アニメ「八男って、それはないでしょう!」観てますか?
今回は、魔法の師匠アルフレッドとの修行の日々が描かれる一方で、貧乏貴族のじめじめとしたお家騒動に巻き込まれるなど、なかなか苦労が絶えません。
師匠との感動的なシーンに注目です。
師匠との魔法修行の日々
アルフレッド師匠の元、ヴェルが魔法修行に明け暮れていましたね。
アルフレッドは自分の魔法を伝授する弟子を探していた一方、ヴェルは独学での魔法習得に限界を感じていた……つまり二人はともにお互いの条件を満たす、いわばウィンウィンの関係。
しかもヴェルの魔力量はアルフレッドの予想を超えるもので、それに伴ってか魔法の修得速度も早い……まだ5才児とはいえ、弟子としてはかなり優秀な一面を見せていた。
そんなヴェルに対するアルフレッドのフォローも絶妙。
家督相続のいざこざを避けるため、魔法の件は口外禁止……表面上は森での食糧調達となっているため、ヴェルの代わりに山菜を集めてくるなど、抜け目がない。
そんな徹底した個別指導の甲斐あってか、ヴェルはめきめきと頭角を現していくんですね。
時には師匠の予想を超えるような応用力で鳥を仕留め、森の奥地で採取したワサビに舌鼓を打つなど、元サラリーマンならではのグルメな一面も見せていた。
ちなみに師匠にもワサビをすすめたところ……もりもり塗りたくって美味しく食べる様子に心底ドン引きしてる様子だった。
師匠、バカ舌なの?
そんな楽しい魔法修行の日々なのに……残念ながら長くは続いてくれないんですよね。
ヴェルより大きく小さい長男
長男クルトの小物っぷりが際立っていましたね。
結婚式の際にはそれなりにまともそうな人物に見えたものの、普段の生活の中におけるクルトの言動は残念なものばかり。
ヴェルの魔法疑惑が浮上した際には、こそこそと監視する一方で、ヴェルが冒険者になると言いだした際にはひどく安心した様子を見せていた。
ノーテンキな父親も負けず劣らずとても残念……この父親とこの長男……悪い部分ばっかりよく似てるもんだから、見てるとなんだか気の毒な気持ちになってくる。
他の兄弟たちはよくこの環境でまともに育ったものですよね……八男は例外として。
長男クルトはヴェルより体は大きいけれど、心は小さくできている……ということが今回のエピソードでとてもよく理解できました。
師匠は語り死人
この世界では「語り死人」なる者が存在するそうで。
理性を持ったアンデッドである「語り死人」は、やがて理性を失うとお腹を満たすために人間を食べるようになるという。
そしてヴェルの師匠・アルフレッドはその語り死人に当てはまる条件が多すぎた……それもそのはず、その語り死人は師匠のことなんだから。
師匠は高い魔力で生きているように見せかけることで、なんとか理性を維持し続けてきたんですね……というか目撃した人もそんなアルフレッドをよく見分けられたものですよね。
手が冷たく、わさびを食べても平気な師匠……ノーテンキな父親からその話を聞かされたヴェルにはあまりにも衝撃が大きすぎた。
これは気が気じゃありませんよね。
さよなら師匠。100年後に逢いましょう
「語り死人」であることをヴェルに打ち明けたアルフレッド……彼が最後に課した試練がなんとも涙を誘うものでしたね。
伝授した聖魔法で自らを浄化して欲しい……これはあまりにも酷ですよね。
アルフレッドが「語り死人」になった経緯は、気の毒としかいいようがないとても理不尽なものだった。
けれども、そんな彼の願いを唯一叶えてくれたのが、5才児のヴェルだったわけで。
弟子だったら師匠の最後の願いは叶えてあげたいものですよね……それに本人にも「安心させて欲しい」と言われた日にはやらないわけにはいかないですよ。
覚悟を決めたヴェルが涙ながらに聖魔法で師匠を浄化していく様子は、悲しい別れのシーンでありながらも、師匠のユーモアのあるセリフのおかげで、最後は胸が温かくなるものがありましたね。
師匠の遺言を受け継いで……ヴェルには是非とも要領よく頑張って生きてもらって、100年後にあの世で再会してもらいたいものです。
そして12歳のヴェルは冒険者になる
師匠亡き後、ヴェル君、あっという間に12歳になってましたね。
その間の描写は一気にすっとばされてはいたものの、きっと師匠の言いつけ通り、ヴェル君は要領よく頑張ってきたものと思われる。
冒険者予備校の入学金も頑張って自力で稼いだようで……意気揚々と家を出るヴェル君は5才児のころにくらべて随分と大人びて見えた……中身はずっと大人なんだけど。
また、最後に師匠が突き立てた枝も一本の木として成長した姿を見せるなど、なんだかヴェル君の成長とリンクしているように思えてなんだかエモい。
次回からは冒険者としてのヴェル君が活躍するのか……きっと恐ろしくチートな状況になるんだろうなぁ…。
まとめ
アニメ「八男って、それはないでしょう!」第2話「お家騒動って、それはないでしょう!」を視聴した感想について書きました。
今回はアルフレッド師匠の元で魔法修行に明け暮れる一方で、小さな長男クルトの家督相続にともなう小さな嫉妬に巻き込まれるなど、幼いながらもなかなか苦労が耐えない様子が描かれていましたね。
けれども、師匠が「語り死人」と分かってからの急展開なお別れシーンは、ヴェル君ならずとも思わず目頭が熱くなるものがありました。
やがて12歳の少年へと成長したヴェル君は、冒険者になるべく家を出ていくことになるわけですが……あまりにも早すぎる展開に少々びっくりしてしまいました。
ともあれ、次回が楽しみです。
以上、アニメ「八男って、それはないでしょう!」第2話の感想でした!
- 第1話『八男って、それはないでしょう!』
- 第2話『お家騒動って、それはないでしょう!』
- 第3話『ボッチって、それはないでしょう!』
- 第4話『しがらみって、それはないでしょう!』
- 第5話『政略結婚って、それはないでしょう!』
- 第6話『弾丸出張って、それはないでしょう!』
- 第7話『魔法禁止って、それはないでしょう!』
- 第8話『死亡説って、それはないでしょう! 』
- 第9話『嫌われ者って、それはないでしょう!』
- 第10話『クレーマーって、それはないでしょう!』
- 第11話『板挟みって、それはないでしょう!』
- 第12話『八男って、それもありでしょう!』
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