躙される姿は何よりも許すことができないのでしょう。
瀕死の重症を負いつつも、かつての姉のような事は二度と起こさせまいと、すさまじい執念で再び立ち上がります。
さあ、反撃のときだ!
死へ進め!棺桶の国のように死ぬがよい!
ポーションでなんとか動けるようになったゴブリンスレイヤーは、捕虜の偽装で使われていた髪の毛を使って、ゴブリンチャンピオンの首を背後から締め上げます。
只人の暗殺者が好んで使うという頑丈さを持つ髪の毛によって、ギリギリと締め上げられるゴブリンチャンピオンは、苦しみのあまり涙を流しながら、同胞のゴブリン達を巻き添えにしながら暴れまわります。
途中吐血しながらも、首を締め上げ続けるゴブリンスレイヤーの頭の中に、またしてもあの謎の声がよぎります。
???
死へ進め!
棺桶の国のように死ぬがよい!
ゴブリンスレイヤーの中で何かが弾けたのでしょうか。
ゴブリンスレイヤー
おい、よく見ろよ、ゴブリン!
そういって、ゴブリンチャンピオンの右目を素手で潰します。
珍しく感情を爆発させるゴブリンスレイヤー、いつもなら息の根を止めるまで締め上げ続けていただろうに。
ゴブリンスレイヤーの尋常ならぬ姿に、ゴブリン達は戦意を喪失して逃げ出してしまいます。
何この演出、怖すぎる
妖精弓手と鉱人道士によって抱きかかえられながら、女神官の元へと向かうゴブリンスレイヤー。
蜥蜴僧侶の手当により、女神官も命に別状はないとのことで、ゴブリンスレイヤーも「そうか」と一安心します。
目を覚ました女神官は、ゴブリンスレイヤーに涙ながらに謝罪しますが、ゴブリンスレイヤーはいつものように言葉を返すのみ。
ゴブリンスレイヤー
気にするな
こういうことも
ある
そういってゴブリンスレイヤーは激しく吐血、そのまま倒れてしまいます。
そして、そこから約80秒間ものあいだ、物悲しげなBGMとともに、カナリアの目に写り込んだ冒険者一向の姿が映され続けます。
何この演出。
怖い。
怖すぎる。
前半パートでの剣の乙女の不吉な言葉の意味がここに来て思い出されますね。
剣の乙女
きっといつか、消えてしまうのでしょうね・・・彼も
まとめ
アニメ「ゴブリンスレイヤー」第7話を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
地下水路のゴブリン達のボス、ゴブリンチャンピオンとの激しい戦闘により、女神官は左肩の一部を食べられ、妖精弓手はあわば蹂躙の一歩手前、そしてゴブリンスレイヤーは激しい吐血とともに倒れてしまう、というところで幕切れとなった今回の第7話。
特に女神官とゴブリンスレイヤーにとっては、ともに過去のトラウマが蘇るほどの苦しい戦いを強いられることになったわけですが、その元凶となったゴブリンチャンピオンは、残念ながら仕留めることができずに逃走を許すことになってしまいました。
それにしても、最後のカナリアの演出・・・怖かったわ~。
これ原作未読だったら、次週まで悶えるところだったわ。
いや、もう悶てるか。
早く第8話が観たいよ~。
- 第1話『ある冒険者たちの結末』
- 第2話『小鬼を殺す者』
- 第3話『思いがけない来客』
- 第4話『強き者ども』
- 第5話『冒険と日常と』
- 第6話『水の街の小鬼殺し』
- 第7話『死へ進め』
- 第8話『囁きと祈りと詠唱』
- 第9話『往きて、還りし』
- 第10話『まどろみの中で』
- 特別編『冒険記録用紙(アドベンチャーシート)』
- 第11話『冒険者の饗宴』
- 第12話『ある冒険者の結末』
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