映画「天気の子」感想!森七菜に惚れた!全力ジュブナイル展開が痛快

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映画「天気の子」を観てきました。

 

映画「天気の子」は、2019年7月19日(金)公開の新海誠監督の長編アニメーション映画です。

 

前作「君の名は。」の大ヒットを受け、今回の映画「天気の子」は世間の期待感も高かったようで、私が観に行った劇場の初日レイトショーはほぼ満席状態でした。

 

結論から申し上げますと、映画「天気の子」は、何度でも観たくなる作品です。

 

というわけで今回は、映画「天気の子」の感想について書きますね~。

 

 

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「君の名は。」と同じ世界

 

君の名は。

 

じつは映画「天気の子」と、2016年に公開された映画「君の名は。」は、同一の世界なんです。

 

だから「天気の子」には瀧くん(神木隆之介)と三葉(上白石萌音)の2人が出てくるんです。(さらっと)

 

出番は少ないものの、話として少し大事な場面で登場。

 

「君の名は。」を観た人にとっては嬉しいサプライズですね。

 

まるで新しい世代にバトンタッチするかのようなさりげない演出がとても自然で良かったですね。

 

 

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嫌になるほど細かい都会のディティール

 

 

映画「天気の子」は東京が舞台ということで、観ている人間の日常の延長線上にあるような、都会の風景描写が嫌になるほどリアルでした。

 

美術背景の緻密な描写だけでなく、都会特有のささくれだった日本人の冷たさが生み出す独特の息苦しい空気感まで再現。

 

正直なところ、この細かすぎるディティールは、観ていて息が詰まるようなリアルさが渦巻いていました。

 

その妥協のなさを特に象徴していたのが、街並みの看板や劇中で流れる音楽などの商標権や著作権でしょうか。

 

「マクドナルド」「レイク」「DHC」など、実在の商標を使った街並みがバンバン描かれてるし、カラオケでは恋ダンスを振り付けまでつけて真っ向から描ききる。

 

「iPhone」を使って「Yahoo!知恵袋」で相談ごとを投降したり、「Googleマップ」で目的地へ向かうなど、本当に嫌になるほど細けえし、妥協しねぇ。

 

「天気の子」はこのこだわり抜いた妥協なきディティールの細かさがあるからこそ、「天気」という自然現象に大いに心揺さぶられるんですよね。

 

 

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こだわりの雨と晴れ…濃密な心の揺らぎ

 

 

タイトルが「天気の子」とあるように、この映画の天候描写は「アホかっ!」と言いたくなるくらい、恐ろしいまでのこだわりを感じる…というか、執念がにじみ出てます。

 

特に本編のほとんどの時間を支配する「雨」に関して言えば、これまでのすべてのアニメ作品の中でも突出した表現だったと思います。

 

そんなこだわりの「雨」があるからこそ、「晴れ」の描写もまた活きる。

 

人は天気によって心もずいぶんと揺らいだりしますけれど、この作品は2時間という枠内でその心の揺らぎを「ギュッ」と凝縮したような、濃密さに満ち溢れていました。

 

 

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森七菜の演技が惚れるレベル

 

 

映画「天気の子」で登場するヒロイン・天野陽菜のCVをつとめるのは、女優の森七菜さん。

 

いっしゃん
いっしゃん

個人的にはドラマ「3年A組」で初めて知りました。

 

森七菜さんは2000人のオーディションでこの役を勝ち取ったわけなんですけど、実際に観た感想としては、その実力に偽りなし。

 

いっしゃん
いっしゃん

それどころか惚れるレベル。

 

ビジュアルを見ればわかるとおり、ヒロインはとてもかわいらしい女の子なんですけど、森七菜さんの透き通るようなはかない演技のブースト効果により、その魅力120%。

 

同年代の男の子がこのヒロイン見たら100人中120人くらい惚れるレベルだと思う。

 

ヒロインの微妙な境遇や、胸の内が森七菜の声を通じて、見る人の胸にじわ~っと染み渡るような心地でしたね。

 

いっしゃん
いっしゃん

めっちゃくちゃ上手い

 

ぜひ他の作品でも声当てて欲しいです。

 

 

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全力ジュブナイル少年

 

 

映画「天気の子」の主人公・森嶋帆高(CV:醍醐虎汰朗)が、実はなかなか破天荒だったりする。

 

島から家出して上京し、東京をさまよい歩いた挙げ句、道中知り合った見ず知らずの命の恩人・須賀圭介(CV:小栗旬)の元で住み込みで雇われることになる。

 

美人女子大生・夏美とともに都市伝説の取材をして記事を書き…月給は3,000円。

 

ブラックどころじゃない…漆黒のヴィランズ。

 

猫の「雨」をカロリーメイトで手なづけ、拾った銃をぶっ放し、大人や警官にも屈しない。

 

ディティール細かにリアルな現実を描くことにより、日常の中の延長線上にある「非日常感」の実感度が異常に高い……もはや疑似体験レベル。

 

必死にヒロインを探し求め疾走する帆高の全力っぷりには、閉塞感に満ち溢れた都会の日常に風穴を開けるかのような爽快感がありました。

 

そんな帆高に影響を受け、暴走しまくる大人も約2名。

 

夏美は帆高をスクーターに乗せ、警察と豪快なカーチェイスした挙げ句、白バイ隊員キボンヌ。

 

圭介は最初は大人な対応をするも、帆高の必死な姿に触発され、最後は大暴れ。

 

現実の怖さをまだまだ知らない少年・帆高の全力ジュブナイルっぷりと、最終的に下した決断には最高に共感した。

 

 

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まとめ ~もう一度観たい。そう思わせてくれる作品~

 

映画「天気の子」の感想について書きました。

 

新海誠監督の前作「君の名は。」のような本当に面白い作品って、観終わった直後でもすぐに「もう一度観たい」と思わせてくれるんですよね。

 

今回の「天気の子」も観終わった後すぐに「もう一度観たい」と思わせてくれる作品でした。

 

美しくも残酷な世界で生きる、どこかリアルな登場人物達の姿は、たとえ一度観て内容がわかっていても、「またあのシーンが観たい」と思わせてくれる魅力に溢れていました。

 

また、ここぞというシーンで流れる曲は、「ゾゾゾ」と鳥肌が立つようなインパクトがあり、前作に引き続きあらためて音楽の持つ力を実感させてくれましたね。

 

映画「天気の子」は隅々までこだわり抜いた素晴らしい作品。

 

ぜひ劇場まで足を運んで観て欲しいですね。

 

以上、映画「天気の子」の感想でした!

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