アニメ「不滅のあなたへ」4話感想!優しいマーチとオニグマの最期

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アニメ「不滅のあなたへ」観てますか?

 

 

前回の第3話ではフシがふたたびレッシオオカミのジョアンに変身……巨大なオニグマと壮絶な死闘を繰り広げていましたね。

 

小さなおかんマーチが生贄台にセットされた時はどうなることかと思いましたが……そんなマーチを助けんとするパロナの勇敢な行動もまたとても力強かったですね。

 

そしてハヤセは……今回もやらかします。

 

というわけで、アニメ「不滅のあなたへ」第4話「大きな器」を視聴した感想について書きますね~。

 

 

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パロナの原点

 

 

パロナがマーチを助けるのに尽力する理由……それはパロナの姉にあったんですね。

 

パロナの姉はかくれんぼに乗じてパロナを大人たちから隠すと、自身も生贄の儀式から逃亡……姉もまた古くからの風習に反発していたんですね。

 

パロナを隠したのは、生贄の代わりがパロナに飛び火させないため。

 

これら過去はパロナの夢を通じて描かれていたわけですが……最後なかば地中に埋もれた姉の遺体の死因が非常に気になるところですね。

 

ニナンナではオニグマを鎮めるために、こういったことが長年に渡り行われてきた模様。

 

確かにあんな巨大なオニグマ相手には、人間の力ではどうしようもない。

 

かといって、無垢な少女を睡眠薬で眠らせて、身動きできないように縛って、生贄に捧げるのはどうかと思う。

 

この盲目的な風習に異を唱えるパロナとパロナの姉は、ごくごくまっとうな精神の持ち主だと思う。

 

けれどもニナンナのような非文明的な社会では当たり前の儀式のひとつに過ぎないのかもしれませんね。

 

そしてパロナがマーチを助けることに強いこだわりを見せるのは、そんな姉への贖罪や思いがずっとくすぶり続けていたからなんでしょうね。

 

 

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マーチの適応力が高すぎる

 

 

マーチって未知のものに対する恐怖心がちょっとぶっ壊れてるところありますよね。

 

「適応力が高い」とも言えるんだろうけど……とにかくマーチの適応力は高すぎる。

 

前回のラストでのジョアン姿での「ありがとう」は、はっきりいって不気味な印象のほうが強く、普通の人だったらトラウマになるレベルだった。

 

ところが、マーチの場合はトラウマになるどころか、「ありがとう」を連呼するフシの姿が面白くってたまらない。

 

あの勇敢なパロナでさえちょっと引き気味にしてるというのに……マーチにはそんな恐怖心はまったくないらしい。

 

フシとの初対面時には修復の様子に多少なりともビビっていたのに……マーチの学習能力はフシよりも高い可能性あるかもしれない。

 

ただ、ところかまわずするフシのオシッコに関しては、パロナと同様にちょっとワタワタしてる感じでしたね。

 

少しずつ範囲を広げるフシのオシッコ……残念ながらマーチとパロナはその侵略を阻止できなかったみたい。

 

結果、途中の川にて水浴びすることになるわけですが……。

 

その際、フシは川面に移ったジョアンの顔を見て、少年の最期の言葉がリフレイン。

 

マーチの目の前で少年の姿へと変身する。

 

フシにとって少年の言葉はかなり重要なものとして認識されているようだった。

 

ちょっと嬉しく、ちょっと寂しい。

 

そしてマーチはフシの変身にビビるどころか、むしろオカン気質を更に強く発露させて、やっぱり嬉しそうにしていましたね。

 

少年の次に出会ったのが、オカン気質のマーチで本当に良かったとつくづく思いました。

 

 

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ハヤセは本当にろくでもない

 

 

ハヤセはマーチたちをヤノメ国まで連れてきた当初こそ、親切な風を装っていましたが……やっぱりろくでもない展開になっていましたね。

 

出店でおいしい食べ物をおごってあげたのはまあいい。

 

手紙屋につれていき、代筆をさせてあげたのもまあいい。

 

けれども、ハヤセの性格の悪さはやっぱり隠せないものがあり…。

 

文字文化がないことがわかりきった上で、手紙を書いても無駄だと上げてから落とすような真似をしたり。

 

うどん屋では箸の使い方がわからないマーチやパロナを見下すようにディスった後は、食事に仕込んだ睡眠薬で全員眠らせて拉致監禁。

 

フシの有用性について国の上官におもねり、ヤノメの軍拡に利用しようとする。

 

またその不死性を確認させるために、武器をもたせた罪人たちに攻撃させたり、逃亡したときには自ら弓矢で攻撃して、多人数で殺害行為を行う。

 

ハヤセって想像していた以上にろくでもない人間であることがとてもよくわかりました。

 

 

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優しいマーチとオニグマの最期

 

 

オニグマの最期がとても切なかったですね。

 

というか、そもそもオニグマがまだ生きていたことに驚いた。

 

回収してヤノメに持ち帰ったのは、隠蔽のため、というよりはオニグマを利用するつもりだったのか。

 

オニグマに多数ささった矢の数々は、おそらくニナンナの人間によるものではなく、ヤノメが密かに狩ろうとしていた結果なのでしょう。

 

そんなオニグマの世話をあろうことかまだ幼いマーチにやらせようとするとか……ハヤセに対する憎しみがぜんぜん止まらん。

 

ただ、そんな思いとは裏腹にオニグマに対するマーチの献身っぷりは涙が出そうになるくらい尊かった。

 

途中、オニグマが起き上がってマーチを襲うんじゃないかと心配もしたのですが全然そんなことはなく。

 

また、マーチ自身もオニグマに対してそれこそジョアンに接する時と変わらぬオカン気質を存分に発揮してましたからね……さすがのオニグマもその優しさを前には絆されてしまったんでしょうね。

 

そしてそのまま静かにオニグマは最期を迎える。

 

その最期の瞬間、そばにいたジョアンが「ありがとう」と言っていた。

 

おそらくはオニグマの感謝の思いが「刺激」としてフシに伝わったのでしょう。

 

これがなんとも切なかった。

 

最期に看取られた相手がマーチで本当に良かったとも思う。

 

マーチの優しさに乾杯、ですよ。

 

次回も非常に楽しみです。

 

以上、アニメ「不滅のあなたへ」第4話「大きな器」を視聴した感想でした!

 

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