「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」感想!歴代最高傑作!

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映画「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」を観てきました。

 

 

待ちに待った待望のMCUスパイダーマン三部作の完結編。

 

公開初日の初回に観に行く気満々だったのですが、残念ながら仕事のため行けず……公開から6日目にしてようやく鑑賞した次第です。

 

結論から申します。

 

最高。

 

ほんと最高。

 

まじ最高。

 

期待してはいたけれど、正直ここまで持っていかれるとは思っていませんでした。

 

歴代最高傑作。

 

というわけで、今回は映画「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」の感想について書きますね~。

 

 

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マルチバース最高!

 

 

今回の映画は「ドクター・ストレンジ」の「マルチバース」という概念がベースになっているからこそ実現できた物語。

 

よって、歴代スパイダーマン作品に登場したかつてのヴィラン達がわんさか出てくる。

 

そして新しいヴィランの登場は一切なし。

 

それだけ聞くと少々物足りなく感じるかもしれません。

 

とんでもない。

 

過去のヴィランが俳優そのままにそのままの役柄で登場するなんて、映画の世界では言うほど多くはありません。

 

ましてや、これまでに上映されてきた映画「スパイダーマン」は本来何の関連性もないものです。

 

それが今回の「ノー・ウェイ・ホーム」では「マルチバース」という新しい概念で見事に結びつくわけですよ。

 

この神展開、過去のスパイダーマン作品をすべて観た人ならわかると思うのですが、もう言葉にはできないくらいの感慨深さがあるんですよね。

 

正直、実際に劇場で観てみるまでは実感できなかった。

 

そして実感した。

 

自分でもびっくりするくらいに。

 

この感慨深さは過去の作品すべて観た人にしか絶対にわからない。

 

つくづく思った。

 

全部観といてよかったな、と。

 

そして「マルチバース」を通じて今回の作品を実現してくれたことにつくづく感謝したいと思った。

 

 

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大いなる力に伴う大きな責任、そして代償

 

 

今作のピーター・パーカーは前回の「ファー・フロム・ホーム」に登場した「ミステリオ」によって、大きな受難に見舞われる。

 

もしトニー・スタークが健在だったならば、ピーター自身もここまで苦悩することはなかったでしょう。

 

でもスタークはもういない。

 

今回のピーターはスターク社のバックアップをほぼ受けられず、まだ人生経験の少ない年頃の一人の青年として思い悩むことになるんですよね。

 

しかもその災難はピーターだけでなく、親しい人たちにまで影響が及んでしまう。

 

そんな中、ピーターはドクター・ストレンジの魔術に頼ることになる。

 

この選択がそもそもの騒動の始まりだった。

 

ピーターの軽はずみな願いは、ドクター・ストレンジの魔術の失敗へつながり「マルチバース」から招かれざる人物達を呼び寄せてしまうんですね。

 

幸い、ストレンジの判断により被害は最小限に抑えられたものの……メイおばさんによって培われたピーターの優しさが被害を拡大させてしまう。

 

その結果、ピーターは大切な人を喪うことになってしまう。

 

やはりスパイダーマンシリーズは大切な人の死から免れることはできないのか。

 

この出来事は後に登場するサプライズな人達との思わぬ絆へと結びつく。

 

「スパイダーマン」シリーズのおなじみの言葉「大いなる力には大いなる責任が伴う」に今回は「大いなる代償」が付け加えられてしまった。

 

確かに今回のピーターの発想は軽はずみだと言わざるを得ない。

 

ツンデレなストレンジもそんな彼の情にほだされ、ついつい力を貸してしまう。

 

個人的には今回のピーターの受難は自業自得としか言いようがない。

 

けれども、もしも自分が同じ立場だったならば、きっと同じ願いをしただろうし、それはもうしょうがないことだとも思う。

 

こんなもん、なるようにしかならん。

 

そしてピーターは大きな大きな代償を支払った。

 

そんなピーターだからこそ、今後の映画でもぜひとも登場し続けて欲しい。

 

そう願わずにはいられない。

 

 

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三人いる! ピーター・パーカー1、2、3!

 

 

公開前から囁かれていた過去作のスパイダーマンの登場……俳優そのままに本当に登場してきて驚いた。

 

その感慨深さたるや全然ヴィランの比じゃないですよ。

 

「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィルド。

 

初代「スパイダーマン」のトビー・マグワイア。

 

初代のトビー・マグワイアに関しては流石に老いは隠せなかったものの、体型については頑張って維持されていて、むしろ人生の先輩としての静かな貫禄が感じられた。

 

アメイジングのアンドリュー・ガーフィルドも若干老けはしたものの、当時の愛嬌は健在で、むしろただ一人ヒロインを喪った哀愁ただよう様子に共感と好感が止まらなかった。

 

同じピーター・パーカーが三人。

 

出会った当初は少し戦々恐々とした雰囲気はあったものの、同じ境遇、同じ立場、同じ悲しみを背負う三人のピーターは、打ち解けるのも早かった。

 

多少の年の差も関係なし。

 

短い時間ながらも、三人は血のつながった兄弟のように仲睦まじく、戦闘の際にはスチームでの戦いに慣れない初代(ピーター3)と二代(ピーター2)を三代(ピーター1)が導くという逆転現象が起きるなど、シリアスな戦いの中においても、スパイダーマンシリーズ特有のユーモアはたっぷり散りばめられていた。

 

個人的にお気に入りだったのが、二代目のガーフィールドを他の二人がいじる場面。

 

映画「スパイダーマン」シリーズの中で最も印象の薄い「アメイジング・スパイダーマン」のピーター2、まるで当時の映画の裏話を揶揄するかのようないじられかたをされていて思わず爆笑してしまった。

 

残念ながら三人の中では確かに一番影が薄いかもしれない。

 

けれども、今回の彼(ピーター2)は他の二人に負けないくらい、とてもいい意味で存在感を発揮していたんじゃないでしょうか。

 

三人のスパイダーマンが夢のような共演を果たす。

 

過去作をすべて観た人には、このシチュエーション、かなりクルものがあったと思う。

 

私なんて、この三人が揃ってから席を立つまでずっと涙が止まらんかった。

 

正直、今回はお祭り的な娯楽作だと思ってたのに……歴代スパイダーマンの中で間違いなく一番泣かされましたよ。

 

できれば「アメイジング・スパイダーマン」の続編も作っていただきたいところです。

 

 

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次は「ドクター・ストレンジ」

 

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今回、スパイダーマンの他に登場したスーパーヒーローはドクター・ストレンジただ一人。

 

マーベル作品の中でも異色の存在感を放つストレンジは、今作においても健在で、スパイダーマンとのガチ戦闘を披露した際には「ミラー・ディメンション」のイマジネーション爆発世界に見ていてラリるかと思った。

 

ストレンジはどこまでが本気なのかよくわからない。

 

「アベンジャーズ」の世界と対を為すほどに魔術の世界は奥が深い。

 

今回は長い長いエンドロールの最後に、「ドクター・ストレンジ」の次回作の予告があるので、ぜひとも最後まで席を立たずにいて欲しい。

 

さて、もう1回観に行くか!

 

以上、映画「スパイダーマン ノー・ウェイ・ホーム」の感想でした!

 

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