アニメ「スーパーカブ」観てますか?
まだまだ終わらない小熊と礼子の防寒対策。
今回は葛藤の陶新たに手に入れる防寒装備と、そんな二人に少し疎外感を覚える椎ちゃんに注目です。
寒いものは寒い
前回は小熊と礼子、二人揃ってハンドルカバーを購入し、カブの快適さがまた一段と上がったわけですが……それでも寒いものは寒かったりする。
吐息も白くなり、エンジンのかかりも悪く、学校に着くころには震えが止まらないくらい体が芯から冷え切っている。
礼子がエンジンで暖を取るのはバイク乗りあるあるなのかも。
一方で、自転車通学の椎ちゃんは、それほど寒さを感じないらしい。
自転車はカブに比べたらスピードも遅く、漕いでたら体がぬくもりますからね。
いずれにせよ小熊の礼子の防寒装備はまだまだ足りていない。
アブラッシブ・ウール
椎ちゃんの父親から譲り受けたアブラッシブ・ウールが生まれ変わっていましたね。
アブラッシブ・ウールは知る人ぞ知る玄人好みの逸品ではあるものの……その性質上、こまめに油で手入れをする必要があり、使い続けるにはめんどくさい。
けれども、礼子の食いつきは凄まじくよく、小熊もむしろその面倒くささに逆に信頼を寄せていた。
小熊が実際に試着してみたところ、防寒性は高いみたい。
ただ、そのまま着用するのは難しく、お裁縫誰がする? 問題が新たに発生。
この場にいる人間、誰も裁縫できないことが発覚してた。
そこで白羽の矢が立ったのが、学校の家庭科教師なんですね。
毛糸には一家言あるらしい彼女……生徒の健康を守るという建前で上手に自分を騙し、希少なアブラッシブ・ウールを思う存分アレンジして、結果的にはお互いにウィンーウィンな感じでキレイに収まっていましたね。
小熊のライナーは今着用しているジャケットと合わせることで、防寒性・機能性だけでなく、小熊だけの一品物感があり、早くも愛着が湧いていた。
礼子の靴下、椎ちゃんのポットカバーも即席ながらもいい感じに仕上がっていたし……この家庭科教師、今後もちょくちょく登場してくんないかな。
生まれ変わったアブラッシブ・ウールの今後の活躍に期待ですね。
アレの誘惑には勝てなかったよ
防寒のため、しきりに「アレ」を連呼していた小熊と礼子。
最初は嫌がっていた礼子も最終的にはアレの誘惑に完全に敗北していた。
アレことウィンドシールドは、小熊でさえも少し躊躇していたわけですが……小熊の場合、どちらかというと経済的な理由が主な原因だったりする。
奨学金が降りるまでは……白ごはんとレトルトで凌ぐしかない。
というか、小熊の場合、カブに乗る前からずっと白ごはんとレトルトなんですけどね(泣)
そして、二人していざお店に見に行ってみたところ……在庫なし。
在庫がないことに二人してちょっとホッとしたのもつかの間、できる店員は他の店から取り寄せ可能だと提案する。
後日、椎ちゃんのエスプレッソマシーンの例にならい、例の課長に廃車寸前のシールド付きカブに試乗させてもらったところ……完全にハンドルカバーの二の舞になっていましたね。
機能性とはカッコよさ……一切の迷いなく二人揃ってウィンドシールドを購入してた。
バイクにとって冬の寒さは最も大きな試練のひとつ……それを軽減してくれるウィンドシールドは、二人にとってダサさを超越した存在になったのかもしれない。
実際、ウィンドシールド装備後に二人していつまでもツーリングする姿は、その真理を雄弁に物語ってるようでしたね。
疎外感に悩む椎ちゃん
文化祭で二人に助けられて以降、何かと一緒に過ごす機会が増えた第三の少女・椎ちゃん。
お店に招くだけでなく、お昼も一緒に同伴するようになり、積極的に二人と仲良くしようとするも……どうしても小熊と礼子の話題に入りきれなかったりするんですよね。
小熊と礼子の間ではカブの話題が中心なもんだから、カブ乗りじゃない椎ちゃんにはどうしてもついていけない部分がある。
一応、二人は椎ちゃんのお店にちょくちょくと立ち寄ってはくれるものの……それも冬の寒さがあってこそ。
椎ちゃんは二人が店に来ることをとても楽しみにしている……だからこそ二人が来る一番の理由である「寒さ」についついすがってしまうんですね。
父親のアブラッシブ・ウールでは、二人とのつながりがより強調された……けれどもカブに関することとなると、ついつい疎外感に囚われてしまう。
今回は二人乗りする機会があり、礼子のカブに同伴させてもらったものの……このスピード感は今の椎ちゃんにはちょっと厳しそうだった。
いずれ椎ちゃんもカブに乗る日が来るんだろうか……とても気になるところですね。
次回もとても楽しみです。
以上、アニメ「スーパーカブ」第9話「氷の中」を視聴した感想でした!
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