アニメ「ゴブリンスレイヤー」観てますか?
先の展開が楽しみすぎて、ついついコミックスを全巻読み返してしまう日々を過ごしているのですが、読み返しているうちに、ゴブリンスレイヤーという男の魅力に取り憑かれてしまっていることに気づきました。
アニメでどのように表現されていくのか?とても楽しみでもある「ゴブリンスレイヤー」ですが、今回は主人公であるゴブリンスレイヤーという男の魅力について、好き勝手書いてみました!
若干ネタバレもありますが、よろしければチェックしてみてくださいね~。
銀等級って実はすごいんだよ?
冒険者になってから5年間、ひたすらゴブリンを狩り続けてきたゴブリンスレイヤー。
その冒険者等級は上から3番目にあたる銀等級になります。(下表参照)
第一位 | 白金 | 史上数人しかいない伝説レベル |
---|---|---|
第二位 | 金 | 国家規模の難事に関わる |
第三位 | 銀 | 在野最上位 |
第四位 | 銅 | 実力と信用を兼ねたベテラン |
第五位 | 紅玉(こうぎょく) | 中堅 |
第六位 | 翠玉(すいぎょく) | |
第七位 | 青玉(せいぎょく) | |
第八位 | 鋼鉄 | |
第九位 | 黒曜(こくよう) | |
第十位 | 白磁 | 駆け出し |
第一位の白金にいたっては伝説レベル、第二位の金は国家規模の難事に関わるレベルとなっていますので、辺境の街にいるような在野の冒険者の中では第三位の銀等級冒険者が最上位に位置づけされるんですね。
ゴブリンスレイヤーさん、しゅごい!
他の冒険者たちは等級が上がるにつれ徐々に大物狙いへと移行するのがセオリーなのに、ゴブリンスレイヤーの場合は、最弱といわれるゴブリンをひたすら狩り続けた結果の銀等級ですから、なおさら凄いですよね。
ゴブリンスレイヤーさん、超しゅごい!
ゴブリン退治に特化しすぎた装備、実は安物ばかり
ゴブリンをひたすら狩り続けて銀等級冒険者にまでなったゴブリンスレイヤー。
冒険者ギルドの常連の他の銀等級冒険者たちは、魔法が付与された高級な武器、防具を装備しています。
一方、ゴブリン専門のゴブリンスレイヤーの装備はというと、どれも安物ばかり。
とても銀等級冒険者らしいとはいえないその身なりに、周囲の冒険者たちからは冷ややかな目で見られることもあります。
しかし、彼はゴブリンスレイヤーと称されるほどの男。
そこにはちゃんとした理由があるんですね。
むしろ安物のほうがいい。そのこだわりがたまらん!
ゴブリンスレイヤーは冒険者になってから5年もの間、ずっと単独(ソロ)でゴブリンを狩り続けてきました。
その経験の蓄積が彼の今の装備につながっているのです。
小柄ですばしっこいゴブリン相手に重装備は不要
- 身動きのしやすさを重視した軽量装備
- 毒の武器による刺突対策として中には鎖帷子を着用
せまい巣穴では長い剣は不要
- せまい巣穴では刃の短いショートソードが有効
- 投擲もできる
- 武器がなければゴブリンから奪えばいい
- ゴブリンを狩るのに大げさな武器は不要
兜は必須
- 殴られても気を失うことがない
- 露出箇所を極力減らす
ゴブリンスレイヤーにとって、武器と防具はしょせんただの消耗品。
かといって魔法が付与されているような装備は、ゴブリン相手には明らかにオーバースペックでしょうし、何よりもお金がかかります。
ほぼ休みなくゴブリンを狩り続ける彼にとっては、むしろ安物の装備のほうがよりゴブリン狩りの継続性が高められる、という点で都合がいいのでしょうね。
といいつつも大規模なゴブリンの軍勢への対策には、お金を惜しむことはありません。
まさに対ゴブリンに特化したゴブリンスレイヤー。
この「こだわり」がたまらなく魅力的です。
こんなありがたい銀等級おらんやろ
ゴブリンは一匹一匹は弱いのですが、とにかく数が増殖するスピードがとてつもなく速い。
そのため、各地で多くの被害をもたらします。
本腰を入れれば、比較的容易に討伐することはできるものの、ゴブリン討伐は報酬が割に合わず、誰もやりたがらない。
その結果、ゴブリン討伐に名乗りをあげるのは白磁等級などの駆け出しの冒険者ばかり。
かといって、駆け出し冒険者だと討伐に失敗して帰らぬ者にも多い・・・まさに第1話に登場する、あの新米冒険者達のように。
これは依頼を出す冒険者ギルド側にとっても非常に頭が痛い問題だと思います。
そんな苦しい状況の中、ただひたすらゴブリンを討伐し続ける銀等級の冒険者・ゴブリンスレイヤーの存在は、冒険者ギルドにとっては、とてつもなくありがたい存在でしょうね!
報酬額は関係ない。確実にゴブリンを狩り尽くす
ゴブリンスレイヤーの目的は、この世界からゴブリンという存在を無くすことにあります。
決して報酬や地位、名声が欲しいわけではありません。
そんなゴブリンスレイヤーによる仕事はとにかく確実です。
追い払うのではなく、退路を絶ち、確実に狩り尽くす。
ゴブリンの子供も容赦しない。
おそらく冒険者ギルドが想定している以上の仕事っぷりでしょう。
休む間も惜しんで、ただひたすらゴブリンを討伐してくれるゴブリンスレイヤー。
冒険者ギルドにとって、こんなにもありがたい銀等級冒険者はいないんじゃないでしょうか。
ゴブリンスレイヤーが認められると超嬉しい
ゴブリンスレイヤーは5年もの間、ずっと単独(ソロ)で冒険し続けていたため、基本的には他の冒険者との絡みはほとんどありません。
最弱モンスターであるゴブリンばかり狩り続けるゴブリンスレイヤーに対し、まわりの冒険者たちはどこかバカにしている様子が伺えます。
しかし、ゴブリンスレイヤーのことを理解してくれる人はちゃんといます。
- 冒険者ギルドの「受付嬢」
- 白磁等級の「女神官」
- 同じ銀等級冒険者である「槍使い」「魔女」
- 同じく銀等級冒険者の「重戦士」「女騎士」
- やがて行動を共にするようになる銀等級冒険者「妖精弓手」「鉱人道士」「蜥蜴僧侶」
- 幼馴染の「牛飼娘」
「受付嬢」は、ゴブリンスレイヤーとは5年の付き合いがあり、彼の人となりをよく理解している上、密かに好意を寄せてくれています。
「女神官」は、一緒に冒険するうちに彼の性格を「わかりやすい」とまで評し、心から慕うようになります。
冒険者ギルドの銀等級冒険者達は、あることをキッカケにゴブリンスレイヤーと共に戦うことになるのですが、そのときにはじめてゴブリンスレイヤーの実力を目の当たりにし、態度を改め認めるようになります。
「牛飼娘」については言うまでもありませんよね?
このようにしてゴブリンスレイヤーの「実力」や「人となり」が、徐々に周りに認められていくのが、自分でも驚くくらい見ていてとても嬉しく感じてしまうんですよね。
とにかく、ゴブリンスレイヤーが認められると超嬉しい、です。
「ゴブリンだ」がカッコよく聞こえる日がくるなんて
ゴブリンスレイヤーは冒険者ギルドで、片っ端からゴブリン退治の依頼ばかり受け続けています。
そんな彼にはお決まりの名ゼリフがあります。
「ゴブリンだ」
受付嬢に依頼を催促するとき。
女神官に「今日も・・・」と聞かれたとき。
DVD、ブルーレイのCM・・・。
とにかく妙に頭に残るんですよね、この「ゴブリンだ」。
どこか滑稽な響きもあるこの「ゴブリンだ」ですが、最近カッコよく聞こえて仕方がないんですよね。
「ゴブリンだ」というたった5文字の言葉に、ゴブリンスレイヤーのすべてが詰まっているような印象を受けるんです。
まさか「ゴブリンだ」がカッコよく聞こえる日が来るなんて思ってもみなかった・・・。
闇の深さがたまらん
ゴブリンスレイヤーは銀等級にまで上り詰めた冒険者ですが、彼がしてきたことはただひたすらゴブリンを狩ることのみ。
そんな彼の冒険は、「妖精弓手」に「こんなの私の知ってる冒険じゃない」とまで言われてしまうくらい、かけ離れたものなんですね。
「冒険」というよりは「ゴブリンの殺戮」といったところでしょうか。
これを5年もの間、一人淡々とこなしてきたというのですから、ゴブリンスレイヤーが抱える心の闇の深さは尋常ではありません。
でもこの闇の深さもゴブリンスレイヤーの魅力のひとつなんですよね。
まとめ
ゴブリンスレイヤーという男の魅力について、好き勝手に書きましたが、いかがだったでしょうか?
小説、コミカライズ、そしてアニメ化(しかも全世界同時展開!)ということで、今後さらなる盛り上がりを見せることが予想される「ゴブリンスレイヤー」。
これだけ多くの人を魅了する「ゴブリンスレイヤー」という作品の中でも、もっとも異質な存在間と大きな魅力を放っているのが主人公のゴブリンスレイヤーという男であることは間違いありません。
今後話が進むにつれ、ますます進化し続けていくであろうゴブリンスレイヤーという男からとにかく目が離せない今日このごろです。
ああっ、早く次の話が見たい!
- 第1話『ある冒険者たちの結末』
- 第2話『小鬼を殺す者』
- 第3話『思いがけない来客』
- 第4話『強き者ども』
- 第5話『冒険と日常と』
- 第6話『水の街の小鬼殺し』
- 第7話『死へ進め』
- 第8話『囁きと祈りと詠唱』
- 第9話『往きて、還りし』
- 第10話『まどろみの中で』
- 特別編『冒険記録用紙(アドベンチャーシート)』
- 第11話『冒険者の饗宴』
- 第12話『ある冒険者の結末』
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