アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」観てますか?
今回は4人の少女達があつまってキャッキャ・ウフフする一方で……ねいるが戦う本当の理由について語られます。
度肝を抜いてやる!
エッグ世界でのねいるの戦いが初めて描かれていましたね。
コンパスを様々な形態に変形させてのねいるの戦いっぷりは、遠距離も近距離もイケる万能型……いつも複数のエッグを買い求めてるだけあって、かなり戦いなれてる印象を受けました。
逆に保護対象である少女に対しては、アイと出会った当初を思い起こさせるような塩対応っぷり……けれどもアイと友達になってから多少緩和したであろう感じでもありましたね。
決め台詞は「度肝を抜いてやる」
ギブ&テイクをモットーとする、キモくてクサいワンダーキラーを遠距離狙撃で次々と部位破壊を行ったのちに、決め台詞を吐いてコンパス・ソードで串刺しにする。
エッグ少女のイレギュラーの行動を除けば、余裕しゃくしゃくの完勝だったように思います。
ねいる、超強いですね。
大戸家にいらっしゃい
ねいる、リカ、桃恵の3人がアイの家にお邪魔していましたね。
昼間は家で引きこもり、夜になるとそっと外出……そんな生活を続けている娘のもとへ、3人の少女がお友達として家に来る。
母親としてはなんともたまらない状況だったのか……嬉しさが止まらない母と恥ずかしがる娘の姿がなんとも微笑ましかったですね。
ねいるは大企業の社長ということもあり、手土産をしっかり持参し、アイの母に手渡していた。
アイの家に通いなれてるリカは、入るやいなや早々にケーキを催促するなど、図々しさに磨きがかかってるようだった。
また桃恵についてはアイの母は、アイと同様「きれいなお嬢さん」として母子ともに見誤ることなく対応……沢木先生の親族ということもあり、初対面にも関わらずとても好印象の様子だった。
そしてアイの部屋でテーブルを囲んで女子会開始……1話目のアイからは想像もつかなかった光景がそこにあり、少し感慨深いものがありましたね。
沢木と小糸の関係
リカが沢木先生と小糸ちゃんの関係についてあえて踏み込んでいましたね。
アイの部屋での彼女達の様子はとても和気あいあいとしたもので。
さっそく人のケーキをねだるリカに、ねいるは渋い反応を示す一方……アイの貝になった姿を容易に想像して笑いそうになったところを、リカがこちょこちょ攻撃でねいるを追い詰める。
さすがのねいるも我慢しきれず、思いっきり笑わされてた……この二人、思いのほか仲がいい。
桃恵については沢木先生の姪であることを説明……沢木家の家系はきっと美男美女が揃ってるんだろうなぁ…。
そんな他愛もない会話をする中、リカが沢木と小糸の関係について言及……二人付き合っていたんじゃないかと持論を展開し、小糸の自殺もそこに関連しているんじゃないかと推測するんですね。
また今回の話の中で、アイが沢木先生の絵のモデルになっていたことも描かれており、小糸が死んだ理由についての伏線がいっきにはられていたように思います。
沢木先生がアイの部屋の扉を見る姿もなんか意味深だったし……。
小糸ちゃんは生前、沢木先生はいずれプロの絵描きになりたいという夢を持っていると話していたわけですが……個人的にはそれはアイをモデルにお近づきになるための沢木の口実のような気がするんですよね。
おそらく小糸ちゃんは沢木先生に恋愛感情を抱いていたんだろうけど、沢木が本当に想いを寄せているのはアイのほうなんじゃないかと。
いくら不登校とはいえ、毎週アイの家を訪問するのはちょっとやりすぎのような気がするし……。
一方で、沢木が捨て猫を多数飼っている点については好感が持てる……ただ、それが純粋な善意に基づくものとは限らないですからね。
小糸の死の原因についてはいずれあきらかにあってくるんだろうけど……アイにとってはツライ現実を突きつけられることになると思う。
ねいるが戦う本当の理由
ねいると妹の関係性……思っていたのと随分と違っていましたね。
ねいるは大企業の社長ということもあり、家族内の確執も庶民のそれとは大きく違う部分もあるんだろうけど……ねいるの妹の行動はあまりにも常軌を逸したものだった。
姉を刺したあと、妹は飛び降りてすぐに自殺。
ねいるは集中治療室で目覚めた後、その事実をはじめて聞かされたとのこと。
妹がねいるを刺した理由についてはまだわからないけれど……ねいるの背中に残された傷跡はただ「刺した」というにはあまりにも範囲が広すぎた。
おそらく何度も刺して、何度も縦に切り裂いたんじゃないでしょうか。
その傷は眠っているときにも強く痛み、ねいるがその出来事を忘れようとすると疼き出す。
けれども、エッグ世界で戦うようになってからは、その痛みが和らぐという。
ねいるの本音についてはまだまだわからない部分が多いけれど、ねいるが語る戦う理由は妹のためではなく、この傷の痛みから逃れるため……あくまでもねいる自身のためなんですね。
でも個人的にはそれだけとは思えない……ねいるの今後に注目ですね。
今を楽しむという選択肢
今回のリカはあえて口にしにくい部分にズカズカと踏み込んでいましたね。
沢木先生と小糸のこともそうだけど……そもそも、自分の命を危険にさらしてまで、自殺した少女達を助ける必要が本当にあるのか……?
今4人で集まって、こうして楽しい時間を過ごせてる……もうこれでいいんじゃないか?
そんな提案をあえて口に出すリカは、今回悪役っぽく映ってしまう部分もあるけれど……これは彼女なりの優しさからくるものだったんですね。
目の前の友達に傷ついてほしくない……ことアイに至ってはアイの母親を気遣ってのこともある。
だからといって、リカは決してちえみを軽んじてるわけじゃない……口ではちえみに対する悪口が目立つけれど、彼女のちえみに対する思いの強さはアイもよく知っている。
でも結局のところ誰もエッグを買わないという選択をするものはいなかった……リカ自身も含めて。
やっぱり彼女達にとって亡くなった少女達は簡単に切り捨てられるようなものじゃなかったということでしょう。
彼女達には今を楽しむ一方で、エッグ世界での戦いを通じて、しっかりと過去を乗り越えてもらいたいところですね。
以上、アニメ「ワンダーエッグ・プライオリティ」第5話「笛を吹く少女」を視聴した感想でした!
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