アニメ「ゴブリンスレイヤー」観てますか?
全12話予定のゴブリンスレイヤーもいよいよ大詰めを迎えようとしているわけですが、前回の第10話は嵐の前の静けさのような、とても穏やかなお話となっていましたね。
牧場を偵察に来たと思われるゴブリンの大量の足跡が見つかる、という非常な不吉な余韻を残した幕引きに「いよいよか~」と期待に胸を膨らませていたところ、今回はなんと特別編!
これは全く予想してなかった。
というわけで、今回はアニメ「ゴブリンスレイヤー」特別編「冒険記録用紙(アドベンチャーシート)」を視聴した感想について書きますね~。
「牛飼娘」視点での回想録
今回の特別編は「冒険記録用紙(アドベンチャーシート)」というタイトルからも察せられるように、ゴブリンスレイヤーのこれまでの活動記録を牛飼娘の視点で振り返るいわば「リプレイ」のような構成となっています。
特別編ならではのオリジナルシーンなどは一切なく、第10話までのシーンを組み合わせた構成となっているため、特別編は視聴しなくても全く影響はありません。
ちなみに本編の第11話と第12話の放送スケジュールの予定は次のようになっています。
- 第11話:2018年12月22日
- 第12話:2018年12月29日
最終話だけ「Blu-ray&DVDで観てね!」なんていう落ちはないのでご安心を。
特別編を観て思ったこと
牛飼娘視点による回想は、幼き日に街に行く話から始まったゴブリンスレイヤーとのケンカのシーンから始まります。
彼女にとってのゴブリンスレイヤーの記憶でもっともインパクトが強いのは、やっぱりこのケンカなんでしょうね。
そこでふと思ったのが、ここでゴブリンスレイヤーが「牛飼娘と一緒に行く」という選択をどうなっていたのか?ということです。
もしも牛飼娘と一緒に行っていたら?
子供の頃のゴブリンスレイヤーは冒険者に憧れるごく普通の少年でした。
両親はすでに亡くなっており、姉と二人で暮らしているのですが、冒険者に憧れてはいるものの、姉を一人にはできない、ということで、冒険者になる夢は捨てきれずにはいたものの、半ば諦めていたのかもしれません。
まだ小さいといっても「男」ですから「姉を守る」という意識が高かったんでしょうね。
牛飼娘のお誘いを聞き、ご機嫌が斜めになってしまった理由はそこにあったわけですね。
でも「もしも」牛飼娘と一緒にお手伝いに出かけていたらどうなっていたのか?
おそらく冒険者にはならず、そのまま牛飼娘の伯父さんに引き取られ、順当に行けばそのまま結婚、伯父さんの牧場を継ぐことになっていたと思われます。
つまり「ゴブリンスレイヤー」ではなく「牛飼男」を経て「牧場主」になっていたんじゃないでしょうか。
もしも冒険者に憧れてなかったら?
もしもゴブリンスレイヤーが「冒険者」に憧れてなかったら、どうだったでしょうか。
たとえ冒険者にあこがれていなくても、姉を一人にする、という選択肢はなかったでしょうから、牛飼娘のお誘いは当然断ることになっただろうと思われます。
ただ口喧嘩にはならなかったかも。
そのまま村に残ったゴブリンスレイヤーは姉と一緒にゴブリン達に襲撃されて亡くなってしまったかもしれません。
あるいはゴブリンスレイヤーだけ生き残ったとしても、ゴブリン達を退治すべく冒険者になる、という選択肢は生まれなかった可能性もあります。
そのまま野垂れ死ぬか、牧場主に引き取られるか。
いずれにせよ「ゴブリンスレイヤー」になることはなかったんじゃないでしょうか。
もしも「女神官」や「3人の銀等級冒険者」に出会ってなかったら?
ゴブリンスレイヤーは一人でゴブリン退治をこなす単独(ソロ)の冒険者だったのですが、女神官と出会い、3人の銀等級冒険者(妖精弓手、鉱人道士、蜥蜴僧侶)に出会い、やがてパーティーを組むことになります。
パーティーを組むことによって、ゴブリンスレイヤーにも少しずつ心境の変化が生まれてくるわけですが、もしも彼らと出会うことがなかったらどうなっていたのか?
おそらくは一人で淡々とゴブリン退治に精を出していたことでしょうが、今回の牧場編においてはさすがのゴブリンスレイヤーも単独での撃退は不可能。
ひょっとしたらゴブリンスレイヤーが下す判断に大きな違いが出ていたかもしれませんね。
あるいはまったく同じ判断を下す可能性も当然あるわけですが。
外伝のイヤーワンでは単独プレイヤーとしてのゴブリンスレイヤーが存分に描かれていますので、本編でパーティーを組んだ後のゴブリンスレイヤーと比較してみるとなかなか面白いですよ。
まとめ
アニメ「ゴブリンスレイヤー」特別編「冒険記録用紙(アドベンチャーシート)」を視聴した感想について書きましたが、いかがだったでしょうか?
いよいよ第1クールもクライマックス!と意気込んでいたところぶっこんできたまさかの総集編。
視聴しなくても特段問題はないのですが、やっぱり観ちゃいますよね。
最初は今回の特別編が第11話に相当するのかな?と思い込んでいたものですから、残り1話で牧場編完結できるんか?と観ている間ちょっと不安でドキドキしてしまいました。
でも今回の特別編を挟むことで頭の整理もできただけでなく、2018年の年末ギリギリまでアニメ「ゴブリンスレイヤー」を楽しめるということもあって、個人的には結果オーライです。
原作小説、コミックも立て続けに発売されて忙しかったものですから、ある意味助かってます。
以上、アニメ「ゴブリンスレイヤー」特別編を視聴した感想でした!
- 第1話『ある冒険者たちの結末』
- 第2話『小鬼を殺す者』
- 第3話『思いがけない来客』
- 第4話『強き者ども』
- 第5話『冒険と日常と』
- 第6話『水の街の小鬼殺し』
- 第7話『死へ進め』
- 第8話『囁きと祈りと詠唱』
- 第9話『往きて、還りし』
- 第10話『まどろみの中で』
- 特別編『冒険記録用紙(アドベンチャーシート)』
- 第11話『冒険者の饗宴』
- 第12話『ある冒険者の結末』
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