アニメ「不滅のあなたへ」観てますか?
今回はジャナンダ島の邪悪な底力に注目です。
となりのトナリ
トナリがフシにしつこくまとわりついていましたね。
パロナの姿をしたフシの色香にくらくらする一方で、相変わらず人を食ったような態度でフシを利用しようとするも、フシにはすげなくあしらわれる。
トナリとしてはフシの信頼を得ようとしているのかもしれないけれど、彼女の不真面目で不誠実な態度は、フシがこれまで一緒に過ごしてきた人たちとはあまりにも性質が違いすぎる。
それに傍からみていてもトナリの態度には少なからずイラッとさせられるものがある。
時折、自分のしでかしたことを反省する素振りをするものの、それが果たして本心なのかどうか今ひとつよくわからない。
なかなか本心を見せないんですよね。
とはいえ、トナリの言うことにはフシでさえも納得せざるを得ない部分もあるもんだから、なんだかんだで行動を供にすることになるんですよね。
となりのトナリは少々うざくはあるけれど、この島から脱出するためには欠かせないキーパーソンであることだけは間違いなさそう。
誇り高きパロナ
パロナに変身した事実はフシにとっても衝撃的だったようですね。
パロナと出会った頃のフシはしゃべることもままならず、感情にも乏しかったものですから、個人的にはフシのパロナへの思い入れはそれほどないものと思ってた。
けれども、マーチを助けんとするパロナの必死な姿と、彼女の独特の死生観はフシの中にしっかりと焼き付いていたんですね。
そんなパロナを観察者は「いい器」だとか「早く死んでくれてよかった」とか抜かしよる。
いくらフシの創造者だからといって、言っていいことと悪いことがあるでしょう。
フシの心情を理解しつつも、そういった言葉を吐く観察者……フシが観察者を好きになれない理由がとてもよくわかるシーンでしたね。
逆に今犯罪者として牢獄に入れられているピオランはパロナのことをよくわかってた。
パロナ本人の気質に深い理解を示した上で、彼女の死が「誇り高き死」であることになんの疑いも持っていませんでしたからね。
正直、パロナの死因に関してはかなりモヤモヤさせられるものがある。
けれども、パロナが今後もフシの器として活躍すると思うとそれはそれで感慨深いものもありますね。
誇り高いパロナの勇姿に期待したいところです。
兄と弟
フシと戦ったナンド、そしてその弟がとても好印象でしたね。
ナンドはパロナの体術を持ってしても勝てないほどの実力を持つ強者だったわけですが、変身能力を持つフシの前にあえなく敗北してしまう。
この島では敗北=死を意味する。
とどめをささないフシに代わって、観客が一斉にナンドを殺そうとする描写には、強い憤りを覚える一方で、死の代償があるからこそ勝者の重みが増すというジャナンダ島独特の考え方に納得する部分もあった。
幸い、ナンドの命に別状はなく、健気な弟との仲睦まじい姿に、フシも思わずグーグーの姿を重ね、あっという間に打ち解けていた。
そばでちょろちょろするトナリが少々うざかったけど。
この兄弟、なんとか生き延びて島を脱出できるといいなぁ……。
ノッカー vs ジャナンダ軍団
いつも突然襲ってくるノッカー……今回はフシだけでなく、邪悪なジャナンダ軍団も参戦。
オニグマ姿のノッカーの急襲により、あっという間にグーグーの器を奪われたときは、もうフシではノッカーには勝てない、と思ったものですが……。
好戦的なジャナンダ軍団の奮闘により、オニグマの身動きを制限すると、今度はトナリ軍団の仲間たちの火薬付き矢をフシが能力で大量生産。
岩ボディのオニグマを火薬矢で大量爆撃した結果、今回は死者ゼロで完全勝利を収めてた。
奪われた器もすべて取り戻し……フシの中でパロナとマーチも一緒になれた。
かけがえのない兄グーグーも戻ってきたし、マーチが大切にしていたオニグマも久しぶりに帰ってきた。
トナリが言っていたように、今後フシは「一本の矢」よりも「たくさんの矢」を心がけるべきでしょうね。
久しぶりに胸がスっとする展開だったように思います。
次回もとても楽しみですね。
以上、アニメ「不滅のあなたへ」第15話「トナリという名の少女」を視聴した感想でした!
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