アニメ「彼方のアストラ」観てますか?
今回は、数々のドジを繰り広げてきたユンファ・ルーのメイン回。
CV:早見沙織のガチで美しい歌声が最高に盛り上がりますよ。
原作を超えるユンファ・ルー、天使の歌声
今回の最大の見せ場はなんといっても、陰キャ・ユンファの美しい歌声によるスペシャルエンディングでしょう。
ユンファといえば、これまでも無重力空間でくるくる回ったり、溺れそうになったり、なにかと凹む出来事が多かったですからね。
今回さらに追撃する形でウルガーから「デカ女」「役立たず」といったありがたいお言葉も頂戴してましたし。
いっそ透明になりたいユンファ、もはやアイデンティティ崩壊寸前だったのかもしれません。
ユンファの抑圧された過去の描写も加わり、まさに溜めて、溜めて、溜めて、溜めて、からの最後の歌によるユンファの自己表現の大発露。
毒に侵され瀕死の仲間達のため、徐々に徐々に声を大きくしながら歌うシーンは、CV:早見沙織の歌唱力のおかげで原作を超えた感がありましたね。
いつものオープニング、エンディングもカットし、ユンファの歌声にフォーカスを当てた今回の構成、とてもいい演出だと思いました。
瀕死で朦朧とした意識の中で聞くユンファ・ルーの歌声は、天使の歌声と言っても過言ではないでしょう。
そんな歌を聞かされたあとで「なんだかんだ」で雑にまとめる展開、個人的には嫌いじゃないです。
受難・THE・グレート。キトリー苦労人無双
今回いちばん苦労してるな~と感じたのは、金髪ギャル・キトリー。
シャワー中にザックに入ってこられ、裸をバッチリ見られるものの、残念ながらマイペース・ザックのリアクションは薄く、キトリーの期待に添えるものではなかった。
まだまだ凹凸が足りないということか…。
その割にはキトリーも『今はだめ』とか意味深なこと言ってワタワタしてまんざらでもなさそうだったけど…やっぱり凹凸か?
フニには「臭い」と言われるし、変態いきものがかり・シャルス待望の肉食動物説には涙目になる。
気がつくと謎チョコボに髪を食われ友達勧誘、変態シャルスはゾクゾク…たしかにもうヤダ。
だけど夢じゃないから醒めない。
『キトリー屁こいたろ』というカナタの暴言に対しては、人生初のドロップキック。
みんなが毒に倒れたときはカナタから「船医」を無茶振りされたりと、今回のキトリーはとにかく受難に次ぐ受難を一身に引き受け、苦労人で無双してました。
その分ツッコミのキレも冴えてて面白かったです。
キノコの惑星
今回到着した2つ目の惑星シャムーアは、動物ではなく植物優位の惑星なんですね。
シャムーアの生態系の頂点に立つ植物…それはキノコ。
「毒の胞子」と「毒消しの花」の2つをたくみに操ることで動物だけを殺すという、とんでもないギミックを持ってるんですね。
みんなを助けるため、「毒消しの花」を手に入れるべく、あえてヘルメットを解除して毒を吸い込むカナタ。
そして毒に倒れたみんなのために歌うユンファの美しい声。
このふたつがミックスすることで、今回最大の見せ場はかなり盛り上がるものがありました。
カナタも少しずつ成長してきた
アストラ号のキャプテンとして、カナタはいろいろと背負うところも大きいものがあるんですけど、回を重ねるごとに少しずつ成長しているのがよくわかります。
いつも元気で明るいアリエスを見習って、意図的に明るく元気に振る舞ってみせるようになってきたこと。
不安な気持ちを抱えつつも、真犯人探を一旦クローズするという判断をくだしたこと。
仲間を助けるためなら、一か八かのバクチもいとわない豪胆さと、それを裏付ける頭の回転の早さ。
「なんだかんだ」でみんなを助けてたし、シャルスが言うようにやっぱりカナタの行動力と決断力は群を抜いているものがあります。
もちろん、アストラ号のみんなの協力があってこそ、なんですけどね。
カナタの成長はこれからもまだまだ続くことでしょう。
まとめ
アニメ「彼方のアストラ」第4話「STAR OF HOPE」を視聴した感想について書きました。
今回はこれまで全く活躍する見せ場がなかった、暗くて大きな女の子・ユンファの美しい歌声のためにあるといっても過言ではないお話となっていました。
すべてはこの歌声のため。
とはいえ、今回も多彩なコミカル描写は健在で、どちらかというといつもよりお笑い多めだったようにも思います。(とくにキトリー)
コミカルにはじまり、シリアスに締める…そんな絶妙なさじ加減。
次週も期待せずにはいられません。
以上、アニメ「彼方のアストラ」第4話の感想でした!
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